ヘッセの『車輪の下』のあらすじは…
天才的な才能を持ち育ったハンスという少年は
エリート養成学校である神学校に
2位の成績で合格します。
町中の人々から将来を嘱望されましたが、
神学校の仲間と触れ合ううちに
勉学一筋に生きてきた
自らの生き方に疑問を感じはじめました。
周囲の期待に応えるために
自らの欲望を押し殺してきた果てに
ハンスの細い心身は疲弊してしまいます。
勉強に対するやる気を失い、
ついには神学校を退学しました。
その後
機械工となって
出直そうとしますが
挫折感と
昔ともに学んだ同級生への劣等感から
自暴自棄となり、
慣れない酒に酔って川に落ち溺死しました。
年間3万人の自殺者の
こころのうちを言い当てたような
凄い作品だと
恐ろしくなりました。
①能力がなくて適応できないのではない 【適応障碍の内実】
②哲学的問題を抱えたのが発症の根本原因 【能力が低いのではない】
③何かを【否認】している
④無気力=【解離】の背景としての①~③
⑤挫折感・劣等感という心理的原因→アルコール依存→死 【PTSDによる結果的自殺の内実】
⑥【車輪の下】とはなんという比喩でしょう。
JRのダイヤは
現在
乱れに乱れています。
職員さんたちに元気がないのは
当たり前でしょう…
【PTSD】について
みんなで学ばなければなりません。