月別アーカイブ: 2010年3月

みすず書房『誤診のおこるとき ―精神科診断の宿命と使命』 誤診横行認める兆候?!

PTSD研究家翠雨の日記

『心理臨床学研究』の最新号に
(2万人が購読する雑誌です)
書評依頼が出ていました。

アマゾンの内容紹介によると…

精神医学重要文献シリーズ Heritage

診断とは、疾患について、疾患をもつ個体について、さらに個体をつつむ環境について、
必要なあらゆることを知り尽くそうとする、終わりのない努力を意味すると言える

『精神医学ハンドブック』で知られる著者が誤診例をまとめた名著。
再刊にあたり、「うつ病の労務災害」「発達障害」「精神安定剤・睡眠薬の副作用」など
今日的なトピックを追加した。
さらに最終章に加えた論考「精神科診断の宿命と使命」では、
診断に必要な経験と知識、操作的診断運用上の注意点を踏まえながら、
あらためて精神科診断の基本を整理する。
精神症状のみならず付随する身体症状にも着眼した症例検討は、
精神科以外の医師にも日々の臨床の一助となるだろう。
研修医から精神科志望者まで、診断学への入口に最適の一冊。

うーん
タイトルにぬか喜び
してしまいましたが

誤診が多いという
警告では
ない
ようですねしょぼん

でも

深層心理では
誤診ばかりだったことが
発覚したときのために

(実はもうバレてますが)

心の準備が
着々と
始まっていて

(廃業するか
言い訳は可能か
学生に示しはつくか
孫子がうそつき呼ばわりされて
いじめられないか
……)

1つの形が
とられた

そう考えることも
できると思いますよニコニコ
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元光GENJI赤坂被告の実刑  薬物連鎖を断つこころの科学は何処に?

薬物連鎖が
とまりません。
薬物連鎖
という言葉で
思考停止
しているから
いつまでたっても
連鎖が続くのです。
もうそろそろ
ヒステリーという
被暗示性が非常に高く
ファッションから
言動から
病態から
自殺の方法まで
無意識のうちに
引きずられてしまう
病であることを
認めたらどうでしょう。
PTSD研究家翠雨の日記
裁判官は
「覚せい剤への抵抗感は感じられず
規範意識が鈍麻しており
刑事責任は重い」として
懲役1年6月(求刑・懲役2年)
の実刑判決を言い渡し
「一世を風靡(ふうび)した
アイドルグループのメンバーに
このような判決を
出さなければならないのは残念。
出所後、
あなたを取り巻く状況は厳しくとも
地道に努力して更生することを期待します」
と説諭しました。
裁判官は
法の番人ですから
これでよいのです。
こうでなければ
なりません。
しかし
ファンも含め
支援する人々は
よい悪いの
感情論を離れて
「なぜなのか」
背景を考えてあげなければ
自力で
病を克服させるのは
酷な話です。

こころの専門家さえもが
人間のつらさの
背景にある病理の分析を
放棄し、
表面的に観て
勉強ができなかったら
【発達障害】
元気がなかったら
【うつ病】
覚せい剤に依存したら
【犯罪者】
という
素人まがいの
しか持っていない
時代です。
そういうことを平気で
言う専門家は
訓練法という
こころ抜きの
物理的解決法しか
もっていない

いうことを
よくよく知ってください。
病む事は
実に人間的な存在論の
問題です

それを
物理学で解決するなんて

それを心理学では
【解離】
呼ぶのです。
人間の心を失っています。

堺市の中学校学級崩壊原因で自殺の教諭に労災認めるならPTSDだったと認めるのが筋

堺市立中学校で
1998年
女性教諭(当時51歳)が
自殺したのは
生徒から受けた暴力や
学校の支援不足が原因だったとして
労災が認められました。
 
裁判長は
精神的ストレスが
積み重なった状態
にあった。
公務の過重性は肯定できる」
とし
学校側の
ことなかれ主義的な対応のなかで
憤りと孤立感を深めていたことも
認めました。
ストレスや
極度の怒りや
孤独感は
心理的反応ですし
正義感のある
常識的な人なら
誰でも
覚える
正常な感覚です。
うつ病と診断されて
休職中に
自殺されていますが
明らかに
PTSDでしょう。

