苦難より 天啓ひらき 魂立つ@ルソーのPTSD神隠し

本日は

ルソーのお誕生日です。

 

ジャン・ジャック・ルソー(1712-1778)と言えば

偉大な哲学者・思想家ですが

なかなか苦難の人生だったようです。

もはや法則のようなものらしい。

若いころから

露出癖や重度の被害妄想

奇行があり

自分も保護と放浪を繰り返したのに

— そうすると虐待など受ける。

 

5人の子供を孤児院に送るなど

— 告白』などに具体的に記されている。

生涯

精神的に経済的に安定していたことは一度もありませんでした。

 

そもそもが

生後9日にして母を喪ったことが大きく

裕福な一門の出で

賢さと美しさを具えていて

ルソーは

母からこうした美点を受けついで誕生というのは

光源氏みたいだと思えば

— 母親の影を追い続け人間そのものを見ていない。

やはり

恋愛観が特殊になった。

病弱で

敏感な子どもに育ち

統合失調症のようなものを発症する素地ができます。

さらには

10歳のころに

一家離散で

父が告訴され逃亡

— 元軍人貴族との喧嘩がもとで剣を抜いた。

兄は奉公に出されたまま行方知れずに

いわゆる神隠し

孤児同然となり

虐待され

不自由な寄宿生活のなかで

牧師の妹で未婚の40代女性から

身に覚えのない罪で度々折檻された。

奉公に出されても

日常的に虐待を受けるうちに

不良少年となり

虚言を語り

仕事をさぼって

悪事や盗みを働く

無気力になってしまいますが

読書だけは続けていたので

唯一の逃避場所なので

本を捨てられても

借りては仕事をさぼり読みふけった。

— もはや薬

読書力に救われることになります。

自己実現の秘訣は苦難の最中に磨かれる。

重要な影響を与えた人物が2人いて

最初の人物は司祭で

嘘をついて人に罪を着せたりするので

信用がなく

仕事も続かないルソーに対し

何度失敗しても励ましました。

— PTSDの試し行動のようなもの

—— ルソーは恩恵と『エミール』で回想

 

門限に遅れ

罰への恐怖から解離性遁走したあとは

本人も神隠し

放浪生活と保護生活を繰り返します。

入退院ではなく

2人目は

15歳の時に出逢った29歳の女性で

実母との関係が転移

最初は救世主のように

ほぼ宗教体験のように回想

2度目は母親のように思い

夫人はルソーの無事を喜び

母のようにルソーにキスをして撫で

「坊や」と呼び

ルソーは夫人を「ママン」と呼んだ。

ルソーは初めて幸福感を味わう。

母親から離れることができない子どものように

不登校で

公的な学校を卒業したことが一度もない。

~ 夫人はしかたなく姿を消す。

このとき

父と再会し

二人は涙を流して再会を喜んだのに

父親と暮らす意思はないことを伝えたのは

アジャセ的錯綜?

三度目に恋愛関係になったあと

ルソーは美男子だったので

女性たちの関心の的となり

夫人がルソーを護るうちに

恋愛関係に

しかし幸福ではなく「あたかも近親相姦を犯したような気持ちであった」と回想

虐待経験や

権力への意思

思考より感情を重視

放浪生活も悪いことばかりでなく

ひとびとの暮らしを内側から知ることにもつながり

「自然が美しい豊かな恵みを与えているのに

それを重税が破壊してしまう」様を目の当たりにし

宗教改革の素地ができた。

死の恐怖経験で

事故がおこり

一時生死をさまよう。

回復せず

身体の変調から死を感じるほど患い

残り僅かの人生だと覚悟してから

元々の読書力を駆使して猛勉強

 

ちょうど

共時性

夫人が18歳の男性と同居するようになったので

自立することが叶い

23歳の女中と恋に落ち

教養がなく

文字の読み書きも満足にできない

素朴さに惹かれた

「決して捨てないし結婚もしない」という条件で

生涯添い遂げます。

すべてのわが子を孤児院に入れたことは

『エミール』を書くときに強い後悔の念をもたらすことになる。

転機となった出来事は

最初の夫人に出逢ったときのように

天啓的です。

生活に困窮しているときに

懸賞論文の募集を知った。

— 「学問及び芸術の進歩は道徳を向上させたか、あるいは腐敗させたか」

突然の閃きが生じて

三十分にわたり精神が高揚して動けなくなってしまった。

「これを読んだ瞬間、わたくしは他の世界を見た。わたくしは他の人間になってしまった。」

不遇な状態は一変

以後次々と意欲的な著作・音楽作品を創作するようになったわけですが

『エミール』が出版される運びとなっても

パリ高等法院から焚書とされ

逮捕状が出る始末

亡命しようと選んだ土地でも迫害がはじまり

居場所はどこにもなくなりつつありました。

人々が好意的で助けてくれたのが救い

精神状態は悪化の一途を辿り

迫害の恐怖に恐れおののき

正気を保てなくなってゆきました。

 

 

 

