水墨画は
黒と白と
その濃淡の世界です。
―東洋的ですね。
陰陽五行の世界です。
白黒だけなのに
そこに
明るさや自由奔放さ
個性が
生まれるのが
東洋的な奇跡です。
―奇をてらうのではなく
質実さのなかに
奇が生まれるのです。
誤解の多いところです。
長沢芦雪は
江戸中期の画家
有名なのは
ふすま4枚分のこの絵ですが
二人の子どもと父親を亡くした
傷心は
彼に満月を描かせたようです
納得ゆくまで
描き続ける作業が必要でした。
まるい月は
マンダラですね。
―丸を描いてもダメですよ。
自分の内側から
にじみ出るマンダラです。
そこに透明度と
無限の光を求めたようです。
描くことで
トラウマを
薄く薄くさせながら
―描けば薄くなるのです。
PTSDの表面的な症状は
すぐ消えるものです。
思いがけない
癒しに出会い
感動したのではないかと
想像します。
8時から
NHKのハイヴィジョンで
やってるみたいです。
傷心の長沢芦雪を癒した満月の陰陽五行
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