さきほど
夫の制止を振り切り
線路にしゃがみこんだ
69歳の女性の自死について
PTSDであると
書きました。
理由は
自分の意思ではなく
何者かに
引かれるようにして
行動してしまうように見える
被暗示性の異常な高さと
恐怖心のあまりの低さです。
列車にひかれるなんて
普通の神経では
怖くて怖くて
できません。
【解離】がなくては…
逆に解離があれば
世界は
物理学だけの世界に変貌し
自傷他害への
ハードルは
急に低くなります。
ハードルが
地下にもぐっていて
見えないと言ったら
わかりやすいでしょうか。
昨日
朝日新聞の論説にありましたね。
【こころの感染】
とも言います。
普通の言葉では
【ツラレテ】
と言います。
ついついつられて
何かしてしまうことは
誰にも
時々ありますが、
(被暗示性自体は誰にもある)
途中で
はっとして
立ち止まるのが
一般の人間で
正気にかえらず
自分がいつ死んだのか
知らないような
死に方をするのが
PTSDあるいは
ヒステリーです。
マリオネットですね。
月別アーカイブ: 2010年3月
列車飛び込み自殺対策強化キャンペーンの明暗
JR東日本が
「生きる支援の強化月間」
と名付けた
列車飛び込み自殺対策強化キャンペーンを
始めたこともあるのでしょう、
昨日の朝日新聞夕刊では
はっきりと
電車での轢死を報じていました。
最近の傾向としては…
普通に生活していると
列車の遅延の多さは嫌でも
気づきますが、
理由はあまりはっきりさせないのが
お約束でした。
自死したのは
大阪府枚方市で
69歳の女性です。
夫との散歩中で
もちろん
夫は引き止めようとしたのですが
それを振り切って
遮断機をくぐり
線路の上にしゃがんだそうです。
目の病気を苦にされていたと
書かれていますから
もちろん
それは引き金になったでしょうが
①夫の制止を振り切って
②線路の上にしゃがみこむ
人を振り切るというのは
【振り切りサギ】ならぬ
振り込めサギの被害者と
どこか似ています。
催眠商法にかかりやすい
被暗示性の高さをもつ
ヒステリーつまりPTSDです。
線路の上にしゃがみこむのは
最近の自死の流行です。
流行に敏感なのも
被暗示性の高さのたまものです。
ヘッセの
『車輪の下』の主人公が
PTSDから
飲みたくもない
アルコールに溺れ
溺死したのと似ています。
本人にははっきりとした
希死念慮はなかった感じがします。
何かに引かれるように
このような
行動をとってしまったのでしょうね。
【解離】の様相が
ありありと
浮かんできます。
この犠牲から
我々はきちんと学ばねば
ならないでしょう。
愛子さまの不登校 PTSD問題の象徴化加速
皇太子ご夫妻のご長女
愛子さま(8)は
現在
不登校状態にある
ようです。
先週
風邪のため発熱などの症状で
学校を休まれましたが
回復された今週月曜日(1日)になっても
腹痛や強い不安感を訴えて登校できなかったそうです。
ご両親に促されて
2日に登校しますが
早退し
3日から5日まで休まれています。
登校への意欲はおありですが
登校に際して強い不安感がおありです。
学習院の調査では
同じ学年の男の子たちが
乱暴な行為を繰り返しており
愛子さまを含む複数の児童が
被害にあっていたためではないか
とのことです。
被害の詳細など
不明ですが
PTSD研究は
ますます
【象徴的】なものと
なってきたように
感じます。
朝日新聞『獅子頭』第十話 DV被害児は人類の宝
雑技学校の訓練は厳しい。
先生の指導を
まじめに聞き
その通りにしようとするが
なかなか
身体がついていかない。
そこでピシッと
たたかれる。
限界の限界を超える。
そんな努力が
要求される場所です。
これは
【如人千尺懸崖上樹】
千尺の崖の上にいたら
怖さで
一杯一杯
しかしその先へ
飛ばねばならない。
雑技という
スポーツのような
芸術であっても
公案に取り組むのは
寺の修行僧と同じ。
入学前
「サルみたいに木の枝を歩けるようになる」
と言っていたように
人間の限界に
挑戦する。
7歳の
二順も全身全霊をぶつけて修行する。
DVや虐待の被害児も
それは
同じで…
今のままでも
充分過酷なのに
その先を
自力で超えるように
要求される。
暴力を
非暴力で
避けているうちに
神技的な
心身を身に着けた子が多い。
雑技学校では
訓練は厳しくても
時間がきたら
終了
おいしい食事が待っているし
食堂のおじさんは
子どもたちの苦労を知っているから
慈悲をたたえた目を向けつつ
一生懸命うなずき
ねぎらいながら
トレーを一人一人に渡してくれる。
DV家庭だと…
四六時中
神経が休まる暇がない。
誰もわかってくれない。
浴びるのは罵声と暴力のみ。
PTSDに罹患しないほうが
おかしい。
絶望から
無気力や
注意散漫や
混乱が起きても
なんら不思議ではない。
まともな会話がない家庭では
日本語の習得は難しい。
何も
日本人だから
日本語が話せるのではない。