作詞者は不詳で

ほかにも讃美歌・唱歌・軍歌まであるらしい。

ルソーのオペラ「村の占い師」は

ルソーだから残っているとも

両片思いの男女から

「冷たくなった」

「避けられているようで不安」

個別に相談された占い師が

まさかふたりとも来るとは思わず

「あなたも冷たくしなさい」

「本心を正直に告げなさい」とアドバイスし

 

大団円💕というシンプルなお話です。

 

死を覚悟して猛勉強し始めたころの作品でしょうか。

苦難より 天啓ひらき 魂立つ@ルソーのPTSD神隠し」への9件のフィードバック

  1. ドラゴン

    「死を覚悟して猛勉強」
    これが出来る事って、多分、幼少期の無数のトラウマ感情がスッカリ癒された状態だったのだと想像しています。
    苦境にあっても読書好き: 独り孤独に言語化に励む事に没頭していたのかもしれないですね。
    そして、彼が作ったという「結んで開いて…♬」は、よく考えると、トラウマディールの基本形なのかもしれないですね。面白い🤣

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    1. 翠雨 投稿作成者

      死を覚悟してザブンで救われたトーマス先生みたいですね。
      行動にしても心境にしても表向きは全く違うのですが。

      時間がもったいないというか、より善く生きたいと思ったみたいです。
      ある意味で、過去やトラウマはどうでもよくなった(消えた)わけですね。

      確かに病気がそのままであっても(疑問が解けなくても)治る時は、こんな感じです。

      そして、語学力って案外、治癒に於いての要みたいです。
      トラウマ由来で磨かれるのもまた心霊上の事実です。

      軍歌にまでなってしまうこのリズムにも何かヒントがありそうですね。

      返信
      1. ドラゴン

        自分の経験からすると、「時間がもったいない….過去やトラウマはどうでも良くなった」と感じられるのは、物凄いトラウマディールが行われて、その象徴化が事細かに行われた後に感じられると思うのです。そこには、純粋経験を通した深い学びがあるはずで….そして、その学びから、言語を通して象徴化が行われると、自分のこれまでの解離行動を冷静に分析する事が出来る様になって、初めて「もう、トラウマはどーでもいいっか〜」って、思える様になるのかもしれません。
        ドラゴン🐲は、象徴と現実の「間」を記述して行きたいと思っています。これが出来たら、「トラウマなんて、もうどうでもいいわー」って思える様になれると期待しているのですが….違うかなぁ….

        S先生が、頻繁に「狼男」のお話をブログに書いていらっしゃいますが、あくまでもフロイト止まりなのでしょうか?何故か、最近、S先生のブログを開こうとすると変な広告ビデオが入ってきて読めないのです。

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        1. 翠雨 投稿作成者

          死を意識して、時間を有意義に使いたいと痛切に感じられたときに、過去やトラウマの比重が急に軽くなったというか、重要ではないと気づく前に霧消することが起きるのです。
          ルソーの場合は、そもそも重要視しておらず、ただその痛みのなかにい続けた(純粋経験を通した深い学びがあった)から、その状態になりやすかったのかもしれません。
          少なくとも、過去やトラウマについて言語で考えるという発想(必要性)はなかったと思います。
          それは現代病です。

          内観療法(が生まれた断食瞑想)のクライマックスで笑いがこみあげてきて止まらなくなり有難くてしかたかなくなるのに近いかな。
          何もかも本当にどうでもよいとわかるのですよ。

          研究者は、「あいだ」を言葉でわかりやすく記述するのがお仕事ですけどね。
          でも敏先生のようにピアノでも弾きながら🎹感覚的に考えます。

          S先生は…
          フロイトどまりなのでしょう。
          しかも、フロイト以前かな🤔
          フロイトが嫌われ批判されている部分についてピンポイントでわざわざ固執している歪みが顕著です。
          最近の事件への見方にそれが投影されてしまった(認知の歪み)記事ばかりが繰り返されたアニムスの自動思考化が病的にすら映ります。

          そうさせるようなトラウマ事件があったのでしょう。

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  2. ドラゴン

    失礼しました。
    書いてから調べたのですが、ルソーは作曲しただけで、作詞では無いのですね。でも、この曲に作詞したヒト、トラウマディールの天才かも….

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    1. 翠雨 投稿作成者

      私もルソーにルターが混入してくるのと闘っておりました💦

      そして、作詞家について知りたいです。
      キューピッド👼みたいな占い師という点も興味津々なのでした。

      返信
  3. ドラゴン

    多分、年がら年中、希死念慮と同居してたドラゴン🐲と、トーマス先生の死の覚悟。この2人の時間的価値は全く別の構造なのだと想像しています。

    確かに、言葉で現そうとするドラゴン🐲は現代病の代表と言っても良いと思います。でも、「間」を言語化しようとして、何度も崩壊を経験した当事者にとっては、研究者の大雑把さが妙に納得いかない事がしばしば….

    考える時、確かに一定のリズムがあると思考展開がスムーズに行く事が多いかな。簡単な事を考えるなら、3拍子で歩いて、少し冷静に思考展開したい時は、4拍子でお散歩するのが私のやり方かな….

    返信
    1. 翠雨 投稿作成者

      リズムがあるのですね( ..)φメモメモ
      おおざっぱな研究者のリズムはどんなものかな🤭

      返信

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