子どもの名前は
【雲舞】
PTSD克服の過程で
出会った妻の名が
【雲紗】
現実では
空中から落下しましたが
そういう果敢な二順だからこそ
掬おうとする網が
あります。
東大寺の
華厳の観音さまは
福祉や親子愛や隣人愛が
見放すようなものこそ
掬って下さる網を
象徴しているのです。
実際に世界のどこかに
そういう方がいらっしゃる
のではありません。
どんな人にも
こころというものがあるわけ
ですが
そのこころの奥底に
そういう力が存在する
そういうことを
比ゆ的に教えてくれているのです。
崖の上は危ないからと
安全な道を歩いてゆける人は
ある意味で幸せでしょう。
しかし
世の中には
仕方なく
あるいは
わざと崖の上に
自分の身を投げる人が
あります。
しかし
そんな人を掬う網が
あるのです。
〈 ↑ 役行者が建てた投げ入れ堂〉
明治には漱石が
トラウマ体験克服のヒントを
『門』に著しました。
平成になって宮崎駿は
『崖の上のポニョ』で
子どもにも無関係ではないことを
示しました。
主人公はどちらも
【ソースケ】です。
宗助と宗介
【如人千尺懸崖上樹】
ポ如 崖の上の
禅の古い公案は
何も禅僧の専売特許ではないのです。
命がけで生きようとする人間のために
あるのです。
それが繰り返し繰り返し
表現を変えて
芸術には
立ち現れてくるのです。
月別アーカイブ: 2010年4月
笑わないPTSD男児を絵で治療?! ~韓ドラ『風の絵師』第十四話
主人公らは
ニコリともしない男児を
見せられ
この子を笑わせる絵が描けたら
合格と言われる。
思案に暮れる師を部屋に残し
主人公は
水を汲みに井戸へ
行き、
女中さんたちに
「あの子はいつから
笑わないのですか」
と聞き
旅芸人が街にやってきて
母親と一緒に出かけた後
母親が亡くなってしまったのだが
その時からだという
情報を入手する。
主人公は
閃いたように笑い
師に耳打ちした。
もうお分かりですね。
母親が亡くなったショックから
笑わなくなったのです。
PTSDです。
少々ふざけたマンガを描いても
無駄です。
トラウマを溶かすような
絵を描くのでしょうね。
十五話が楽しみ!
5か月の長女を壁にぶつけ逮捕された母親も時代のカナリアか
生後5か月の長女を
自宅の壁にぶつけ
両腕の骨を折るなど
全治3週間の虐待を加え
腕の骨を折るなどの
ケガをさせたとして
福井県に住む22歳の母親が
傷害の疑いで逮捕されました。
実家に里帰りした際に
容疑者の母親が異変に気づき
手当てを受けさせた
病院の通報で
虐待の事実が
わかったものです。
顔や胸に打撲の跡があるほか
足の裏には刺し傷もある
といいます。
容疑者は「育児に疲れてやった」と
容疑を認めています。
若い女性の
これほどまでの暴力性
投げやりなきもちと
【解離】…
『もうどうしていいか
わからない…』
みんなが否認する
この国の
こころの問題を
そっくりそのまま
象徴しているかのような
悲劇です。
虐待事件に分類するのは
ちょっと違うような
そんな気がする
怖い事件です。
当て逃げの車にあった覚せい剤を犬のせいにする44歳 ~解離事件デタラメ度バクシン中!
東京都内で
3件の当て逃げをしたとして
逮捕された男の車の中から
覚せい剤が見つかり
再逮捕されました。
44歳の容疑者は覚せい剤は
自分のものではなく
覚せい剤を見つけ出した
警察犬が置いたのだと
主張しています。
アルコール依存による
飲酒運転増加が
話題になったと思えば
覚せい剤依存での事故に
進化しました。
否認の仕方も
アルコールなら
「わからない」程度でしたが
覚せい剤では
犬のせいです。
しかも警察犬ですから…
この容疑者には
これほどの【解離】を起こさなければ
ならないような
悲しい出来事があったのだと
お察しします。
濡れ衣でも着せられた
のかもしれません。
そのあたりの心の整理が
治療の焦点になるでしょう。
「病院にノーメークで行け」向精神薬不正入手 ~コケにされた精神科医療の実態
大阪市西成区の
生活保護受給者から
不正入手した向精神薬を
インターネットで
違法転売したとされる事件で
不眠治療に使われるハルシオンや
精神安定剤のデパスなど
35種約1万錠の
向精神薬や医薬品が押収
され
約80人分の顧客リストも
見つかりました。
知人の女に
「病院にノーメークで行け」
「医者に『だるい』『やせたい』と言え」
などと、具体的に指示していたようです。
精神科クリニックでの
向精神薬処方を
国が許可することは
もはや
コンビニでの劇薬販売を
許可することと
大差のない
死亡遊戯となっていることの
証です。
もう一度原点に還って
法改正して欲しいです。
解離しなければ、人を切れない斬首人 ~韓ドラ『風の絵師』第十三話
主人公の絵師が
国家反逆罪で
首を切られるシーン
むしろの上に
主人公が
座らされ
執行人が
死刑理由を述べ
人々が見守る中
最後に登場したのは
荒ぶれる大男
大鉈(おおなた)を
振り上げるまえに
したことは…
半分に切ったひょうたんに入った
マッコリ
(韓国のどぶろく
にごり酒)をあおること
でした。
人間が人間の首を切る
そんな非情なことは
普通はできないんですね。
いくら強そうな大男で
仕事であっても。
こころ
ってものがありますから。
こころを
【解離】させて
自分の住んでいる現実を
物理の世界にするには
こんな大男にも
マッコリが
必要なのです。
長妻厚労相がうつ病対策法改正含め検討 ~でも受診&服薬は慎重にネ!