源氏物語に薄紫色を充満させることで陰陽五行説を具現化させた紫式部の知性

紫の上は
ちょっと
例外ですが…
紫の上も
幼名は若紫
目を凝らせば
桐壺帝
桐壺の更衣
藤壺
桐や藤の花は
薄紫です。
よく
紫は高貴な色
と言われますね。
それは
陰陽五行説の
【一太極二陰陽】
の太極は
陰陽を統合するもので
赤=陽 黒=陰
ですから
赤と黒の混色である
紫を至高の色と
定めたところから
きています。
宇宙の数の55より
1つ欠けた
54帖に
宇宙の中心
太極の紫を
薄めた
薄紫の名を冠された
登場人物をうごめかせた叫び
わけです。
恋愛物語と
侮るなかれ。
壮大な宇宙哲学を
ベースにした
お話なのです。
だから
光源氏が
人格障害だとか
そういう視点は
不遜きわまりない
わけですむっ
こういう話は…
『カミナリさまはなぜヘソをねらうのか』
吉野裕子
サンマーク出版
などに明記されていますよ。

源氏物語を54帖に仕上げる紫式部にユング心理学は敵わない 

陰陽五行説では
水・火・木・金・土の
5気が宇宙を構成している
と考えます。
PTSD研究家翠雨の日記
それぞれの気は
以下のような
決まった数字に対応
しています。
水=1 火=2
木=3 金=4 土=5
一通りの和
つまり
水 火 木 金 土
1+2+3+4+5 =15
これを生の数 
生数と言います。
水と金は陰
火と木は陽
ですが
土は
その陰陽を
司さどりますから
それぞれの数に
土気の5を足した数で
それぞれの気は作用し始めます。
水は
1+5=6
火は
2+5=7
木は
3+5=8
金は
4+5=9
土は
5+5=10
その和
6+7+8+9+10=40
これを成数と言います。
生数+成数
15+40=55
長くなりましたが
55が陰陽五行で
宇宙を表す数
です。
源氏物語は
紫式部の著した
架空の物語です。
しかし
架空だからって
現実と全くかけ離れた
絵空事だったら
時空を超えて
こんなに長らく
読みつがれることは
ないでしょうね。
ユング心理学では
童話や神話など
物語の分析をして
そこから
クライエントさんの
夢や作品にこめられた
意味を
分析する
のですが
紫式部って
そんなこと
百も承知で
宇宙の数55に
1つ足りない54帖に
仕上げているんですよ。
架空ったって
ほんの1つ足りないだけの
なのだという
主張です。
フロイトの無意識発見より
気が遠くなるほど昔に
唯識の阿頼耶識研究が
あったように
無意識の研究は
東洋の方が
はるかに
先行していたんですよ。

岩崎学術出版社『トラウマの精神分析―自伝的・哲学的省察』 ユング心理学から精神分析への先祖還りか

PTSD研究家翠雨の日記-トラウマの精神分析
サブタイトルは
自伝的・哲学的省察
ユング心理学が
古墳に隠された
陰陽五行説や
『崖の上のポニョ』の
背景にある
宗教的哲学的意味を
無視して
『人魚姫』にみられるような
キリスト教文化圏の
二元論を
安直に
あてはめて
スサノヲや
かぐや姫を
わがままや
発達障害と
誤診したりすることを
いくら言っても
やめないから

トラウマを
哲学的に
扱おうとする精神が
残留していた
精神分析

このごろ
ゆっくりゆっくり
台頭してきています。
発達障害の
ユング派よりは
格段上だと思います。

みすず書房『誤診のおこるとき ―精神科診断の宿命と使命』 誤診横行認める兆候?!

PTSD研究家翠雨の日記
『心理臨床学研究』の最新号に
(2万人が購読する雑誌です)
書評依頼が出ていました。
アマゾンの内容紹介によると…
精神医学重要文献シリーズ Heritage
診断とは、疾患について、疾患をもつ個体について、さらに個体をつつむ環境について、
必要なあらゆることを知り尽くそうとする、終わりのない努力を意味すると言える
『精神医学ハンドブック』で知られる著者が誤診例をまとめた名著。
再刊にあたり、「うつ病の労務災害」「発達障害」「精神安定剤・睡眠薬の副作用」など
今日的なトピックを追加した。
さらに最終章に加えた論考「精神科診断の宿命と使命」では、
診断に必要な経験と知識、操作的診断運用上の注意点を踏まえながら、
あらためて精神科診断の基本を整理する。
精神症状のみならず付随する身体症状にも着眼した症例検討は、
精神科以外の医師にも日々の臨床の一助となるだろう。
研修医から精神科志望者まで、診断学への入口に最適の一冊。
うーん
タイトルにぬか喜び
してしまいましたが
誤診が多いという
警告では
ない
ようですねしょぼん
でも
深層心理では
誤診ばかりだったことが
発覚したときのために