しかし
【言葉が遅い】
表面的な判断で
容易に
【発達障碍】【学習障害】
と診断され、
療育の対象とされる。
下手をしたら
投薬される。
雑技学校に入学すると
人類の限界を超えなければならない。
DV家庭に生まれると
PTSD克服という
未来型の難題に取り組まねば
殺される。
苦境に住む
DV被害児や虐待児は
人類の宝だと思います。
それをいじめる親や
専門家は悪魔です。
発達障碍誤診爆発的流行の背景にある虐待&DV
埼玉・蕨市で
4歳児の次男に
充分な食事を与えず
死亡させた47才の父親と37才の母親が
4日
保護責任者遺棄の疑いで
逮捕されました。
父親は警察の調べに対し
「生活保護で生活していて
十分に食事をさせられなかった。
逮捕は納得できない」と
話しているそうです。
警察の調べによると
入浴もさせず
放置した疑いが持たれています。
死因は急性脳症でしたが
体重が約10キロしかなく
衰弱していたということです。
児童相談所は
「強制的な保護を
裁判所に相談していたが
体にケガがないことなどから
断念した。
死亡という事態に至り
非常に残念」と
話しています。
虐待事件多いですね。
死亡に至らないと
日の目をみないのですから
世の中にどれだけ
虐待されている子がいるか
わかりません。
いまだに
身体的暴力がないと
虐待と認めなかったりするんですね。
極度の痩せや
子どもの様子で
おかしいと気づきそうなものでしょうに。
心理学の学会が
DVや虐待、自殺対策に
まじめに取り組まないツケは
児童相談所などの現場や
なにより
被害児に顕著です。
DVも
暴力を受けたり
見聞したりするのですから
子どもにとっては虐待です。
世の中には
発達障碍や学習障害
人格障害が増えていますが、
それは
虐待による
心の傷(トラウマ)を放置された挙句の
PTSDではないかと思います。
子どもにとって
親に虐待されることは
世の中に対する
絶望しか生みません。
PTSDにならない方が
不思議です。
加えて
知的障害扱いされるのですから
被害児の
絶望はどんなに深いか
…想像を絶しています。
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光GENJIの元メンバー赤坂晃被告の依存症
昨夜の記事より
詳しい事情がわかりました。
起訴状によると
昨年10月に新宿の
カラオケバーの
店長となりましたが
金銭トラブルなどがあり
独立を図るもメドが
立たなかったようです。
病気の父の介護で
精神的に追い詰められ
昨年12月10日に
出資者の男性から覚せい剤を勧められ、
同28日に使用した
ということです。
「酒と併用したので
思ったほど効果はなかった」と
振り返るなど
淡々とした態度を
貫きつつ
謝罪し
「打ち込める仕事を探すこと
(誘惑の多い)環境に身を置かないこと
意思を強く持つこと」と
更生への3カ条を
口にしました。
赤坂被告から学ぶべきことは
3点です。
薬物依存は
①強いストレスが原因
②ストレスへの耐性に問題があった
③【自力】で克服するしかない
日本では
PTSDは
ブラックボックスにあり
【否認】された病ですから
依存症は
性格の問題になり
自力で直すしかないんですね。
いばらの道だと思います。
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新潮新書『新薬クライシス』と心理療法
本日の
朝日新聞の
一面下方の広告にありました。
崇高な使命、熾烈な開発競争、飛び交う大金、去っていく研究者。2010年、もう新薬は生まれない。
全世界で七十八兆円、国内七兆円の医薬品業界が揺れている。巨額の投資とトップレベルの頭脳による熾烈な開発競争をもってしても、生まれなくなった新薬。ブロックバスターと呼ばれる巨大商品が、次々と特許切れを迎える「二〇一〇年問題」――。その一方で現実味をおびつつあるのが、頭のよくなる薬や不老長寿薬といった「夢の薬」だ。一粒の薬に秘められた、最先端のサイエンスとビジネスが織りなす壮大なドラマ!
こころの領域でも…
精神科に通う殆どの人が
【うつ病】と
診断されてて
薬が効くのが
うつ病
と教科書にもあるのに
薬が効かなくて
絶望している。
絶望すべきは
専門家のほうなのに
平気の平左
『精神科治療学』では
やーんわり
実はうつ病ではなく
PTSDでしたと
白状したけど…
心理療法は?
と言えば…
河合隼雄の輸入した
ユング心理学のブームは去り、
精神科に右へ倣へ!
書店に躍っていた
【自己実現】【個性化】は姿を消し
【発達障碍】【人格障害】【適応障害】
の急増
優秀な人も
高貴な人も
優しい人も
みな
型に嵌め殺され
チッソくしかかっている。
上から目線の
教育・指導の流行
ひきこもりや
摂食障害の方々は
それを
拒否し
「自力で自立しますから」
と言う。
これが
日本の心理療法の現状です。
ホントに
こんなので
いいんですか?
