不登校で
数時間も夢想にふけったり
森や川に出かけたり
マンガを描いたり
物を集めたり
本を読んだり
遊んだり
しているのは
最初は
楽しかったのですが
だんだん
良心の呵責が起こり
楽しくなくなってきました。
『逃げている』という
漠然とした感じも出てきました。
自分を突き飛ばした子についても
うらまないんです。
あれは無意識的に
自分がそそのかしたのだ
と考えるんですね。
自己実現への【抵抗】だった
とわかるのは
人生も後半になってからです。
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不登校で
数時間も夢想にふけったり
森や川に出かけたり
マンガを描いたり
物を集めたり
本を読んだり
遊んだり
しているのは
最初は
楽しかったのですが
だんだん
良心の呵責が起こり
楽しくなくなってきました。
『逃げている』という
漠然とした感じも出てきました。
自分を突き飛ばした子についても
うらまないんです。
あれは無意識的に
自分がそそのかしたのだ
と考えるんですね。
自己実現への【抵抗】だった
とわかるのは
人生も後半になってからです。
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運勢エネルギーを表す星に
「冠帯」なんてのがあるそうです。
(衣冠束帯の略でしょうか?)
理想・飛躍を意味する星です。
人間の一生に例えると
<未熟な少女期から青年期へと移りゆくイメージ>
です。
(男性でも同じことでしょう)
パワフルな精神で
さまざまな事にチャレンジする時
普段は避けていた難しい仕事にも
積極的に取り組んでみたくなる時
そして
自分一人で完ぺきに成し遂げようとせず
経験豊富な周囲の人間のアドバイスを得て
向上をはかるべき時
です。
雲紗の頭脳
鬼猫の見聞の広さとセンス
自分にないものを
柔軟に積極的に
見方につけながら
二順は
結婚にこぎつけようと
しています。
これだけは自分の頭で
指揮をとりたいですよね。
自力がすべてだった時期から
風に乗る時期に
変化してきたのかも
しれません。
無我だと上手に
乗れますね。
発作のために
ユングは
不登校状態になり
ユングの両親は
いろんな医者に相談しましたが
どこが悪いのか
わからなかったようです。
ある医者は
転地療養をすすめ
ある医者は
【てんかん】だと
言いました。
転地療養は楽しかったのですが
家に戻ると
発作が起きますし
てんかんの診断については
12歳のユングも
『ありえない』と
失笑していたようです。
しかし
半年くらい経過した頃
自分のことを
「不治の病のために
生計もたてられず
これから先
一体どうなるのか」と
悲嘆にくれている
父親の姿を
陰から見たとき
ユングは
「働けばいいのだ!」
と考え
急にまじめに勉強しはじめました。
発作が襲ってきても
一心不乱にラテン語を詰め込み
「こん畜生!発作なんかおこすもんか」
と独り言を言いながら
打ち込んだ結果
なんとその日のうちに
発作を自力で止めることに
成功し
2.3週間後には
登校するようになりました。
そして
神経症とはこういうものだと
悟ったと回想しています。
(12歳のユングの自己診断は
神経症だったのですね)
PTSDについて
専門家にも見放される
孤独と
現実適応のため
自力で発作をねじ伏せる試み
そこでつかむ
心理学的な経験知
今も昔も
国籍も
あまり関係ないと
思いませんか?
(無意識は
とりあえず
小休止してくれましたが
のちにまたパワーアップして
襲い掛かってきたことは
いうまでもありません)
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ひらめきや復讐心は
【自己治癒力】の作動による
ものでしょう。
東洋医学では
瞑眩反応と言います。
(病的に悪化したように見えます)
学校に行かなくてよい
というひらめきは
こころ全体からの
反応です。
ユングは学校というものに
適応するのはあたりまえだ
という意識が強かったのですが
(当たり前だと
思われる方もあるかと
思いますが)
12年間ユングを影から観察してきた
無意識も含めたこころ全体は
『こんなに個性的なヤツなのに
そんな無理がいつまで通用すると思ってるのか
そんな人生でいいのか』と反発し
ユングの意識的な気持ちと
真逆の考えを強力に押し付けてきたのです。
補償作用ですから
無意識が正しいという
わけではないです。
とうてい受容しがたい困った要求に
困惑しますが
実は少しパワフルになっても
いるのです。
復讐心が芽生えたのは
その一端でしょう。
復讐というと
あまりよい感じがしない
かもしれませんが
この事件をトラウマ化させては
ならないと
なんとかがんばろうとする気持ちの
現れなので
それに殴りかえしたわけでもないし
12歳の子どものこころですから
(もしかしたら翻訳の問題も
あるかもしれませんし)
好意的に受け取ってくださいね。
しかし
応急処置は失敗したので
―意識と無意識の葛藤で
意識が勝った―
第二段階に突入し
【発作】が
「逃げるな!逃げるな!
