月別アーカイブ: 2010年3月

みつばちハッチもPTSD克服物語

PTSD研究家翠雨の日記
タレントの
アヤカ・ウィルソンさん(12)が
8日
東京都内で行われた劇場版アニメ
「昆虫物語みつばちハッチ 勇気のメロディ」の
製作発表に登場しました。

この日は
3月8日
彼女の誕生日は
8月3日
ハチミツの日

劇場版は

スズメバチに巣を襲われ
たった1人になってしまった
ミツバチの子ハッチが
生き別れになった母や仲間を探す

という
テレビ版の物語を踏襲しながら
初めて人間の少女が登場するなど
映画のオリジナル展開もあるそうです。

ミツバチにとっての巣という
存在のよりどころを
追われ
たった独りぼっち

アニメとはいえ
立派な哲学者
ハッチ君です

これはトラウマになるでしょうね。

PTSDにならないように
するには
どうしたらよいか?!

失われたものを
探すことです。

ハッチがしたように
母や仲間と出会いなおすことです。

トラウマとも
時間をかけて
出会いなおすことが
心理療法の基本です。

そして
タイトルにあるように

最近は
【勇気】
大切のようです。

怖気づいて
あきらめたり
否認したりは
ダメですよ目
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トラウマ対処法日米⑤

犯罪を犯しておいて
逃亡した挙句
逮捕されて
断食ってケースありましたね。

市橋容疑者です。

【急性ストレス障害】の
典型です。

善良な市民しか
罹患しないと思っていたら

それは間違いです。

犯罪者こそ
ストレスに苦しんでいます。

彼の断食について
いろいろ憶測が飛びましたが、

実際は
単に
食べられなかったのだと
思います。

お葬式のあと
目の前に
ご馳走がたくさんあるのに
食べられなかった経験はないですか?

逮捕がショックでショックで
食べられなくなることは
普通にあると思います。

逆に
自分の意思で
あんなに長期の断食
宗教者でも
なかなか難しいでしょう。

尋常ではない
ストレスや
問題を抱えた場合

それを
断食によって超えるように
無意識にはインプットされているんですね。

それは確かです。

そんなことは何も知らなくても
食べられなくなります。
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野口英世博士記念研究室

アフリカ・ガーナ訪問中の
皇太子さまは
8日午後
(日本時間9日未明)
首都アクラの
ガーナ大学敷地内にある
野口英世博士記念研究室を
視察されました。
研究室は
1927年に
アクラに渡航して
黄熱病の研究に当たり
翌28年に
自ら感染して死亡した
野口博士が利用したものです。
皇太子さまは
研究室管理者の案内で
博士ゆかりの展示物を
見て回り
同博士が
実際に使ったとされる
顕微鏡をのぞき込むなどして
業績をしのばれました。
PTSD研究家翠雨の日記
私も
黄熱病の予防接種を
受けたことがあります。
野口博士のような
命がけの研究のおかげで
こうして
生かされているのだなあと
改めて
思いました。
国語の授業を選び
コツコツと
トラウマに向き合う愛子さま
ご自分もおつらいのに
そばで包み込むように護る雅子さま
歴史をしのばれる皇太子さま
ご立派だと
思います。

トラウマ対処法日米④

先ほどから
日米で
トラウマの超え方に
違いがある
なんて話をしていますが…

日本の場合の
アジャセコンプレックス

とんでもない甘えが許されて
初めて自覚が起こり
反省する

という件

下手すると
反感ものでしょう?!

素朴な感想として
最もだと思います。

しかし
日本人は案外打たれ弱いんですね

なので
悪いのは悪いし
間違っているのは
もう疑いようのないこと
なのですが

そんな状況にいても
バッシングされたりすると

まず
自分がかわいそうになってしまうことが
多いようです。

自分がかわいそうという気持ちで
一杯一杯

こころに
開きスペースはゼロです。

ここに反省の起こりようはないです。

究極の場合は
バッシングが【急性ストレス障害】を生み
【解離】が起きて
ますます会話が通じなくなります。

ここでは
正論が無効なんですね。
正論で攻めれば攻めるほど
相手の【解離】がきつくなるでしょう。

急がば回れ!
傾聴しかないんですね。
結局は…

鬼刑事でもそうでしょう。
カツどんくらいは出すでしょう?

そしたら
ほろりとして
しゃべってしまったりするでしょう?

