月別アーカイブ: 2010年5月

沖縄の島ちゃび(離島苦)とPTSD

沖縄には
島ちゃび(離島苦)という言葉がある。
離島ゆえに受けてきた
さまざまな苦しみのことである。
飢餓
ヤマトーの支配と搾取
戦争
基地被害

数え上げればきりがない。
しかし
沖縄の人たちは
被害者意識を嫌い遠ざけようとしてきたし
存在のありようが
私たちと違って
どこか温かく豊かで深い。
渡嘉敷島の子どもたちは
6年生にもなれば
沖縄戦のことを
学ぶらしい。
知識としてだけではなく
祖父母が
どう生き
どう死んでいったのか
なみだも
(心からは)血も流しながら
つらい学習をしている。

みんなで記憶を共有しているから
時間をかけ
かろうじて
受容されているのだろう。
ユタという
臨床心理士より
ポピュラーな存在も
特に女性をバックアップしてるし…)
そこからすると
本島のPTSDは
孤独かもしれない。

線路に入る人が続出するJR阪和線


駅のホームに
人がいっぱい…
嫌な予感的中
東貝塚という駅で
遮断機の下りた線路内に
入った人がいて
25分ほど電車が止まりました。
みんな事情がわかってるから
しずかーでした。
人間はナンにでも慣れていくもの
ですね。
線路に入った人は
助かったのかな。
こころのケア受けてるかな。
家族に怒られてる
だけかな。

kukuiの『箱庭ノート』みたいな子どもたち②

うた&作詞:霜月はるか

誰かが鍵をかけ
そっとしまわれていた
小箱の中に
隠された秘密を僕は知りたいんだ

大きな魔物が飛びだして君を襲うかも?
心配しないで 僕が守るから

ふたりを待ち受けてる未知の世界
この手で抱きしめたい 心が動き出す
無数の扉の一つ一つ開いて
旅に出よう

たくさんの想いと
交わり溶け合ってゆく僕らの白は
今この瞬間も色を変え続ける

ふと立ち止まって君の色失っても
心配しないで 僕が側にいる

ひとりじゃ見えないもの気付けるでしょう?
この手で掬い上げる ふたりだけの真実
無数に散らばる可能性をつないで
旅をしよう

駆け抜けてゆく時の中
触れるもの全てが僕らを
作ってゆく

ふたりを待ち受けてる未知の世界
この手で抱きしめたい 心が動き出す
無数の未来のたった一つ選んで
逢いにゆこう

音譜不思議な詩です音譜
箱庭療法をご存知のような…

でもこのくらい理解できてる人
学会でもあまり
お目にかかりませんよ。
 ―阿頼耶識は刻々と変化してるとか
 自分を見失うことがあっても大丈夫だよとか
 手ですくうのは千手観音のイメージだし…

PTSDのトラウマを観る
装置なんて
 ―鍵かけて忘れてるけど
  思い出したら
  恐ろしいものも
  一緒に観たら大丈夫って
  言ってるわけでしょう?

知ってるのは
さらに少ないでしょうしね。

無意識のなせるわざかな…
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キトラ古墳の朱雀と『翼を下さい』のこころ

コーラスでよく歌われる
普遍的名作
『翼を下さい』

赤い鳥という
1969年に結成1974年解散した
グループの代表作です。
PTSD研究家翠雨の日記

グループ名は
鈴木三重吉の童話集
『赤い鳥』からとったそうですが

童話集の名前は
やはり
四神の1つ
朱雀を意識してのことでしょう。

PTSD研究家翠雨の日記

日本人の無意識の【元型】としての
【朱雀】は
時を越えて
普遍的に
私たちのこころに
棲み続けています。

飛びたがってたら
自由に空を舞わせて
あげてくださいね。

閉じ込められるのを
極度に嫌がる性質がありますからね。
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朝日新聞『獅子頭』第七十五話・七十六話 自力を尽くすと他力が沸いてくる 

日本語を覚えるのは
大変です。

必死でがんばりますが
頭がパニックを起こしそうです。

でも釈迦リキになって
がんばってますと

飽和状態になり

部屋を飛び出し
無我夢中で走り出します。

脳裏を
置いてきた家族
とくに赤ん坊の娘の姿が
よぎります。

公園にたどり着きました。

無性にバック転をしたくなり
ました。

夢中で
いろんなワザをやってみます。

驚いたのは
公園にいる日本人

なんせ本場中国の
雑技のプロの演技ですから…

ぎりぎりまで自力を尽くしたら
他力が生まれて
くるのですね。

他力といっても
自分の無意識のなかにある
記憶のなかから
出てきます。

身体を動かすようなことが
多いのではないでしょうか。

そしてそれに癒され
リセットされ
エネルギーが沸いてきます。

【個性化の過程】の中だるみ
ちょっと克服です。
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日本人の集合的無意識に存在する『座頭市』のこころ

