朝日新聞『聖痕18』 悪気なく否認されていく聖痕としてのPTSDの成長

被害にあった男児の家族は
環境を一新させます。
男児は感覚過敏になっていて
狭いアパートには
「ラッカーやワニスの臭いがしていた
部屋は
たちまち以前のぼくの家の
匂いに満たされた」
 ―化学物質過敏症になったり
 こじらせたりする人は
 PTSDの人が多いですね。
 過敏自体はよいことですが
 ますます孤立して
 二次被害もよく起こります。
由緒ある
カソリック系の幼稚園に入りますが
まるで園児のひとりひとりが
何らかの病に侵されているように

みんな控えめで
兎のように温和な子ばかりだった」ので
 ―適応力のある親の子は
 適応しないと
 発達障害扱いされて
 コンサータ飲まされることを
 無意識に学習します。
 これが1つの病ですが。
「周囲にレーダーの空気を張って
警戒心の逆毛を立てていたけど
 ―兎のこころを
 周囲に投影しています。
安心します。
 ―異質と感じているけど
 実は同質の存在
母親だけは
できたら幼稚園では
トイレに行かないようにとか

忠告します。
 ―子どものために言っているのですが
 大事なことを不問にしてますよね。
 問題の【否認】です。
誰が悪いわけでもなく
ゆっくりゆっくり
問題が成長してゆくのですね。

朝日新聞『聖痕18』 悪気なく否認されていく聖痕としてのPTSDの成長」への4件のフィードバック

  1. あ*

    SECRET: 0
    PASS:
    質問です。
    「問題が成長してゆくのですね」——「機が熟す」のではないのですか?

    返信
  2. 翠雨

    SECRET: 0
    PASS:
    >あ*さん
    「機が熟しつつある」でもよいと思いますが、初期の段階であり、発症(熟す)するかどうかは、今後の展開によるところが大きいので、このくらいの言葉にしてみました。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です