船越英一郎ショック 

平野洋子さん自殺の続報である。

彼女は日大短期大学部を卒業後の1983年、
俳優で父の故英二さんと母の琴子さん(元女優、長谷川裕見子=85)が
経営する「旅荘船越」に入った。

俳優に専念した兄に代わる決断である。
90年には経営者兼女将に就任。
湯河原温泉おかみの会会長なども務めたが、
責任感の強さにくわえ重労働があだになったのか、
9年ほど前にうつ病を発症、通院を始めている。

一時回復し、
2006年には
病経験を元にした小説「梅一夜」が
第5回湯河原文学賞最優秀賞を受賞している。
しかし旅館は昨年10月いっぱいで閉館した。

そのことについて
8月には最後のブログで
「うつ病が悪化の一途をたどり、
自分で自分の命のコントロールさえできなくなってしまった。
それでも、
万が一にも
自分から命を絶つような
愚かな行為に走らないために
決断しました。
病気を治すための前向きな廃業です」

と綴っていた。

前の記事にも書きましたが
【うつ病】ではありえません。

【PTSD】は
休養しても
元来、責任感が強く
しっかりしようと意識しても
自死と隣り合わせにある
つらい病なのですね。

それだけでも
彼女の生涯から学ばねばならないと思います。

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