逆さ川 記憶の舟は 夢を漕ぐ @ジョイスとジブリの神話的方法

6月16日はブルームの日です。

ブルームは

『ユリシーズ』の主人公の名前ですが

たった一日の出来事ながら

— 個性化の時間の特徴

神話的方法による

—  小説のプロットを神話と対応させる。

自己実現物語

— 『ダブリン市民』に収まりきらない大長編小説

—— 一般者と個物

 

ジョイスの人生を祝う記念日

 

本日のダブリンは

神隠しの場所さながらです。

ジョイス好きの人たちが

当時の装いで

登場人物たちと同じ経験を楽しむ。

ジブリパークみたいな🤔

ジョイスは

ダブリンの街が消えるようなことがあっても

この作品があれば復元できると言っていて

十牛図のような小説なのですが

小説のなかで消えるのは

のちの伴侶

6月14日に出会い深い印象を受け

6月15日に会う約束をしたのに現れず

6月16日に再会した自伝的記念日

— 主人公とジョイスが色即是空

神話では父の不在と帰還までの長い試練

神話と違い

ジョイスにとって

自己モデルとなる

「私の好きな英雄」は

キリストでもファウストでもハムレットでもなくオデュッセウス

主人公は孤独で冴えない中年男です。

 

独特の時間の流れの中で

本来の時間だそうですが

街をまるごと100年以上前に戻し

時間は一直線に流れるものではないらしい。

意識の流れの手法などが

ウィリアム・ジェームズが提唱した

「心は途切れず流れる川のような連続過程」という心理学的概念

文学ではジョイスやウルフらの小説に代表される叙述法

実験的に盛り込まれた作品である点など

ジブリもNO宣伝作戦など

純粋経験をさせる装置を仕込んだ。

なにかと『君たちはどう生きるか』と似ています。

 

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