アンナの症例③ラポールの形成

治療者は
これらの障害には
精神的な原因があると考えた。

なにかにひどく苦しめられているが
それについて何も言うまいと
決心しているのではないか
話してほしいと

率直に促すと

このときから彼女の症状は
徐々に改善し
そのうち病床を離れることができた。

ラポールの形成
と言います。

心理療法の基本中の基本です。

こころが自由に交流している
状態です。

箱庭療法のカルフさんなら
【自由にして保護された空間】と
言うでしょう。

そっちがわかりやすいかな?

自分の感じたことを話しても
大丈夫だという安心感がある
状態で

「黙ってしたがってください。
転院は自由ですよ!」
なんて叱られるおそれのない
関係です。

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