月別アーカイブ: 2010年4月

コブクロ『桜』はPTSDの教科書みたい

咲くLOVE
なんて

「阿頼耶識は異熟するなり」
って
唯識の教科書通りだし

(ポニョの命名もそうですが
無意識は結構
オヤジギャグで
進化していく性質のもの
なんです)

アスファルト
(人工的な覆い)なんて
気にするなとは

良寛さまの
化身かしら?目

床下で苦しむ竹に気づき
床板を外してあげたの
たしか良寛さま
でしたよね?

冬の寒さにうちひしがれないようにと
陰陽五行も入ってるし

名前さえつけておけば
(否認しなければ)
枯れ木にみえるほど
衰弱して虫の息でも
誰かに呼ばれて
はっと息を吹き返すことが
あるとか…

作詞家は
どんな方なのでしょう?

こんなパワフルな
応援歌書けるなんて
凄い!ですねニコニコ
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朝日新聞『獅子頭』第四十二話  ユング心理学【布置】の実際

空中ブランコからの転落で
舞台恐怖症叫びという
PTSDになった
二順

恐怖症になる直前に
出会った『獅子頭』を
自分のものにするために

料理の道に転向
まっしぐらに
突き進むなか

恋愛ドキドキ
結婚を考えています。

猿のように
木の上を歩けるように
なりたかった時代に

雑技学校で共に励んだ
鬼猫に相談したいと
考えているとき

鬼猫は
留守の二順の宿舎を
尋ね
フィアンセに渡せばいいと
ハンガリー公演で買った
スカーフいていった。

まさに
布置目ですね。
(スカーフ=布)

偶然なんかでは
ありません。

トラウマを回避せず
しっかり向き合っていたら

目に見える交流がなくても
ちゃんと繋がっているんです。

仏教では
縁起と呼ぶのでしょうねハチ
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ユングのPTSD  トラウマ事件④ とりあえず自力でねじ伏せた

発作のために
ユングは
不登校状態になり
ユングの両親は
いろんな医者に相談しましたが
どこが悪いのか
わからなかったようです。
ある医者は
転地療養をすすめ
ある医者は
【てんかん】だと
言いました。
転地療養は楽しかったのですが
家に戻ると
発作が起きますし
てんかんの診断については
12歳のユングも
『ありえない』と
失笑していたようです。
しかし
半年くらい経過した頃
自分のことを
「不治の病のために
生計もたてられず
これから先
一体どうなるのか」と
悲嘆にくれている
父親の姿を
陰から見たとき
ユングは
「働けばいいのだ!」
と考え
急にまじめに勉強しはじめました。
発作が襲ってきても
一心不乱にラテン語を詰め込み
「こん畜生!発作なんかおこすもんか」
と独り言を言いながら
打ち込んだ結果
なんとその日のうちに
発作を自力で止めることに
成功し
2.3週間後には
登校するようになりました。
そして
神経症とはこういうものだと
悟ったと回想しています。
(12歳のユングの自己診断は
神経症だったのですね)
PTSDについて
専門家にも見放される
孤独と
現実適応のため
自力で発作をねじ伏せる試み
そこでつかむ
心理学的な経験知
今も昔も
国籍も
あまり関係ないと
思いませんか?
(無意識は
とりあえず
小休止してくれましたが
のちにまたパワーアップして
襲い掛かってきたことは
いうまでもありません)

ユングのPTSD トラウマ事件③ 瞑眩反応

ひらめきや復讐心は
【自己治癒力】の作動による
ものでしょう。
東洋医学では
瞑眩反応と言います。
(病的に悪化したように見えます)
学校に行かなくてよい
というひらめきは
こころ全体からの
反応です。
ユングは学校というものに
適応するのはあたりまえだ
という意識が強かったのですが
(当たり前だと
思われる方もあるかと
思いますが)
12年間ユングを影から観察してきた
無意識も含めたこころ全体は
『こんなに個性的なヤツなのに
そんな無理がいつまで通用すると思ってるのか
そんな人生でいいのか』と反発し
ユングの意識的な気持ちと
真逆の考えを強力に押し付けてきたのです。
補償作用ですから
無意識が正しいという
わけではないです。
とうてい受容しがたい困った要求に
困惑しますが
実は少しパワフルになっても
いるのです。
復讐心が芽生えたのは
その一端でしょう。
復讐というと
あまりよい感じがしない
かもしれませんが
この事件をトラウマ化させては
ならない

なんとかがんばろうとする気持ちの
現れなので
それに殴りかえしたわけでもないし
12歳の子どものこころですから
(もしかしたら翻訳の問題も
あるかもしれませんし)
好意的に受け取ってくださいね。
しかし
応急処置は失敗したので
―意識と無意識の葛藤で
意識が勝った―
第二段階に突入し
【発作】
「逃げるな!逃げるな!
納得するまで考えろ!」
と襲ってきたのです。

朝日新聞『獅子頭』第四十一話  錬金術

鍋にをかけ
を入れ

適温になったら
下準備した素材
放り込む。

素材は
値段の高いのが
よいとは
限らない。

陰陽五行という名の
中国式錬金術

です。

【水剋火】
ですが

水か火か
ではなく
水と火の
コラボレーションを

背景に
決して金ではない

やわな人間が
その人格を
なんとか金に変容させようと
日々苦労しているのですメラメラ
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ユングのPTSD  トラウマ事件② 自然発生的な催眠

