初日の出を眺める
たくさんの人達です。
寒くても眠くても
拝みたいと思うわけですから
世界中にある宗教の基本である
太陽信仰ですね。
ろうそくの灯りや
薪ストーブの暖かさも
ありがたく
心身を深く癒やし元気づけますが
太陽のそれは
別格なのです。
山から昇る太陽の構図は
『古事記』の
アマテラス(天照大神)という
太陽のように明るい神さまを
みんなで(みなさんも神々です)
迎える儀式にふさわしい構図です。
太陽=アマテラスはわかるとして
山は何?
昔の日本人は
山を眺める時
蛇がとぐろを巻いている姿を連想したのです。
スサノヲが退治したという
ヤマタノオロチです。
艱難辛苦のなかでも
あきらめずに努力し
創意工夫できれば
大きな癒やしが向こうから起こってくるという
神話(における自己治癒力の存在)の確認なのでしょう。
(神話は絵空事ではありません)
陰陽五行説がベースになった
古事記の哲学です。
かつては
芸術も医学も天文学も
すべての基本でしたので
無意識の解読には必須アイテムなのです。
自然神は
アイドルと違って解散しない普遍的存在です。
アイドルは大変とも言えますね。