『昭和元禄落語心中』と戦争PTSD

人気漫画が

テレビアニメ化され

さらに

テレビドラマ化されました。

 

芸がどんなふうに磨かれるのか表現された

トラウマからの自己実現

興味深い作品です。

 

 

全く性格の違う与太郎と

陰と陽

切磋琢磨の修行を経て

個性化してゆく主人公ですが

 

第二話で

主人公のトラウマが表現され

踊りの修行をしていたが

怪我をして続けられなくなり

落語家の家に預けられた。

女性中心で出世の見込みがない踊りの世界ではあったが

挫折させられたトラウマと

養子に出されたトラウマで

性格が陰気になった。

「漱石甘い物PTSD」の画像検索結果「漱石甘い物PTSD」の画像検索結果

漱石は

里子に出され

甘い物依存症(PTSD)で落命の前に

統合失調症のようになった。

「漱石の妻」の画像検索結果

 

 

第三話では

アニメ版にはない

登場人物たちのトラウマが表現されていました。

「満州 ロシア軍」の画像検索結果

 

主人公は足が悪く

満州に慰問に行けなくて悔しそうでしたが

 

「塞翁が馬」の画像検索結果

 

満州から帰ってきた人たちは

戦争PTSD

表面上は明るいものの

満州での話をしません。

「帰還兵」の画像検索結果

軍人さんもあまり語りません。

そして

そのうち2人は事故で死亡

残された子どもは主人公を恨み

負の連鎖したりしながら

「思い出のマーニ...」の画像検索結果「思い出のマーニ...」の画像検索結果

マーニーもそんな話

芸が伝承されてゆきます。

 

「一太極二陰陽」の画像検索結果

二元論を超えて変容し続ける世界

 

『昭和元禄落語心中』と戦争PTSD」への2件のフィードバック

  1. ドラゴン🐲

    満州引き上げPTSDと言っても、各個人のトラウマのひっ絡み合い方は各それぞれ別モノみたいですね

    ドラゴン🐲の祖母もその内の一人
    確かに多くを語る事をしなかった
    彼女の場合は人種的な問題も絡んでいたので
    更に複雑過ぎて言葉に出来なかったのかもしれないって想像してます

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      そうですね。
      作中の登場人物たちは、もともと芸事を志向するタイプの人達ですから、複雑化したものと推測されます。
      こういうケースを見るたび、そのまま語るより「昇華」というスタイルをとるのが無難だと感じます。

      返信

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