じゃんけんって
よくしますよね。
子どもはもちろんのこと
大人でもします。
そして
じゃんけんの結果に
文句言う人は
あんまりいないです。
じゃんけんを前に
卑怯なことや
ずるいことをしたら
ちょっと
軽蔑されます。
なんか
妙に
納得させられて
しまう
魔法みたいな
平和的
解決の
方法ですが…
元は
【陰陽五行説】の
【相生相剋】の
法則です。
五行というのは
木・火・土・金・水
の5つの気のめぐり
です。
5元素みたいなもので
これで宇宙を作っていると
考えます。
そして
この5つの気には
優劣がない。
それぞれ
どれかに強く
どれかに弱い
とも
言えるし
円周上の
丸い矢印は
活かす関係
真ん中の
星印を構成している
矢印は
いじめる関係
これが
553年頃から
明治維新くらいまで
お祭りなんかの文化を通して
日本人の無意識に
インプットされてきました。
そして
日本が
先の戦争で
壊滅状態になり
精神的にも
大打撃を受けたとき
無意識内から
PTSD予防ワクチンとして
生まれたのが
【じゃんけん】なんです。
5つのものを
3つに進化させました。
そして
単なる
哲学ではなく
子どもでも
楽しめるような
遊びにしました。
握れば拳(こぶし)ですが
―太極拳のこぶしですね―
開けば包むことができます。
そして
握るのでもなく
開くのでもなく
切り開く(ハサミ)
こともできます。
これも
3すくみの
関係で
優劣がない。
そして
これは
【一太極二陰陽】
でもありますね。
中国の哲学そのものは
見えないようにしながら
遊びとして見えるものに
しています。
かつて
中国哲学の
壮大さに
驚き
心がしおれてしまいそうに
なったとき
「参りました」
と降参するのでもなく
「フン!」
と強がり否認するのでもなく
否認しながら認めた
なごりです。
PTSDの治癒でも
無意識にあるこの原理を
元に
自分なりに
トラウマを
唯一絶対の
オリジナルな物語に
進化させられたら
トラウマと
さよならできます。
なので
DVシェルターでは
チャンネル争い
(ちと古い?!)
ならぬ
箱庭争いが
おこります。
そして
困ったなあと
思っていたら
じゃんけんで
平和的に
運営できるように
なったんです。
現代の神話みたいな
お話でしょう。
私はこれを
すべて
子どもたちから
学びました。