夏目漱石『こころ』自殺した先生はPTSD

朝日新聞で連載中なので
識者がいろいろ評論していますが
最後を飾るのは
筑波大学教授の
精神科医
高橋正雄さん
「親友Kの自殺から
何年もたって
先生が自殺するのは
不自然だと言われます。
これを
先生が
PTSD
(心的外傷後ストレス障害)だと考えると
理解しやすい。
自分が裏切った親友の自殺を
目撃したことが
心的外傷になり
その後の人格が変化して
孤立し
自殺するのは
予後の悪いPTSDだと
説明できます。
先生の性格変化の多くは
PTSDの診断基準に合致します」
自殺だけではなく
 ―攻撃性が自分に向かう。
犯罪者の場合も
 ―攻撃性が他者に投影される。
幸せな子ども時代を送った人は
いないと法相が証言してましたね。
天災(トラウマ)が
忘れたころにやってくるというのは
精神分析の常識です。
誰でもPTSDを発症する可能性があるから
 ―うつ病やアスペルガーのように見える。
こころのケア
(PTSD予防)が大事なのです。

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