後藤健二さんは
ある日
背後からの視線を感じたそうです。
視線の主は
棚の上の木彫りの人形でした。
ルワンダ大虐殺の
サバイバーの女性たちが
手作りした木彫りの人形の
お店での出来事です。
「誰が彫ったのかはわからない。
だが
地獄を生き延びた一人の女性が
どんな気持ちで彫ったかは
分かる気がする」
私の箱庭のミニチュアにも
アフリカの人形がいくつかあって
わりと人気があります。
もちろん
クライエントは
詳細を知らないと思いますが
(イメージが邪魔するといけないので
私のことは何も知らない)
後藤さんと同じような感性が
そのミニチュアを選ぶのだと思いました。
深い意味でのラポールが
集合的無意識との間で起こるのでしょう。
(普遍的なトラウマの世界に開かれる)
ネット上でみつけた画像ですが
これと全く同じものを持っています。
(シリーズで5個くらいある)
今日まで
ナイジェリアのものとは知りませんでした。
(ナイジェリアは危険だから
行ったことがない)
イスラム国の住人のこころは
石になっていて
(トラウマによって)
こんな話が通じないのでしょう。
憐れむべき話です。
後藤健二さん『ルワンダの祈り』PTSD予防中創作の木彫りのミニチュアの魔力
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