黒人虐待PTSDの負の歴史を正面から捉えた映画『それでも夜は明ける』

 

 

1841年に

ワシントンD.C.で誘拐され

奴隷として売られた

自由黒人

ソロモン・ノーサップによる

奴隷体験記

『Twelve Years a Slave』をもとにしたものですが

虐待加害者としてのアメリカの

負の歴史が

真正面から扱われています。

 

トラウマに関する話は

人間の防衛本能によって

否認させられがちですが

 

酷すぎるからこそ

(閲覧注意レヴェルの衝撃があります)

知られなくてはならないことがあると

理解できます。

 

家族と

順風満帆な生活を送っていたのに

騙されて

誘拐され

薬漬けにされ

昏睡したまま奴隷商人に売られるなんてことは

似た話が

平成の日本でも多発してますよ。

 

虐待する側も

陰湿で残忍な性格に成り果て

気分次第で黒人を鞭打つようなことをするようになれば

いろんな依存症に陥るなどして

こころを病んでゆき

根強い黒人差別により

裁判で罰せられることはなくて済んだとしても

(訴訟にすらできなかったりもした)

その子孫は

そんな負の歴史を隠蔽しながら生きているようです。

 

日本の奴隷商人たちは

その覚悟があるのでしょうか。

もっと歴史を学んだ方がいいです。

 

ひたすら耐え忍ぶことしかできない

絶望的な生活でも

自分の人生を諦めず

脱出を図ろうとする主人公のような

気概を思い出す必要があるので

こんな作品がつくられたのでしょうね。

 

わいせつ目的のサークル活動をして告訴された東大生なんかは

奴隷商人たちのように

事実が白日のもとに晒されるという

想像力が欠如していたのでしょう。

 

特権を得たような勘違いで

足元をすくわれた悲哀を感じます。

 

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次はどなたの番でしょうね。

 

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