月別アーカイブ: 2010年3月

「別に」騒動から蘇った沢尻エリカさんから学ぶPTSD回避法

 
PTSD研究家翠雨の日記
都内ホテルで
「たかの友梨ビューティクリニック
 2010年 
新CM記者発表会
『沢尻エリカ、解禁。』」
で2年半ぶりに
芸能活動を再開した
沢尻エリカさん
ステージ横で約10秒間
深々とお辞儀
大きく息を吸い
ごあいさつ
「すごく緊張しています」と
言いながら
慎重に言葉を選びながら
ファンへの感謝を
述べました。
会見中
たびたび
「表現する」「表現者」
という言葉を
使用しています。
美しい人からも
学びましょう。
バッシングは
やはり堪えたはずです。
でも
本当の意味での
プライドを
美しく
保ちながら
PTSD化阻止を
試みたのは
立派です。
こんな強そうな人でも
緊張するんです。
そして
表現することが
その人を助けるんです。

そして
崖っぷちでも
そうして
あきらめずに
努力を続けていると
支援者が
現れるんです。
それを
マスコミは
無視できないんです。

お水取り 「達陀帽授け」に学ぶPTSD克服法

昨日
お水取りは
満行を迎え
子どもの無病息災を
願う
【達陀帽授け】に   
(だったんぼうさずけ)
大勢の親子連れが
参拝しました。
PTSD研究家翠雨の日記
火の行で
練行衆が
かぶっていたものを
子どもにかぶせると
元気に育つという
いわれがあるそうです。
泣き出す子も多いです。
子どもは
びっくりするんでしょうね。
『何をしてくれるんだ!』
って感じかな…
でも
「泣くほど
健康に育ちますよ」
と言われて
みんな
なぜか
得心
します。
なかなか面白いなあと
思いながら
ふと
気づきました。
古事記の
スサノヲも
大泣きするんだったなあ

って。
そのあと
いろいろあって
古事記の基礎を
創ったんでしたね。
大蛇倒したりして…
一番の泣き虫が
一番の勇者になる。
一番のダメ人間が
一番頼りになる人になる。

びっくりしたら
泣かなきゃ
いけないんですね。
一見非科学的な
迷信に見えても
無意識に
文化的DNAとしての
心理学的情報
詰まっているんでしょうね。
強がって
怖くない怖くない
これは夢だと
言ってたら
PTSDになるんですね。
大陸から
文化的ショックを受けた
先人からの
智恵です。
専門家は
いまだにこれを学ばず
うつ病や
発達障害に
してしまうけど。
ああ
泣けてくる…しょぼん

【大人の発達障害急増警告】の馬鹿馬鹿しさ

自らの「発達障害」に
気づかない40~50代の
大人が増加していると
いう触れ込みなのですが…

何とグーグルニュースに
ありました。

厚労省が2010年に公表する
新しい「ひきこもり支援ガイドライン」では
要因の第1位(27%)に
「発達障害」をあげています。

本当かなあ?!

大手銀行員を
例に挙げています。
朝起きるのが苦手で
定刻に出勤できずに
遅刻してしまうことが
たびたびで

おまけに
出かける前になると
別の仕事のことが気になって
あちこち資料を探し回っているうちに
よけい遅くなってしまう。

先方を待たせないように
待ち合わせの約束を
優先しなければいけないのは
重々わかっているが
やめらえない。

これは依存の公式でしょう。

ついでに
片付けられない男でもある。
整理整頓が苦手で
机の周りは書類などが散らかり放題
必要な資料がどこにあるのか
自分でもすぐに見つけることができない。
片付けようにも
どこから手を付けていいのか
わからない。
仕事ができず
自己評価も低くなって
気分が落ち込むようになった。

これを発達障害というのですか?!

