朝日新聞『獅子頭』第九話②  発達障碍誤診という二次被害

第九話の感想は
さっき書いたばかりですが

大事なことを
書き忘れました。

私がDVシェルターで会った
小学校に入学したばかりの
男の子は
「頭がいい」
「頭で考えて」
「頭よくなったらいいのになあ」

ずいぶん
頭にこだわっていました。

何でかなあと
思っていたら

学校で勉強ができなくて
先生にこっぴどく叱られて
お母さんも注意を受けていたことが
あとでわかりました。

シェルターの心理スタッフも
「お母さんに注意したら
やるようになったらできますって
言うから
やらないとできません!
って言っときました」

なんて言います。

この子は
箱庭が完成すると
お母さんに見せたいと言いました

お母さんは
心身衰弱してましたから
非常に控えめで
特に何も言われませんでしたが

何か
得心されたのが
わかりました。

『いろいろ言われたけど
この子は大丈夫。
私の思ったとおりだった。
子どもを信じて
よかった…』

そんな感じがしました。

内容の素晴らしさは
既に書きましたが、

頭が悪くてはとてもとても
創れない箱庭でした。

もちろん
箱庭は頭のよさを表現するものでは
ありませんが、

そのくらいはわかります。

雑技学校では
先生にたたかれないようにするには
超能力を養うことが必要です。

DV被害児は
超能力のような
敏感さと精神的タフさを
訓練させられているみたいなものです。

そして雑技学校では
訓練が厳しいので
勉強の先生はユルユルです。

一方DV被害児は
下手すると
【発達障碍】【学習障害】あつかいです。

学会でも
無意識への理解などは
だんだん勉強する人が減り、

【発達障碍】だらけです。

子どもたちは
DVだけでも
つらすぎるのに
こんな二次被害にさらされながら
懸命に生きているんです。

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