摂食障害とかぐや姫イメージ

摂食障害とかぐや姫には密接な関係があることが知られています。
牛島定信『神経性無食欲症にみるかぐや姫コンプレックス』(季刊精神療法 1987)なんかに書かれています。
食べないというより
食べられない…。
なぜでしょうか。
ゆっくり考える必要があります。
たとえば…
人間は食べなくては生きられないという常識の一方で
【断食】する人々もいます。
世界三大宗教の開祖はみな
断食をすることで
新しい宗教を創造しました。
それで修行や通過儀礼ではよく断食をします。
1つの【魔法】みたいな【秘儀】なんですね。
われわれの無意識は経験したことだけでできているわけではなく
(呼吸の仕方を習ってから生まれてきましたか?)
何か行き詰ったら断食せよ!とあらかじめインプットされているのです。
整形逃亡の果てに逮捕された市橋容疑者は2週間も食を拒否しました。
食べなかったのではなく
食べられなかったのですね。
【急性PTSD(ASD)】です。
逮捕されたのがショックだったんですね。
食べ方がわからないのではなく、PTSDという原因があって、【解離】のために食べられなかったのです。
摂食障害の心理治療は個性化の過程として取り扱われるべきですが、
残念ながら市橋容疑者同様【わがまま】扱いがまかり通っています。
(もちろん犯罪はいけませんが、
現在の本人の行動までがすべて間違っているわけではありませんね)
せっかくかぐや姫のイメージが表現されて
『先生、私はかぐや姫なんです』
と打ち明けても、
本来あるべき静かに輝く月の世界に返してもらえない(個性化されない)で
知的障害・適応障害に嵌め殺される。
『食べ方くらい知ってますよお!』
『わがままじゃないですよお!』
叫ぶ声が聞こえてきます。
そういうわけで摂食障害の人たちはあんまり病院に行かないのです。
死にたくないからです。

摂食障害とかぐや姫イメージ」への4件のフィードバック

  1. franoma

    前のコメント
    http://u0u0.net/ANpM
    で、体重が36kgの時に、素粒子論の先生が
    「何か、精悍な顔になってきたな!」
    と仰ったので、オヤジは能天気でいいよなぁと思いました。
    悪いから言わなかったけど。

    返信
    1. wpmaster

      新体操のコーチもそんな感覚みたいですね。
      素粒子を扱うようなお方が、目の前の教え子の健康には無頓着とは…。

      返信
      1. franoma

        それぞ、選択的無関心( http://u0u0.net/ANsL )ではないでしょうか。原爆2発が落とされた日本人には、PTSDが蔓延しているのです。私個人は、生む性=女性として、累積被曝が最小になるように、常に気をつけて実験を選択していましたが、全然、気にしない人も結構いました。そして、放射線バッジを外して素粒子実験の加速器内の清掃や、被曝がある実験など被曝業務をやってしまう人も(性別によらず)いました。そんなのは、「躁的否認」状態に過ぎません。被曝がある実験をして在職中に白血病になって死んでも、バッジを外しているから労災も出ません。遺族は悲惨です。そんなことを話した小川岩雄先生も晩年は痴呆症みたいな状態で私の名前も思い出せませんでした。今になって思えば、
        http://bit.ly/PTSDinLaterLife
        です。もう、こんな愚かなことは、やめなければなりません。

        返信
        1. wpmaster

          選択的無関心ですね。

          若い人たちが実質上自己責任で研究されているのだとは…。
          PTSD発症リスクや予防についても、説明を受けるべきなのに。

          デタラメですね。

          返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です