銀行に
就職できるということは
知性も
見た目も
行動も
優秀な時期があったと
いうことを
証明しています。

現在の問題行動は
受験の時は
なかったはずです。

それが今できないのは
しかも
問題だと知っていながら
できないのは

【解離】でしょう。

どうして
【解離】を否認して
【発達障害】にしたがるのでしょう。

解離だと
PTSDですから
治療の対象になります。

発達障害は
先天性の問題だから
療養の対象になります。

要は
PTSDや
それにともなう解離が
理解できないから

銀行員を
発達障害なんて
失礼な
ことを言うのでは
ないでしょうか。

こんなに
人を小ばかにした話はないですよ!

世も末です…叫び
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愛子さま不登校克服に学ぶ【つかず離れず療法】の哲学

宮内庁によると
皇太子ご夫妻の長女
敬宮愛子さまは
16日
終業式には出席せず
式後に行われた
「2年生のまとめ」
「3年生に向けての時間」に
出席されました。
お母さまも
見守りの参観を
されています。
6日ぶりに登校した8日以降
本日までに
5日連続で登校日には
登校されたことになります。
報道の是非について
あれこれあるようですが…
【象徴】的なおうちの
公人
であられますから
宮内庁の方針は
正しいと思います。
むしろ
国民としては
ここから
学ぶべきでしょう。
別に
同じようにしなくても
いいのですが、
一事例として
参考にするのが
重要で
いいとか悪いとか
そんなのを超えて
見るべき
だと思います。
易では
【一太極二陰陽】
よい or 悪い
好き or 嫌い
これは陰陽
そういう感情や
現時点での
価値判断を捨てて
見直す。
仏教では
【無分別智】
ですね。
不安や恐怖を感じると
おっしゃってるのだから
それは
確かなことであって
他人が
なかったことにするのは
(【否認】)
おかしい。
そして
学校に行けなくなるほどの
不安がある以上
【トラウマ化】の
危険性
があるわけです。
そして
下手に
不安を無視したり
逃げたりしたら
【PTSD】になるのです

逃げても
逃げなくてもだめ。
陰陽を超えた
哲学的問題です。

選択されたのは
安全な場所からの
観察
です。
お母さまのみまもりのなか
大丈夫な範囲で
現場を再確認されているのです。
不安に襲われた時点での
認識は
誰でも
多少ゆがみます。
それを回復した自我で
見直されようとしているのです

PTSD罹患者にも
雅子さまのような
伴走者がいたらいいのにな
と思いました。
専門家は
自分の子どもだったら
自分だったら
という視線で
みまもってほしいですね。
上から目線がきつすぎて…
誰かこの光線を和らげる薬を
開発して下さいませんか?

国家試験用ウソ勉強 【行動療法】は万能か

1週間前の
講義は
【行動療法】について
だった。

行動療法では
報酬や罰を使って
人の行動を
望ましい方向へと
だんだん
条件付けていく。

報酬というのは
ほめられるとか
アメをもらうとか
シールをもらうとか
お金をもらうとか

されてうれしいこと

罰は
怒られたり
すること

誰でも
報酬がほしいし
罰は受けたくない。

だから
少しくらいの
苦痛なら
報酬で
そちらのほうへ向く。

いつもそうしていると
なんだか
だんだん
いつの間にか
それが普通にできるようになって
自分の常識になってしまう。

と言うのが
行動療法

自閉症の子は
しゃべらない

拒食症の人は
食べない

これをどうするか?

