列車飛び込み自殺対策強化月間 &ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』

本日
JR東日本は
「生きる支援の強化月間」
と名付けたキャンペーンを
始めました。

自殺者数が多い3月
政府が「自殺対策強化月間」
と定めたことを受け
今年初めて実施したものです。

新宿などのターミナル駅で
社員が相談窓口を
知らせるチラシを配りました。

国土交通省によると
首都圏の鉄道で起きた自殺は
2004年度以降増加を続け
08年度は307件
です。

年間300名も死亡する
感染症が発生した
としたら
(うつではなくPTSDだと思われます。
PTSDは、素因のある人の間で心的感染します)
対応がゆっくり過ぎます。

17~31日には
京浜東北線で
「生きる支援トレイン」
と題した列車を
1編成運行し、
車内の広告を
「いのちの電話」一覧など
自殺予防を目的としたもので
統一する予定です。

列車がよく止まってましたね。
多発する路線では
JRの社員さんの表情から
だんだん
元気が消えていきました。

当たり前です。

はっきりと記事にし始めるには
躊躇があったと思いますが、

こんなに多発する不幸な現象を
【否認】することは
よくないと思います。

さて
課題は山積みです。

①自殺の原因の究明
②ご家族のPTSDへの配慮
③JR職員の方々のPTSDへの配慮
④事故目撃者のPTSDへの配慮

①はやはり
PTSDの研究でしょう。

ヘルマン・ヘッセの
『車輪の下』
大変象徴的なストーリーですから
ここから学んでほしいと思います。

主人公は溺死するのですが、
PTSDだと思います。
そして
溺死したのに
タイトルは
『車輪の下』
です。


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