朝日新聞『獅子頭』第九話② 発達障碍誤診という二次被害
第九話の感想は
さっき書いたばかりですが
大事なことを
書き忘れました。
私がDVシェルターで会った
小学校に入学したばかりの
男の子は
「頭がいい」
「頭で考えて」
「頭よくなったらいいのになあ」
ずいぶん
頭にこだわっていました。
何でかなあと
思っていたら
学校で勉強ができなくて
先生にこっぴどく叱られて
お母さんも注意を受けていたことが
あとでわかりました。
シェルターの心理スタッフも
「お母さんに注意したら
やるようになったらできますって
言うから
やらないとできません!
って言っときました」
なんて言います。
この子は
箱庭が完成すると
お母さんに見せたいと言いました。
お母さんは
心身衰弱してましたから
非常に控えめで
特に何も言われませんでしたが
何か
得心されたのが
わかりました。
『いろいろ言われたけど
この子は大丈夫。
私の思ったとおりだった。
子どもを信じて
よかった…』
そんな感じがしました。
内容の素晴らしさは
既に書きましたが、
頭が悪くてはとてもとても
創れない箱庭でした。
もちろん
箱庭は頭のよさを表現するものでは
ありませんが、
そのくらいはわかります。
雑技学校では
先生にたたかれないようにするには
超能力を養うことが必要です。
DV被害児は
超能力のような
敏感さと精神的タフさを
訓練させられているみたいなものです。
そして雑技学校では
訓練が厳しいので
勉強の先生はユルユルです。
一方DV被害児は
下手すると
【発達障碍】【学習障害】あつかいです。
学会でも
無意識への理解などは
だんだん勉強する人が減り、
【発達障碍】だらけです。
子どもたちは
DVだけでも
つらすぎるのに
こんな二次被害にさらされながら
懸命に生きているんです。
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朝日新聞『獅子頭』第九話 DV被害
雑技の訓練と勉強の
両立は
大変そうです。
雑技の黄先生は
最初に出会ったときは
確か美しい笑顔でしたが
いつの間にかそれは
幻となり
厳しさ一辺倒に大変身です。
注意されて
そのとおりに
直していこうと
努力するのですが
からだがなかなかついていきません。
そのうち
扇子で
パシッとたたかれます。
しかし
痛みと対応して
姿勢はどんどん
よくなっていきます。
鍼灸治療の
痛ギモみたいですね。
雑技も
陰陽の世界です。
6歳の小飛だけは
たたかれる前に
姿勢を直します。
まるで超能力みたいで
ちょっとねたまれてます。
DV被害者から
よく訴えられる話があります。
「身体的暴力でないと
そして
その結果としての
大怪我でも見せてもらわなきゃ
DVって言われてもねえと
言う人がいるけど
たたかれっぱなしって人は
そんなにいないですよ。
それは相当重症なDVで
普通は一日中びくびくしてて、
暴力が来るな!って察知したら
なんとかなだめようとしたりするし
いよいよだめなら
逃げますよ」
DVにさらされた精神的暴力による
恐怖感とストレスは相当なものです。
子どもたちも
同様で
雑技学校の小飛君みたいな子も
多いです。
日々鍛えられたんでしょうね。
ぴりっとした魅力にも
映りますから
妬みから
いじめられたりもします。
本人は非暴力ですからね。
ちょっとかわいそうです。
悲しい傷跡とも言えるけど
克服の暁には
きっと
アクロバットのような
ドラマチックな展開を
支えてくれる能力でもある
と思います。
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お水取り こもりの僧は11人
東大寺
二月堂のご本尊は
十一面観音
お水取りは
11人のこもりの僧
さてなぜ11でしょう?
陰陽五行と言いますが
水・火・木・金・土 の5気に
それぞれ
1・2・3・4・5 の数字が
対応しています。
これが
【生数】
土気は他の陰陽を司るので
生数に5を足した
6・7・8・9・10
これが【成数】
陰陽五行説ではよく
【生数】と【成数】を合わせます。
1+2+3+4+5 =15
6+7+8+9+10 =40
15+40=55
5つの気は宇宙の構成要素なので
宇宙の数は55で表されます。
『源氏物語』が54帖から成るのは
宇宙の真理に1つだけ足りないだけ
(架空)のお話という意味だそうです。
単なるお話であって
現実ではないけれど
それは現実にほんの少し
足りないだけだという
式部の主張です。
故・吉野裕子先生から習いました。
PTSDとポニョやルパンを
一緒くたに研究する理由も
ここにあります。
では【生数】+【成数】で
11になるのは
どの気でしょうか
3+8 =11
3は木気ですね。
春の活き活きした
活気は【木気】です。
だから春が来るんです。
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