しゃべったら
ほめる

食べたら
体重が増えたら
外出許可
食べなかったら
点滴

「こんなんでは
治りません。
なぜ食べないのか
話さないのか
考えないと…」

と一週間前
学生さんに言いました。

そして
週末
国家試験対策の
参考書を見てて
飛び上がった叫び

行動療法の
適応例の代表に
自閉症&拒食症

とある。

今日の
私の弁明…

「国家試験レベルでは
行動療法で
自閉症も
拒食症も
治ることになっています。

でも
先週言ったことは
うそじゃないです」

学生さんは
みなうなづきます。

国家試験対策って
こんなの
ばかりだから…

フロイトが
無意識発見したことに
なってるけど

本当は
唯識が
もっと昔に
阿頼耶識という
無意識を発見し
フロイトの
精神分析なんかより
はるかに
壮大で詳しい
心理学を
書き残してる。

何が悲しくて
舶来物ばかり
ありがたがるのか

まあそんな
愚痴ばかり
聞かされてるから

うちの学生さんには
世間のうそに対する
抗体ができている。

いろんな世界で
資格が大事にされてるけど

こんな功罪もあります。

誰のための
学問か
研究か
わからなくする
片棒を担いでいるところがあります。
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ののちゃん再開 脳トレに脳取られて【空】になった?

PTSD研究家翠雨の日記
朝日新聞の
ののちゃんの
復帰を喜んでいる
ファンの一人です。
作者の

冴えてますよ!
ポニョバリの
パワーを感じます。
今日のは
押入れに
物が入らない!と
思ってたら
毎年
中身を出して
空箱を
そのまま
奥に押し込んで
いたので

押入れが
狭くなっていた
という
オチでした。
PTSD問題も
同じです。
専門家が
ウツだ
発達障害だと
言うから
みんな
うつだと
発達障害だと
思い込み
まさか
専門家が
根本的に
まちがったり
うそ言ったり
しないだろうと
何年も
疑いもしない。
ちょっと
あれっと思っても
すぐ忘れる。
目の前の
新しい事実と
記憶を
統合して考えたら
すぐ
PTSDだと
気づきそうなものなのに
脳トレばかり
させられて
疲れ切っているのか
脳トレ=脳取れ
だったのか…
大事な
人生や
命までもが
危険に
さらされているのに

お人よしにも
ほどがある。
学習効果がなさすぎる!
脳内のブラックボックスを
東洋流に
【空】で
表現した
傑作です。

でもちょっとは
嫌味に気づいてほしいな…しょぼん

朝日新聞『獅子頭』第十九話  『崖の上のポニョ』的救済

雑技芸人の世界は
厳しく
16歳の今
どこかに
入団しなければ
ならないのに
舞台恐怖症
絶体絶命ですね。
ふと
生意気な
鬼猫が
スカウトされた
雑技団で
コネを作って
雑用係にしてやる
なんて言って
気持ちを前向きに
してくれました。
国家公務員だし
悪くはないだろう
とか
自分も
お前がいてくれると
心強いとか
16歳くらいで
入団前から
こんな
発想ができるなんて
なかなか
ですね。
しかし
感心している場合ではないかも
われわれに欠けているのは
この
大陸的おおらかさ
絶対的に前向きな姿勢

かも
そして
絶体絶命のときに
ふと救いがやってくる
という図式は
やはり
如人千尺懸崖上樹
↑     ↑
ポ如   崖の上の

ですね。
そうです。
猿のように
木の上を歩けるようになりたくて

この学校に来たんです。
実は
精神的な意味で!

昔は存在したスチューデント・アパシーとうつ病とを区別するまともさ

かつて
スチューデント・アパシー
というのが流行りました。

スチューデント
学生

アパシー
無気力

これが
面白いんですよ。

定義は
学業だけは
全面的にやらない。

そして
アルバイトとか
サークル活動は
普通に
あるいは
積極的にできる。

これって
新型うつ病とか
適応障害
呼んでるのと
似てませんか?

