寺島しのぶ『キャタピラー』は凄いPTSD作品

2月のベルリン国際映画祭で
日本人として35年ぶりに
銀熊賞(主演女優賞)を獲得した
主演映画「キャタピラー」

公開初日舞台あいさつがあり
主演の寺島さんは
感激の涙を流し

「こんなに朝から待っててくれたなんて。
これだけ見てほしいと思える作品には
巡り会わない。
一生の宝物になった」と
声をつまらせました。

 
太平洋戦争で
四肢を失った軍人の夫と
悩む妻の物語です。

これが一番だというなんて
凄い方ですね。

普通はおののきますよ。

「撮影後は
2、3日寝込んだけど
苦には思わなかった。」

凄いPTSD作品です。
軍人さんのトラウマも凄ければ
それを受け入れる奥さんのトラウマも  
凄い。
二人が一緒にいると増幅される。

  ―介護問題を思いました。
  親子関係を適宜清算しておかないと
  ますますトラウマティックなことに…

演じることでも
そのトラウマに被爆すると
思います。

でも演じようとするところに
【昇華】があり
【個性化】があるのでしょう。

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