ユング流PTSD事例④ 伝説に隠された象徴の作用

元の詞は
ドイツの著名な詩人
ハインリッヒ・ハイネ
(Christian Johann Heinrich Heine/1797-1856)
によるものです。

ライン川にそびえる
岩山ローレライ
(Loreley)は

ライン川流域の町
ザンクト・ゴアルスハウゼン近くにある
水面から130mほど突き出た岩山で

 
ライン川下りでも有名で
周辺にはフドウ畑や古城が点在し
ローレライの岩の上に登ることも
できる一方

 
この岩のあたりは
川幅が少し狭く
流れも急になるため
昔から遭難する船が
多かった
ようで

伝説が生まれました。
 ―華やかで楽しい現実のすぐ裏にある
 悲しみや孤独を示すものが多いですね。

内容に多少の違いはありますが
ローレライとは
不実な恋人に絶望して
ライン川に身を投げた乙女で

水の精となった彼女の声が漁師を誘惑し
岩山を通りかかった舟を次々と
遭難させていった
という伝説です。

ユングの
ローレライさんもなんらかの
ショックから
PTSD症状を呈し
「なんでかなあ」
ということを
忘れないように
お経のようにつぶやいて
いたのかもしれませんね。

比喩や象徴を使って
隠されながらしっかり記録され
詩やお話やPTSD事例によって
永遠に伝わっていくのが【伝説】というもの
なのでしょう。

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