朝日新聞『獅子頭』第九話 DV被害 

雑技の訓練と勉強の
両立は
大変そうです。

雑技の黄先生は
最初に出会ったときは
確か美しい笑顔でしたが

いつの間にかそれは
幻となり
厳しさ一辺倒に大変身です。

注意されて
そのとおりに
直していこうと
努力するのですが
からだがなかなかついていきません。

そのうち
扇子で
パシッとたたかれます。

しかし
痛みと対応して
姿勢はどんどん
よくなっていきます。

鍼灸治療の
痛ギモみたいですね。

雑技も
陰陽の世界です。

6歳の小飛だけは
たたかれる前に
姿勢を直します。

まるで超能力みたいで
ちょっとねたまれてます。

DV被害者から
よく訴えられる話があります。

身体的暴力でないと
そして
その結果としての
大怪我でも見せてもらわなきゃ
DVって言われてもねえと
言う人がいるけど

たたかれっぱなしって人は
そんなにいないですよ。
それは相当重症なDVで
普通は一日中びくびくしてて、
暴力が来るな!って察知したら
なんとかなだめようとしたりするし
いよいよだめなら
逃げますよ」

DVにさらされた精神的暴力による
恐怖感とストレスは相当なものです。

子どもたちも
同様で

雑技学校の小飛君みたいな子も
多いです。

日々鍛えられたんでしょうね。
ぴりっとした魅力にも
映りますから
妬みから
いじめられたりもします。

本人は非暴力ですからね。
ちょっとかわいそうです。

悲しい傷跡とも言えるけど
克服の暁には
きっと
アクロバットのような
ドラマチックな展開を
支えてくれる能力でもある
と思います。

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