村上春樹とPTSD

村上春樹は
1995年1月に起こった阪神・淡路大震災と
3月に起こった地下鉄サリン事件に
衝撃を受け、

同年8月には
『ねじまき鳥クロニクル 第3部』を
1997年には
地下鉄サリン事件の
被害者へのインタビューをまとめ
ノンフィクション『アンダーグラウンド』
を刊行しています。

村上春樹の作風の背後には
PTSDがあるようです。
病気になるのではなく
トラウマを作品として表現し
【昇華】することで
自身を護ったのです。

それまで内向的な作風で
社会に無関心な青年を描いてきた村上が
社会問題を真正面から題材にしたことで
周囲は驚きました。

村上の創作意欲はさらに
1999年の
『アンダーグラウンド』続編の『約束された場所で』
2000年には神戸の震災をテーマにした連作集
『神の子どもたちはみな踊る』を
彼に描かせました。

社会的な出来事を
題材に取るようになったことについて
村上自身は
コミットメント(かかわり)
ということについて
最近よく考えるんです。
たとえば
小説を書くときでも
コミットメントということが
ぼくにとっては
ものすごく大事になってきた。
以前はデタッチメント(かかわりのなさ)
というのが
ぼくにとっては
大事なことだったんですが」
と語っている。

デタッチメントからコミットメントへ

PTSDに苦しむ人たちもまた
つながりを求めて
さまざまな表現をしています。

村上春樹爆発的流行は
潜在的PTSDの多さを
暗示していると思います。

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