月別アーカイブ: 2010年4月

悪口を言っているうちに不眠症が治ることもある。

最近眠れなくて
「しんどい」と
ある女性が話し出す。

「大変ですね」と言うと
なぜか

最近韓国で行方不明になった
韓流ドラマ好きの女性について
話し始めた。

そう言えば
あのニュースを聞いてから
いらいらして
眠りにくくなった
と言いだす。

逢うたびに
「だんなさん亡くなったからって
一人で行く?」
「いくらお金入ったか
知らんけど」
「そんな夜遅い便で
宿も取らないで…」
「考えられへんわ」

逢ったこともない女性の行動に
憤り、ののしる。

一方で
今年75歳になるので
「お迎えが近いからね」
とよく言うようになった。

迫力ある熱弁に
ただただ巻き込まれるように
聴いていただけの
ある日、

明日韓国に発つという。
「生きてるうちに
好きなことしとかないとね!」
なんて
なんだか活き活きしている。

話の内容から
不眠症はどうやら
去ったようだった。

悪口なんかはあまり
言わない方がよい
のでしょうが

言いながら
価値観が変化し
睡眠薬を飲まなくてすむのなら

言った方がいいのでは?
と思うことが結構あります。
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長妻厚労相がうつ病対策法改正含め検討 ~でも受診&服薬は慎重にネ!

長妻昭厚生労働相は
都内の渋谷労働基準監督署を
視察し
「健康診断の時に
一定期間、眠れなくなっているなど
(の症状)を聞いて
チェックできないかどうか。
法律改正が必要であれば
それも含めて検討したい」と
述べました。
自殺対策にもつながる。
本人はうつ病と分かりにくい」と
強調しました。
翠雨は
学生さんに
不眠症の事例と
その分析を講義
したうえで
以下のように
まとめました。
「眠れないからって
安易に薬を飲まないように
精神科医の言うことを
鵜呑みにしないように」
自己実現アップか屍かドクロ
不眠やイライラは
賞味期限が切れた価値観のままで
生きてゆけると勘違いしている
頑固なあなたを
無意識が
なぞなぞごっこ
誘ってるんだから
それを薬で抑えるなんて
モッタイナイ!

家出するポニョは発達障害?人格障害?

人格障害とか境界例
なんて人達
心理療法家は
わりと
「ボーダー」
(ボーダーライン)って
言い方を好んでましたが
―精神病と神経症の
間と習いました―
心理療法の途中で必ず
何か危険なことをするから
セラピストも
巻き込まれます。
初心者が
最初に巻き込まれることを
アクティング・アウト
洗礼とか呼んでました。
本来なら
心の中で
葛藤や不安を処理していくのが
心理療法なのですが
それが現実の行動に移されてしまう
ことを言います。

暴力とか家出とか
自傷・他害なんかが
ここに含まれます。
行動化だらけの
PTSDは
人格障害扱い
間違いないですね。
じゃあ
ポニョも
人格障害目ですか?
そんなぁあせる
そう言えば
昨年東京フォーラムで
ポニョを自己実現モデルとして
分析したのを
発表したら
「ポニョの年齢では
適応論でしょう」
という大学教授がいました。
発達障害ってことですね。
妹たちは
お父さんに言われなくても
お部屋に帰るのに
ポニョは
嫌がって家出までするんですから
知能が遅れてるってことですね。
お部屋に帰れるように
少しずつ教えていかなければ
なりません。
じゃあ、宗助は出番ないですね叫び

クライエント中心&非指示が心理療法の基本

心理療法だけでも
きちんとやれば
拒食症や
不眠症くらいは
充分適応範囲なのですが
治り方は
医学や教育と
真逆です。
クライエントは
外から与えられるもの
つまりはアドバイスや指導や
薬で治るのではなく
(傾聴により)
自己治癒力が作動することで
内側からの気づきが起こり
それがだんだん深化しながら
自分で変化(進化)していくのです。
(治ったって感じでもないですね)
教科書にはそう書いてありますし
トレーニング中にも
徹底的にこの態度を
仕込まれたものです。
これも現在どこかへ消えてしまった
基本原則の1つですけどね。
今の大学って
どんな教科書で勉強してるのでしょうね。
そう言えば
学会の発表会場で
目を見開いて
「何教えてはるんですか?!」
って質問されたことあります。
「臨床心理学ですけどぉ…
(何か?)」

いつのまにか医学モデルに追随するようになった心理療法

教科書的には
クライエントの訴える
症状だけを
聴くのではなく
無意識の意図まで含んだ
全体性をとらえるように
というのが
心理療法の基本原則です。

学生の頃は
診断し
診断名をつけ
それにまつわる問題だけを
除去するという
【医学モデル】
相当馬鹿にし
心理療法では
【診断名】なんか
関係ない!とシラー
考える気風がありました。
ユング心理学や
ロジャーズが流行ってた
こともあると思いますが、
なんか活気があったのが
懐かしく想い出されます。
今の心理療法家は
落ち着きがなかったり
笑わなかったら
【発達障害】
リストカットでもしようものなら
【ボーダー(BPD)】
【人格障害】
摂食障害さえもが
どこか
発達障害扱いで目
医学モデルそのものに
変質してしまいました。

