『メアリと魔女の花』も華厳経PTSD克服原理のジブリ色満載で再出発?

2014年に

スタジオジブリの制作部門が解体

退社した2人の監督が立ち上げる

スタジオポノックの

第一作目になります。

魔女の花とは

7年に一度しか咲かない

禁断の花“夜間飛行”

 

『夜間飛行』は

宮﨑駿の好きなサン=テグジュペリの作品で

パリからアフリカへの

心もとないプロペラ機でのフライトのお話

(ジブリの意味はサハラの熱風)

 

滅多に咲かない花は

仏教によく出てくる

『優曇華』のイメージが

溶け合ったものでしょう。

 

 

魔女の花を見つけた

メアリが

一夜限りの不思議な力を手に入れ

魔女の国へと飛び立つところから

物語が始まるのですが

 

ヒロインは

『思い出のマーニー』で

第三のヒロイン

彩香を好演していた女の子で

本名が「花」ちゃんと

どこまでも

花づくしです。

 

ジブリ作品は

華厳経満載なのですが

華厳の意味は

花を飾ることで

(例え話であって

生花をすることではありませんが)

 

『コクリコ坂から』なんかも

花づくしで

ヒロインのおばあさんの名前が「花」さんでした。

 

『思い出のマーニー』の

彩花は

トンボメガネをかけてましたが

「見性」の強調であるように思います。

 

 

メアリはすごく真っ直ぐで

前向きな女の子なのだそうですが

 

これは

『崖の上のポニョ』の宗介の

女の子版でしょう。

 

「よい子」というのは

実は問題があるということで

真っ直ぐな子を主人公にしたのですが

そんなのでお話が成り立つかどうか

「賭け」だったそうです。

 

崖は何も高い山とは限らず

水辺なんかも昔は「かけ」と呼んだそうで

本来は「危険な場所」「賭け」という意味です。

 

 

ポニョ以降の哲学をそのままに

再出発するみたいですね。

 

 

 

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