花咲かじいさん① あらすじ

心安らかで堅実に暮らす
心優しい老夫婦が
一匹の白い仔犬を拾い
わが子同然にかわいがって育てる。

あるとき
犬は畑の土を掘りながら
ここ掘れワンワン」と
鳴き始める。

驚いた老人が
鍬で畑を掘ったところ
金貨(大判・小判)が
掘り出される。
老夫婦は喜んで
近所にも振る舞い物をする。

それをねたんだ隣人夫婦は
無理やり犬を連れ去り
財宝を探させようと虐待する。
しかし
犬が指し示した場所から出てきたのは
期待はずれのガラクタ
(ゲテモノ・妖怪・欠けた瀬戸物)だった。
隣人夫婦は犬を鍬で殴り殺し
飼い主夫婦にも悪態をついた。

わが子同然の犬を失って
悲嘆にくれる夫婦は
犬の死体を引き取り
庭にを作って埋める。
そして雨風から犬の墓を守るため
傍らに木を植えた。

植えられた木は
短い年月で
大木に成長する。
やがてに犬が現れて
その木を伐り倒して臼を作るように
助言する。
夫婦が助言どおりに臼を作り
それで餅を搗くと
財宝があふれ出た。

再び隣人夫婦は
難癖をつけて
臼を借り受けるが
出てくるのは汚物ばかりだった。
激怒した隣人夫婦は
斧で臼を打ち割り
薪にして燃やしてしまう。

夫婦は灰を返してもらって
大事に供養しようとするが
再び犬が夢に出てきて

桜の枯れ木に灰を撒いてほしいと頼む。
その言葉に従ったところ
花が満開になり
たまたま通りがかった大名が
感動し
老人をほめて褒美を与えた。
このときのセリフは
『枯れ木に花を咲かせましょう』である。

やはり隣人夫婦がまねをするが
花が咲くどころか
大名の目に灰が入り
悪辣な隣人は
無礼をとがめられて
罰を受ける。

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