人間がショックを受けたとき
というのは
いわゆる催眠状態に近い
ようです。
無意識には
パンドラの箱のように
いろんなものが詰まっていますから
みんなと同じように
学校に通うためには
しっかり
【抑圧】
しておく必要があります。
ところが
こころがショックを受けると
抑圧のフタが開いて
こころ全体で
事故処理
をしようとします。
温故知新とか
脚下照顧といいますが
無意識にある
過去の知恵を拝借して
克服しようとするのです。
催眠療法というのは
人工的に
半覚醒状態にして
―「あなたはねむーくなるー」
とかTVの余興でも
やってますね―
深層心理に
何か語りかけるやりかたですが
12歳のユングは
自然な催眠状態に陥ったのです。
人工的な催眠より
自然の催眠は
ドラマチックなものに
なります。
波乱も大きいです。
時間もかかります。
自力です。
しかし
これが本物の心理療法で
これしかないと
私は思っています。
人工的な催眠が
(フロイトの精神分析以前の)
流行していた頃より
相当危険なものになっているのは
みなさん
ご存知のとおりです。

天皇陛下は本日皇居の苗代に種もみを撒かれた

天皇陛下が
皇居内の苗代に

うるち米「ニホンマサリ」と
もち米「マンゲツモチ」の種もみを
1区画に約150粒ずつ、計20区画に
撒かれたそうです。

日本の天皇は

の略です。

陰陽五行説のふるさと
中国には
皇帝しかいません。

日本人おそるべし

陰陽五行の哲学に
圧倒され
トラウマ防止のために
『古事記』を
書いたとはいえ

なんとその際
大和の首長を
本家中国には存在しない
天の皇帝に仕立てあげ

国のアイデンティティを
確立させてしまったのです叫び

偉大なるパクリの
歴史の始まり
ですニコニコ音譜

天皇の本質は

(陰陽五行説の当てはめ
具現化ですから)

天の中心である
北極星の神格化であり
太極です。

これが建前であり
象徴です。

だから
天皇は
無我
これほど
私心のない存在は

日本にはありません。

その
日本神道の第一義は
神へのお供えですから
公務としての祭祀には
農業関係多いです。

いくら
何でもありの現代でも
お米の種を
夏や秋に
撒いては
どうしようもないですね。

ごくごく当たり前の
自然を基礎とした
哲学が
陰陽五行説なんです。

信じるとか信じないとか
そういう二元論を絶した
宗教哲学が
日本人のこころの本質なんですひらめき電球
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ユングのPTSD  トラウマ事件① 12歳の出来事

83歳のユングは
12歳を
実に宿命的な年であった
と回想している。
初夏のある日
午前中の授業が終わり
同級生と一緒に帰宅しようと
待っていた時
別の少年に
ふいに突き飛ばされ
石で頭を強打
意識を失わんばかりの状態で
約半時間目がくらみ

瞬間的に
「もうお前は
学校に行かなくてよい」
という考えが
ひらめくのを感じている。
意識を半分失っただけだったが
復讐心から
少し長い時間横たわっていたら
近所に住む伯母さん2人が
見つけて
家まで送ってくれた。
それ以来
ユングは
学校からの帰り道や
両親から宿題をさせられるとき
いつも発作を起こすようになった。

綾戸智恵指揮者の装いで全快をアピール!にみるPTSD

精神安定剤の過剰摂取で
入院し
退院した
ジャズ歌手の綾戸智恵が

寄せ集めの交響楽団が
起こした
奇跡の物語にちなんで
指揮者の装いで登場

「まいど!
不死鳥のごとく
戻って参りました」と
笑顔で全快をアピール
しました。

入院時からは
体重も1~2キロ増えたと明かし
心労の原因となった母の介護についても
「これからは近所の人を頼ります」と語った。

彼女のような
タフそうな人でも

介護のつらさから
精神安定剤を飲むこと

しかも
飲みすぎるという
間違いを起こすほどの
混乱をしてしまうことが
あること

でも回復すること

歌以外に
いろいろ教えてくださる
綾戸さんです。

回復時に

指揮者
(解離した人格の総指揮者としての
主人格)
人を頼る
(本当の無我の意味である
縁起の1つの表れ
相互扶助の精神)

とは…

【象徴】的ですね。
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発達障害を増殖させる【無我】が理解できない専門家たち

井上ひさしさんは
『夢のかさぶた』の
脚本を書くうち

「日本語は主語を隠し
責任を曖昧にするのに
都合がよい。
その曖昧に紛れて
多くの人が
戦争責任から
遁走した」と
気づいたわけですが…

日本の古典を読むと

主語がなかったり

自分のことを
公的な場では「私は」
家庭では「お父さんは」
職場で「先生は」
祖母の前で「ぼくは」
と言い換えることを
指しているのですが

これは
無節操ではなく
その場の関係性で
変化させられている
わけですよね。

決して自由でも自在でも
ありません。

これが
【無我】
ってことであり

自分を隠しているわけでも
ないです。

【一太極二陰陽】
ですから

私かあなたか
(陰か陽か)
ではなく
私とあなたの間で
刻々と創りあがりつつ
変化しつづけるものが

主人格なのです。
(基本的には【解離】してる目のですね)

無我であることによって

対人関係のなかで
変化しているものに
敏感に反応できるのです。

関係という
ご縁の発生が基本なので

仏教では【縁起】
と言うのですね。

日本人の知性が
低いことの
現れなんてとんでもない!

河合隼雄の死によって
この研究が
頓挫しているから

―なにも
河合隼雄のせいではありませんが
信者たちが教祖さまの
お言葉以外
耳を傾けないので―

要するに
無我が理解できない人たちが
他人を評価するから
心理療法が
凶器となり

自殺者増加の片棒を
担いでいるのです。

ちなみに…
翠雨の画像は
横山大観の
『無我』です。
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