(実はもうバレてますが)
心の準備が
着々と
始まっていて
(廃業するか
言い訳は可能か
学生に示しはつくか
孫子がうそつき呼ばわりされて
いじめられないか
……)
1つの形が
とられた
そう考えることも
できると思いますよニコニコ

安室奈美恵「最近疲れるって感覚がマヒしてる」 自己実現の昇華における麻痺

前回のツアー
『BEST FICTION tour 2008-2009』で
女性ソロアーティスト史上最多となる
約50万人を動員しました。

今年4月から始まる
全国ツアーでは
自身最多となる
全73公演で
更新をねらっています。

どのように
進化し続けてきたのか?
興味深いですが

本人によると
「そもそも10代の頃は
大好きな歌とダンスが
できていればよかった

仕事よりも
趣味の延長のような気分は
あったかもしれない」

20代に入って
自分でプロデュース
できるようになり
自分の意見が
必要となったことで
「仕事」
として
やっていく覚悟が
できたのだそうです。

「自分が納得できるもの
後悔しないものを作りたい」
という気持ちから
「ときにスタッフと衝突した」

30代になった今では
「それも必要な経験だった」と語り
「自分のやるべきことは一生懸命やって
任せられることは周囲に任せる」
というスタイルに
たどり着いたそうです

 
2年前から行っているのは
「ライブ中に上がった心拍数を
早く下げるトレーニング

「一曲5分間歌って踊った後でも
呼吸を整える時間が短くなって
すぐに次のバラードが歌えるようになる」

「最近は『疲れる』の感覚が
マヒしてるみたいで
10代の頃よりも
激しく踊りながら歌っているから
自分でもビックリしちゃう」

安室さんの人生は
出生や
母親の事故死
離婚
と波乱万丈です。

PTSDに罹患しても
その結果
うつ病や
人格障害や
もしかしたら
統合失調症と
誤診されるような
症状を呈しても

決して不思議ではない
ような
心理的に過酷な
道を歩んでこられています。

しかし
天性にマッチした
大好きな踊りにおける
人並みはずれた努力で

輝き続けて
おられますメラメラ

まさに
平成のかぐや姫ですね。
プロ集団のなかで
変な常識にまどわされず
上手に自分を貫く姿は
お手本ですニコニコ
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太陽の塔「黄金の顔」目玉の40年ぶり点灯にみる華厳経の哲学 

PTSD研究家翠雨の日記

花火とレーザー光線の
華やかな演出のもと
点灯された太陽の塔の
「黄金の顔」の目玉
です。

家族7人で訪れた方は
「魂が入って
塔がよみがえった気がする。
明るい気持ちになりますね」と
話しています。

航空機の妨げにならないよう
投光器に発光ダイオード(LED)を
導入したりはしていますが

$PTSD研究家翠雨の日記

こんなのだけでは
増加している鉄道自殺は
防げませんよ!

$PTSD研究家翠雨の日記

こういう
華厳経と
陰陽五行説の火祭りの
国民なんですからにひひ
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BS朝日もう一度会いたい『素顔の夏目雅子』から日本人の自己実現モデル

本日夜9時から

急性骨髄性白血病で
1985年に
亡くなった
女優さんですね。

映画『瀬戸内少年野球団』で
演じた主人公は
アメリカ文化への憧れと
敗戦の傷という

戦後日本の明暗が
共存する役柄
であったと

中井貴恵さんが
懐古しておられます。

美貌のほかに
(でもビルシャナや
アマテラスのような
輝く美貌でした)

気さくさ
破天荒さ

が魅力でしたね。

古事記のころからの
リセットの法則は
日本人が危機にみまわれるたびに

よみがえり

かつて受けたショックの古傷に
過去の成長のあとを
思い出させます。

(信じられない状況から
立ち直ったじゃないか!と)
勇気づけられ
自信を回復させるなかで
湧き上がってくる
無意識からのパワーの
ために

破天荒に
前例を壊しながら
変化し続けてゆかされるのが

日本人の
個性化の過程であり、
PTSDからの克服の
スタイルではないかと
思います。

古事記のスサノヲや
夏目雅子さんが
色あせないうちは

この国の人々に
人魚姫モデルの二元論は
なじまないのです。
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