『崖の上のポニョ』と華厳の網

読売新聞によると
国宝満載の
東大寺「須弥壇」は
初の本格的修理に入るそうです。

東大寺の
法華堂の
正堂には、
本尊である
不空羂索(ふくうけんさく)観音像
があります。

ポニョは
最初海底から家出した時
自力で家出するつもりでしたが、
実際は波に呑まれ
瀕死の状態で
打ち上げられ
頭に硝子瓶をかぶった状態で
ゴミと一緒に大きな網で掬われました。
そして宗介に見つけられ
ガラス瓶を割ってもらいました。

学校教育や福祉で掬われるひとは
そこで掬ってもらえばいいのです。
そこからはみ出し
零れ落ちてしまうような人
自力をつくして瀕死の状態の人をこそ
掬うものが人間のこころの深層にある
と華厳経は教え、
宮崎監督もそんな海の魔法について
描いたのです。

PTSD研究家翠雨の日記

DVシェルターで
子どもの箱庭作品のなかに
このモチーフを見たことがあります。
(大事なものが落ちない網だ(阿弥陀?)と言って
深いことは何も知らないはずですが、
ただシャカリキ(釈迦力?)になって
作ってました目

集合的無意識のなかにある
癒しの過程の普遍性に
おもわず手を合わせました。
心の中でですが…

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