村上春樹の本があまりに売れるので
なぜなのか?
とても関心をもった。
とはいえ作品を読み通す時間もないので
書評をあれこれ見ていて
興味深いものを見つけた
『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮文庫、1999)
を読んだ人の書評です。
括弧つきで引用しているから
読み間違いとかではないと思われます。
河合隼雄氏は言う
日本人は PTSDがおこりにくい。
『日本人の場合は衝撃を個人で受け止めなくて、
全体で受け止めるのですよ。・・・
つまり それをがっちり一人で受け止めて悩む力がない
という言い方も出来ます』
それで
晩年は
学会のワークショップで【うつ病】を
取り上げておられたのですね。
河合先生の会場だけ
一桁多い学会員が集まっていましたね
日本人にPTSDが起こりにくいとの予言は
見事にハズれましたね。
現在日本では
【解離】による
【自傷他害】ばかりです。
あっちを向いても【解離】
こっちを向いても【解離」
しかし、
個人ではなく全体で受け止めるというのは
【うつ病誤診】や
まともな医療を提供せず
【自力】で解決させるスタイルを
社会全体で温存させている現実に
確認できます。
年間3万人の魂の玉砕という犠牲の上に
成り立つ恐ろしいシステムです。