長妻昭厚生労働相は
都内の渋谷労働基準監督署を
視察し
「健康診断の時に
一定期間、眠れなくなっているなど
(の症状)を聞いて
チェックできないかどうか。
法律改正が必要であれば
それも含めて検討したい」と
述べました。
「自殺対策にもつながる。
本人はうつ病と分かりにくい」と
強調しました。
翠雨は
学生さんに
不眠症の事例と
その分析を講義
したうえで
以下のように
まとめました。
「眠れないからって
安易に薬を飲まないように
精神科医の言うことを
鵜呑みにしないように」
自己実現か屍か
不眠やイライラは
賞味期限が切れた価値観のままで
生きてゆけると勘違いしている
頑固なあなたを
無意識が
なぞなぞごっこに
誘ってるんだから
それを薬で抑えるなんて
モッタイナイ!
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家出するポニョは発達障害?人格障害?
人格障害とか境界例
なんて人達
心理療法家は
わりと
「ボーダー」
(ボーダーライン)って
言い方を好んでましたが
―精神病と神経症の
間と習いました―
心理療法の途中で必ず
何か危険なことをするから
セラピストも
巻き込まれます。
初心者が
最初に巻き込まれることを
アクティング・アウトの
洗礼とか呼んでました。
本来なら
心の中で
葛藤や不安を処理していくのが
心理療法なのですが
それが現実の行動に移されてしまう
ことを言います。
暴力とか家出とか
自傷・他害なんかが
ここに含まれます。
行動化だらけの
PTSDは
人格障害扱い
間違いないですね。
じゃあ
ポニョも
人格障害ですか?
そんなぁ
そう言えば
昨年東京フォーラムで
ポニョを自己実現モデルとして
分析したのを
発表したら
「ポニョの年齢では
適応論でしょう」
という大学教授がいました。
発達障害ってことですね。
妹たちは
お父さんに言われなくても
お部屋に帰るのに
ポニョは
嫌がって家出までするんですから
知能が遅れてるってことですね。
お部屋に帰れるように
少しずつ教えていかなければ
なりません。
じゃあ、宗助は出番ないですね
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クライエント中心&非指示が心理療法の基本
心理療法だけでも
きちんとやれば
拒食症や
不眠症くらいは
充分適応範囲なのですが
治り方は
医学や教育と
真逆です。
クライエントは
外から与えられるもの
つまりはアドバイスや指導や
薬で治るのではなく
(傾聴により)
自己治癒力が作動することで
内側からの気づきが起こり
それがだんだん深化しながら
自分で変化(進化)していくのです。
(治ったって感じでもないですね)
教科書にはそう書いてありますし
トレーニング中にも
徹底的にこの態度を
仕込まれたものです。
これも現在どこかへ消えてしまった
基本原則の1つですけどね。
今の大学って
どんな教科書で勉強してるのでしょうね。
そう言えば
学会の発表会場で
目を見開いて
「何教えてはるんですか?!」
って質問されたことあります。
「臨床心理学ですけどぉ…
(何か?)」
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いつのまにか医学モデルに追随するようになった心理療法
教科書的には
クライエントの訴える
症状だけを
聴くのではなく
無意識の意図まで含んだ
全体性をとらえるように
というのが
心理療法の基本原則です。
学生の頃は
診断し
診断名をつけ
それにまつわる問題だけを
除去するという
【医学モデル】を
相当馬鹿にし
心理療法では
【診断名】なんか
関係ない!と
考える気風がありました。
ユング心理学や
ロジャーズが流行ってた
こともあると思いますが、
なんか活気があったのが
懐かしく想い出されます。
今の心理療法家は
落ち着きがなかったり
笑わなかったら
【発達障害】
リストカットでもしようものなら
【ボーダー(BPD)】
【人格障害】
摂食障害さえもが
どこか
発達障害扱いで
医学モデルそのものに
変質してしまいました。
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