公務ができないのに
レストランで会食したとか

勉強する気起きないから
南の島にサーフィンに行くとか

世間の人は
仮病扱いしてるやつですね。

青年期の
問題に限定されてたのが

その後の
年齢にも
拡大解釈されています。

発達障害も
本来子どもの発達障害だったのが
おとなの発達障害とか
大まかに
とらえられてるのと
似ています。

ただ昔の専門家の
偉いところは
スチューデント・アパシーは
無気力やひきこもり、かるいうつ気分を
主な症状としているけれど
うつ病や神経症の抑うつ症とは区別されると
明記しているところです。

「自我同一性の拡散」
と呼んでました。

ちょっと
【解離】っぽい名前ですね。

青年期は
【自我同一性】
アイデンティティ
を獲得する時期ですから。

そして
その困難さに理解がありましたし、
この時期の混乱は
派手に見えても
ころっと元に戻ることが多く
決して
重篤度を意味するものではないと
言われてもいました。

今は
上から目線で
診断し
しかも
それは誤診で
治してくれる気もなく

(はっきりとは言わないようですが
大体
内因性の病気にされてますね。

内因性=遺伝性
=不治を意味しているそうです)

また治せる技量もなく…

専門家は
いつの間にか
理解者ではなく
鬼になったんですね。

いや悪魔かな
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うつ病がころっと治った?! 鍼灸院の広告から

鍼灸院のブログとか
拝見していますと

うつ病も
診ますと
書いてあったり
しますね。

病院で治らなくて
あきらめていた患者さんも
短期で治りましたと
書いてあります。

普通は
あれーっ?!
うそでしょうシラー

って
思うんじゃないかな。

でもこれ
うそではないですよ。

どういうことかと言うと…

煎じ詰めれば
【うつ病】誤診の問題
になります。

たいてい
精神科のクリニックの
先生に会う前から
診断名が
うつ病に決まってますね。

うつ病は
そうそう起こる病気ではないんです。
遺伝性(内因性)ですから。
しかも寝たきりの状態です。
『ツ・ラ・イ』という
感情反応しかないんですから
「行列にならんで
話題のアイスクリームゲットしました!」
なんてピースした写真を
うつ病日記のブログに
アップしているなんて
ありえない。
冗談が多すぎますよニコニコ

うつ病というのは
こんな病気だというイメージがあって

まさか医者が
誤診なんか
しないでしょうという
思いこみがあって

そのうつ病が
治ったと聞いて

凄い!
と思わせるマジック
みたいなもので

からくりは
簡単です。


メスメルという
内科医が
磁石で
心身症を治していたのと
同じです。

大ブームになり
その間は
治療効果がありましたが

メスメルはうそつきだと
言うことになると
治療効果がなくなりました。

つまり
それは心身症ではなく
ヒステリーだったのです。
暗示にかかりやすい
ヒステリーだったから
擬似治癒が
起こっていたのです。

これは教科書にも書かれている
有名な話です。

現在
うつ病と診断されている人たちも
実は
うつ病ではなく
PTSDという名の
ヒステリーなんです。

つまり
磁石でも
針でも
治るんです。

この段階の治癒は
一時的ですが

絶望を防ぐ効果はあるし
アルコールなんかに
依存するよりは
いいかなあと
思います。

昔は
メスメルみたいな
治療家が嫌いだったけど

最近
まあ必要かな…
と思うようになりました。

成長か堕落か…汗
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朝日新聞『獅子頭』第十八話 トラウマを回避しなければいいというものでもない

復帰後初の舞台で

出番を待つ間
いつにない
緊張に襲われ

舞台に上がると
タイミングをはずし
突如
立ち止まってしまい
ました。

黄先生が
どうしたのか
尋ねますが、
答えられません。

先生は
舞台恐怖症かも
しれないから
しばらく
様子をみるしかない
と言いました。

一年で治る人もいれば
十年かかる人もいるし
治らなかった人も
いるそうです。

鬼猫は
名門の雑技団に
スカウトされるし
取り残されたようで

いろいろ
悔やむうち
ますます
舞台が怖くなり
ました。

PTSDも

問題となった
事件から
回避しないのが
理想と言われますが…

直面したらしたで

恐怖が
出てきたりして

その恐怖から
回避しないように
がんばらないと

恐怖が
複雑化して
しまいますね。

これなら
始めから
距離を置いた方が
よかったかも
と思うかもしれません。

トラウマは
回避しなければいい
というような
単純なものでもないですね。
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