朝日新聞『獅子頭』第六十九話 書きなぐりの癒し効果 コメントを残す 待遇の悪い日本で苦しむ主人公二順は 祖国に手紙を書こうとしますが 苦しさや混乱のあまりうまく書けません。 でも書くってことには思いのほか癒しの効果がありました。 何も考えず思いをペン先にゆだねているうちに恍惚状態に陥ります。 ふと我に返ると落書きだらけでした。 無知の涙の永山則夫もよく書きなぐってます。 自分のこころを見つめるノートには無意識の落書きも大事な役割を果たします。 芸術療法の原点がここにあります。