悪口を言っているうちに不眠症が治ることもある。

最近眠れなくて
「しんどい」と
ある女性が話し出す。
「大変ですね」と言うと
なぜか
最近韓国で行方不明になった
韓流ドラマ好きの女性について
話し始めた。
そう言えば
あのニュースを聞いてから
いらいらして
眠りにくくなった
と言いだす。
逢うたびに
「だんなさん亡くなったからって
一人で行く?」
「いくらお金入ったか
知らんけど」
「そんな夜遅い便で
宿も取らないで…」
「考えられへんわ」
逢ったこともない女性の行動に
憤り、ののしる。
一方で
今年75歳になるので
「お迎えが近いからね」
とよく言うようになった。
迫力ある熱弁に
ただただ巻き込まれるように
聴いていただけの
ある日、
明日韓国に発つという。
「生きてるうちに
好きなことしとかないとね!」
なんて
なんだか活き活きしている。
話の内容から
不眠症はどうやら
去ったようだった。
悪口なんかはあまり
言わない方がよい
のでしょうが
言いながら
価値観が変化し
睡眠薬を飲まなくてすむのなら
言った方がいいのでは?
と思うことが結構あります。

朝日新聞『獅子頭』第四十六・四十七話  恐怖症【昇華】のコツはポニョと共通

二順は雲紗と
結婚し

もうすぐ
子どもが
生まれます。

子どもの名前を
考えるのにも
まず獅子頭を思う
二順ですが

窓の外には
きれいな雲。

紗をまとった
女性がスローモーションで
舞っているみたいです。

『舞台恐怖症は
もう完治しましたよ。

もう獅子頭は
卒業したら
どうですか?』

そういう声が
二順のこころに
響いたかも
しれません。

空中から
落下した恐怖や不安や情けなさや
申し訳なさの入り混じった
コンプレックスは

雲紗という女性により
全く違う次元で
受け止められ
【昇華】しました。

もちろん
二順が果敢に
新しい世界に
飛び込み
努力し続けたから
です。

PTSD研究家翠雨の日記

ポニョと同じですね。

勇気をもって飛び込めば
無意識も世間も
味方になってくれるのです。
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愛知・豊川の家族5人殺傷 根本原因はひきこもり&依存症という名のPTSD

愛知県豊川市の一家5人殺傷事件は
刺し傷10カ所以上
自宅に火を放つなど

凶悪ですが

引きこもりには
対人関係の失敗
あったようですし

ネットに一日中没頭し
ゲームなどを
オークションなどで購入することで
200万~300万円の
借金をするなどの
依存症が確認されています。

困り果てた家族が
インターネットを使えなくしたことで
激昂したのは
明らかで

容疑者の
問題行動時の
心理状態は実にシンプルな
心因反応ばかりです。

統合失調症でも
発達障害でもないですね

理解できないのは
なぜここまで
シンプルなのか
ですが

やはり【解離】でしょう。

解離体質という
応急処置で
根本問題が先送りされてきた果ての
凶行ですね。
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福岡3歳児浴槽に監禁虐待の母親の夫逮捕 ~ PTSDの【解離】による【させられ体験】

福岡市で
母親に
テーブルから転落させられるなどの
暴行を受けて
3歳の女児が
意識不明の重体になっている事件で

同居していた31歳の夫も
女児を浴槽に入れ
手首をテープで蛇口に固定し
6時間半近く拘束した疑いで
逮捕されました。

「おもらししても
すぐに流せるために
浴槽に入れた」
と話しているようです。

全くのモノ扱い
ですね。

血がかよい
心をもった
人間として
見ることができなくなったから

こういうことが
できるのでしょうね。

世界が
物理学の世界
変貌してしまう

こころの病を
【解離】と言います。

世の中に
解離があふれているように

思います。

それになかなか
気づいてもらえないから

これでもか
これでもかと

ひどい事件が頻発しています。

無意識に操られた
一家の悲劇です。

予防対策をしなければ
日本はオカルト国家に
なってしまうでしょう。
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DVにおける二次被害の現状 ~被害者はC.G,ユングになる

クラフト=エビングが

「精神疾患は
人格の病なのだから
全人格をもって立ち向かう」

と書いているのを
見つけ

内科の先生に話したユングは
相手が失望しているのをみて

アウトサイダーである孤独と不安を
かみしめました。
子ども時代の【古傷】がうずきます

DV被害のトラウマは
外からは見えません。

しかし避難し、安全な場所にいても
ごく普通の会話から
古傷がうずくということが
起こりがち
なので

DVシェルターでは
なるべくこちらからは質問したり
意見を言ったりせず
傾聴することが基本になっています。

まあ、殆ど守られてない基本ですがね。
だって
「離婚しなさい」
「この母子寮にあさって行きなさい」
…って世界ですから。

『言うとおりにしてたらいいんだ』
『やれと言ったらやれ!』

自動翻訳機の音声が心に響き、
そこはたちまち逃げてきた家に変貌します。
『誰のおかげでメシ食ってられるんだ』
とさえ聞こえてきます。

自信がなくなり
不安に襲われます。

しかし
支援の現状がそうであるなら
ユングのように
古傷(トラウマ)を抱えながら
負けずに進むしかないでしょう。
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