朝日新聞『獅子頭』第十一話 獅子頭の二重性

雑技の訓練で疲れた
二順の心身を
食堂のおいしいご飯が
癒してくれます。

しかも
食堂には

父ちゃんがいて 

苦労を見守ってくれていますし
ちょっとえこひいきして

ご飯の底に
獅子頭(肉団子)
忍ばせておいてくれます。

親子であること
そしてこのおまけは

父子の秘密です。
まあ黄先生とかは知っていることですが

このくらい開放された
秘密が
ちょうどいいと思います。

あんまり
閉じられすぎた秘密をもつと
苦しさも倍増しますから。

ほどよい秘密は
こころを癒し
エネルギーとなり
人を大きく成長させます。

年齢的に
ぎりぎりセーフで
入学した雑技学校でしたが、

3年間で
雑技の能力も
格段にアップし

天才的な
鬼猫くんとのペアで

公演を成功させ

厳しい黄先生に
抱きしめ
ほめられるようにまで
なりました。

肉団子のことを
獅子頭というのですね。
そして
第一話に出てきた
獅子頭は
お祭りでみる獅子の被り物でした。

二重の意味をもつ
獅子頭

このお話
ひいては
PTSD克服の過程の
カギになると
予想されます。

物語の重要な
フセンは整いました。

あとは
急成長→急降下→克服
が描かれると
思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です