納得するまで考えろ!」
と襲ってきたのです。
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人間がショックを受けたとき
というのは
いわゆる催眠状態に近い
ようです。
無意識には
パンドラの箱のように
いろんなものが詰まっていますから
みんなと同じように
学校に通うためには
しっかり
【抑圧】
しておく必要があります。
ところが
こころがショックを受けると
抑圧のフタが開いて
こころ全体で
事故処理をしようとします。
温故知新とか
脚下照顧といいますが
無意識にある
過去の知恵を拝借して
克服しようとするのです。
催眠療法というのは
人工的に
半覚醒状態にして
―「あなたはねむーくなるー」
とかTVの余興でも
やってますね―
深層心理に
何か語りかけるやりかたですが
12歳のユングは
自然な催眠状態に陥ったのです。
人工的な催眠より
自然の催眠は
ドラマチックなものに
なります。
波乱も大きいです。
時間もかかります。
自力です。
しかし
これが本物の心理療法で
これしかないと
私は思っています。
人工的な催眠が
(フロイトの精神分析以前の)
流行していた頃より
相当危険なものになっているのは
みなさん
ご存知のとおりです。
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83歳のユングは
12歳を
実に宿命的な年であった
と回想している。
初夏のある日
午前中の授業が終わり
同級生と一緒に帰宅しようと
待っていた時
別の少年に
ふいに突き飛ばされ
石で頭を強打
意識を失わんばかりの状態で
約半時間目がくらみ
瞬間的に
「もうお前は
学校に行かなくてよい」
という考えが
ひらめくのを感じている。
意識を半分失っただけだったが
復讐心から
少し長い時間横たわっていたら
近所に住む伯母さん2人が
見つけて
家まで送ってくれた。
それ以来
ユングは
学校からの帰り道や
両親から宿題をさせられるとき
いつも発作を起こすようになった。
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河合隼雄 編集
空井健三 編集
山中康裕 編集
A5判上製函入 ● 304頁
定価5,355円(本体5,100円+税)
2000年8月5日発行
主要内容 心的外傷の臨床/心的外傷理論の批判的検討/摂食障害と心的外傷/抑うつと心的外傷/アルコール・薬物依存と心的外傷/多重人格と幼児虐待/境界例と心的外傷/震災による心的外傷/乳幼児虐待とその心理的ケア/喪の箱庭表現/心的外傷の癒しの彼岸/他
10年前は
摂食障害も
抑うつも
依存症も
多重人格も
虐待も
境界例も
震災も
PTSDと関係があると
されていたのです。
箱庭療法で
喪の作業をすることも
検討されていたのです。
それが今では…?
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ユングは
学校を退屈でおもしろくない場所と
感じていたようです。
一端を紹介しますと…
算数は
数字という実体のないものを
当たり前のように
使うでしょう。
a=b なんて意味不明!って
そこからひっかかってくる子
なんですね。
まあ言われてみれば
aとbは
違いますが
そこに
露骨な恐怖感すら覚えた
そうです。
絵は好きですが
創作が好きで
模写はテンでダメ
あまりのダメさに
図画の授業は免除された
そうですし
体操は身震いするほど嫌
…
という調子です。
祖父がゲーテの庶子である
というやっかいな言い伝えがあり
真偽は不明ですが
(どこか気にしていたのは
事実です)
極度の芸術家肌なんですね。
ユングは
自分の創造的な性格に
呑みこまれるのが怖くて
みんなのように
学校に適応しようと
やっきになっていたのです。
本来の性質と全くちがう
性質を演じるのですから
その葛藤だけで
エネルギーを消耗してしまいます。
(事実とても疲れやすい人だった
ようです)
突き飛ばされて
本来持っていた問題が
ごまかしのきかない段階であることに
気づかされてしまったのですね。
しかしまだまだ抵抗は続きます。
業界関係者の間には
「これまで
子会社の不始末で
親会社まで業務停止になるなんて
考えられなかった」
との声もありますが
「不適切な行為を漫然と見逃し
承認申請や品質管理の信頼性を損ねた」と
指摘
不十分な管理監督が
違反行為にあたるとしました。
10年以上にも及ぶ
安全性への不信を招く
悪質事案に対し
監督官庁として
厳格な姿勢で臨むことを
示した形です。
薬と言えば
精神科治療薬
心理療法
12年間も
自殺者が減少せず
発達障害爆発的に増加してます。
国民の健康福祉のために
さらにご指摘ください!
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不登校で
数時間も夢想にふけったり
森や川に出かけたり
マンガを描いたり
物を集めたり
本を読んだり
遊んだり
しているのは
最初は
楽しかったのですが
だんだん
良心の呵責が起こり
楽しくなくなってきました。
『逃げている』という
漠然とした感じも出てきました。
自分を突き飛ばした子についても
うらまないんです。
あれは無意識的に
自分がそそのかしたのだ
と考えるんですね。
自己実現への【抵抗】だった
とわかるのは
人生も後半になってからです。