映画『HIKIKOMORI』が
上演される予定である。
映画評で
ひきこもりは
日本の若者特有の
不可解な現象と
説明されている。
海外にも
似た現象はあるが
圧倒的に少ない。
外国人には
母子関係が不思議に映るらしい。
母親が悪いとかそういうことではなく
同じ家にいて
顔をあわせず、
食事だけが運ばれる。
『観無量寿経』に
アジャセ王の物語というお話がある。
アジャセという主人公は
母親への複雑なコンプレックスをもち
父親を閉じ込める。
そこへ母親が食事を運び、
父親は生きながらえる。
逆バージョンだが
そんなお話があり、
【アジャセコンプレックス】というものが
日本固有のコンプレックスと
教科書にも書かれている。
河合隼雄没後
このような深層心理から
心の病理に迫るような
豊かな研究は頓挫している。
学会のワークショップからも
撤退した。
あれは
ただの流行だったのだろうか?