PTSD研究家翠雨の日記

兇状持ちで
 ―凶悪犯・前科者・逃亡犯

盲目の

侠客である
 ―本来は
 強きを挫き、弱きを助ける
 任侠を建前とした渡世人の総称
 離農者など、封建体制における無法者

バイオレンス色の濃い
娯楽時代劇ですが
勧善懲悪という単調な枠では括れない
「人情」や「人間の業」
を描いた脚本が
多くの人々を魅了します。

原稿用紙にして十数枚しかなかった
原作が、無批判に引用されて           ←禅風パクリ
広く信じられるようになったもの
らしいですから

ユングの言う
日本人の【普遍的無意識】
(集合的無意識)

西田幾多郎のいう
【歴史的身体】
作り出したところが      ←常識はみんなで創ってる!
あります。

諸国を旅しながら
驚異的な抜刀術で悪人と対峙する
座頭市のような存在を
心の中に
必要としているのでしょう。

盲目で
善悪を超えた
真実といえば

【一太極二陰陽】の陰陽五行説による
リセットの法則です。

日本人のこころの奥底に
脈々と流れています。

DV被害者なんかは
閉じられた世界から      ←封建的世界
飛び出さずにはおれなくなった ←ポニョ
人たちですから

座頭市の哲学を
生きているかもしれませんね。 
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中国園児殺傷死刑囚への早すぎる処刑

先月29日
東部江蘇(Jiangsu)省泰興(Taixing)市内の
幼稚園にナイフを持って侵入し
園児29人と教師2人、警備員1人を刺した
(うち4人は重傷)
徐玉元(Xu Yuyuan)死刑囚(47)の
刑が執行されました。
スピーディなのに目をみはりますが目
ギャンブルや仕事上の取引で資金を失い
9年間の失業で
私生活でも挫折に苦しんだことから
社会に対する怒りを爆発させて
犯行に及んだと動機を語っています。
ギャンブルに至るまでの
トラウマや
その後の複雑化を含めた
PTSD研究がなされないのは
相当危険だと思います。

『お岩さん』とDV&PTSD家族

PTSD研究家翠雨の日記

四谷在住の
田宮又左衛門の娘岩は

婿養子の伊右衛門に
いびり出され
失踪する。

岩の失踪後
田宮家には不幸が続き断絶

その跡地では
怪異が発生したことから
於岩稲荷がたてられた。

お岩さんの話というと
お岩さんの姿形のみが
取りざたされてしまいます。

でも本当は

①DVが昔からよくあり

②結構陰湿で
外からはわからなくても
女性に非があることばかりではないこと

しかし

③そんな体裁で
とりつくろった家は
いずれ因果応報で
断絶すること

やはり

④問題の本質
(お岩さんの遭遇した悲しさ)を
直視することで

問題が解消することを
忘れないように
(無形文化財として)

伝えているのだと
思います。
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kukuiの『箱庭ノート』みたいな子どもたち②

うた&作詞:霜月はるか
誰かが鍵をかけ
そっとしまわれていた
小箱の中に
隠された秘密を僕は知りたいんだ
大きな魔物が飛びだして君を襲うかも?
心配しないで 僕が守るから
ふたりを待ち受けてる未知の世界
この手で抱きしめたい 心が動き出す
無数の扉の一つ一つ開いて
旅に出よう
たくさんの想いと
交わり溶け合ってゆく僕らの白は
今この瞬間も色を変え続ける

ふと立ち止まって君の色失っても
心配しないで 僕が側にいる
ひとりじゃ見えないもの気付けるでしょう?
この手で掬い上げる ふたりだけの真実
無数に散らばる可能性をつないで
旅をしよう
駆け抜けてゆく時の中
触れるもの全てが僕らを
作ってゆく
ふたりを待ち受けてる未知の世界
この手で抱きしめたい 心が動き出す
無数の未来のたった一つ選んで
逢いにゆこう
音譜不思議な詩です音譜
箱庭療法をご存知のような…
でもこのくらい理解できてる人
学会でもあまり
お目にかかりませんよ。
 ―阿頼耶識は刻々と変化してるとか
 自分を見失うことがあっても大丈夫だよとか
 手ですくうのは千手観音のイメージだし…
PTSDのトラウマを観る
装置なんて
 ―鍵かけて忘れてるけど
  思い出したら
  恐ろしいものも
  一緒に観たら大丈夫って
  言ってるわけでしょう?
知ってるのは
さらに少ないでしょうしね。
無意識のなせるわざかな…