『チャングム』第八話 女官の官は感官の官  

女官は
恋愛も結婚もできませんから

引退後は
尼寺に行ったりします。

なのに
引退女官に
子どもがいることが
発覚しました。

かつて
明国の使節団の
男性にレイプされたのです。

その人の人生も
その子どもの人生も
PTSDと隣り合わせの
苦悩の上にあります。

そんなことが
よくできたな!という
怒りより不安が勝った
役人の独白に

それが女官というものです
と厳かに答えている。

世の中に
ルールやおきて
常識は存在するが

それを守ろうと努力していても

人間の世界だから
かならず
そうはいかないことが
おきてくる。

たいていは
自分の責任でないところで
起こった悲劇である。
 ―自分のせいだと思い込まされて
  いる場合も相当多い。

女官の官は
感官の官

西田幾多郎もユングも
この感官と個性化の関係に
注目しています。

感官は幼い頃から
植えつけられたもの

そこから仕方なく離れてしまった人が
自己実現し
その存在に気づくのです。

そして
その問題事件は
遠い将来
悪事ではなく常識になります。

『チャングム』第八話 女官の官は感官の官  」への0件のフィードバック

  1. てぃあ

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    その存在を見て見ぬフリをしてきたのかなぁと

    ここ数日感じています。

    感官って言うんですね‥。

    わたしは音やメロディーの感受性は

    多分人より敏感かと‥。

    でも感受性豊かなわたしを捨てないと

    まずは両親からの攻撃に耐えられないとなって

    感受性に蓋をしてしまいました。

    でも最近その蓋がまた開いてきてしまって‥。

    てか、

    いつも最後にわたしを助けてくれていたのが

    この感受性で。

    誰も信じないと思うから今まで言わなかったのですが

    ポニョのアルバム聞いて

    大体のストーリーは把握できたりがあって。

    また意味不明なコメントを長々と

    スミマセンでした‥。

    m(_ _)m

    返信
  2. 翠雨

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    >てぃあさん
    コメントの速さにいつも感受性の鋭さを覚えます。
    学会でも私の発表には普通誰もコメントできません。いちゃもんはつけられても、考えたこともない話だから…
    ポニョはトトロなんかと違って、普通の人には難しすぎて不評らしいですね。でも感官の通りのいい人は、音楽も映像もコンセプトは同じだと感じるし、普遍的な哲学が理解できるのだと思います。
    オカルト扱いされてる神通力とか千里眼って結局、そういうものだと思いますよ。
    コメントしてるうちにまたいろいろ気づかされました。

    返信

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