アジャセマジック!
かな…
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朝日新聞『獅子頭』第十三話 『ザ・コーヴ』アカデミー賞

二順と鬼猫は
憧れの上海の大舞台にも
立つようになり
ました。
気候が違い
食べ物が違い

幼少の頃から
毎日毎日鍛えられた
団員たちですら
公演中以外は
ぐったりしています。
しかし
この二人だけは
いたずらしたり
ふざけたりしながら
トレーニングを続け

公演は大成功
皆に祝福され
目をきらきらさせています。
まじめさも大事ですが
楽しみながら
継続させるのは
もはや【才能】なのでしょうね。
テーマの
獅子頭
(肉団子)にも
出会いました。

日頃
父親がおまけしてくれる
獅子頭も
ありがたかったけど
ここの名物獅子頭は
巨大で熱く
いつものと
ぜんぜん違います。
食べ物は
自己実現の過程での
隠されたテーマ

ではないかと
思います。
二順も
最初
南方の甘い料理は
苦手でしたが
一ヶ月もいますと
滋味を感じるようになり
獅子頭とも出会ったようです。
姿かたちは
同じ人間が
気候の違いから
いろんな瞑想をし
そこから哲学が生まれ
それをもとに
料理や
病気の治療や
住まいの形や
着るもの
踊りや
音楽が
派生したのだと
想いました。
イルカ漁批判も
ここから
再考してほしいですね。

朝日新聞『獅子頭』第十二話  生意気!が大切

最近のドラマは
短くなったと聞きますが、

小説も
そうなのでしょうか。

お話は
トントン進み

二順は

生意気な
鬼猫と
協力しながら
芸道まっしぐらです。

PTSD克服の過程では
【内なる鬼猫】
伴走があるかもしれません。

【生意気】というのが
ポイントですね。

【わがまま】と同じで
悪い意味で使われることが
多くなりましたが、

本来は
人間のこころは
生意気でなければなりません。

文字通りの意味ですよ。
漢字をよーく
見てください。

小学生レベルの話ですみません。
道元とポニョを一緒にするような
人間の言うようなことですから…

道元なら
カツカツパッチとか
言うのでしょうね。

魚がぴちぴち跳ねてる様子です。

禅風を吹かせましょう!
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トラウマ対処法日米⑥

赤松広隆農相は
9日の閣議後の記者会見で
日本のイルカ漁を
批判的に描いた
米映画「ザ・コーヴ」が
米アカデミー賞の
長編ドキュメンタリー賞を
受賞
したことについて
「誤解に基づく点が多く、
『日本人は野蛮だ』
というメッセージになっており
残念だ」と
話しました。
いるかは海豚
豚を食べてはいけなかったり
牛を食べてはいけなかったり
お酒を飲んではいけなかったり
ベジタリアンがいたり
犬を食べて驚かれたり
肉食人種の歴史を忘れたり
食のタブーは
宗教と密接に
関わっていると
思います。
自分の宗教が
どういうものなのか?
(仏教徒ですとか
無神論です
というようなレベルでなく
ポニョが好きか?的な
レベルでの話です)
しっかり見つめた上で
他人の宗教観を
よく知ろうとする作業が


国際的に
焦眉の問題に
なっているのだと
思います。
プチ断食お勧めですドキドキ

トラウマ対処法日米③

厳密には
日米でなく
日欧の比較になりますが…

西洋人には
エディプスコンプレックス
あり
日本人には
アジャセコンプレックスがあります。

エディプスコンプレックスの
背景には
『ギリシア神話』
アジャセコンプレックスの
背景には
『観無量寿経』
あるいは
親鸞の
『教行信証』
があります。

コンプレックスの
解消において

西洋では
『罪と罰』
罪には罰ですが…

ギリシア神話の
エディプスは
盲目になることで
自分を罰し
放浪しますが

彼一代の問題で済まず
子どもたちも巻き込む
文字通りの悲劇です。

対して
アジャセは
母親への
とんでもない
甘えが
いろんな問題を起こしますが
それを罰せられるのではなく
許されることで
本人の
心からの反省が起こり
救済されます。

夢物語のようですが
これが
日本人の
コンプレックス解消の
理想です。

いわゆる
きれいな治り方でしょう。

身体の傷も
自然治癒力が充分活かされた
治療ではきれいに治りますが

あんまりムリすると
ケロイドになりますね。

トラウマも
文字通り向かい合うのではなく

子どもを護るお母さんのように
包み込みながら
溶かす方法があるような
気がします。

キーワードは
非暴力です。
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トラウマ対処法日米②

アメリカのお母さんは
半分お父さんですね。

合理性から
まず子どもを
後ろにやるだけで
第一は
敵対の意識ですね。

浮かび上がってくるのは
日本のお母さんの
非暴力かな

ガンジーみたいですね。

敵対して
戦わないんですね。

でも
子どもは護りたい。

だから自分が
抱きしめる。

本能的行動には
無意識的な
宗教観・哲学観が
顕著だと思います。

「無宗教です」
と思っていても
何も知らなくても

人間は
存在自体が
宗教的・哲学的存在だと思います。
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トラウマ対処法日米①

朝日新聞の天声人語にありました。

子どもを連れた母親が
危険に直面したとき

日本のお母さんは
たいてい
わが子を抱きしめて
うずくまる
防御姿勢を

とるのだそうです。

対して

アメリカのお母さんは
まず
子どもを後ろにはねのけ
敵に直面して
両手を広げて
仁王立ちになるのだそうです。

子どもの護り方にも
文化差があるのですね。

トラウマの超え方にも
それは言えるような気がします。
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