日本中
陰陽五行の当てはめごっこの
洪水ですから
当然
「あなたは何歳(なにどし)?」
の干支も陰陽五行です。
犬は金気
白も金気
つまり白い犬は
金気そのものです。
金気の強調
ユング流に言えば
金気の象徴でしょう。
花咲かじいさんは金気の物語です
続きを読む
日本中
陰陽五行の当てはめごっこの
洪水ですから
当然
「あなたは何歳(なにどし)?」
の干支も陰陽五行です。
犬は金気
白も金気
つまり白い犬は
金気そのものです。
金気の強調
ユング流に言えば
金気の象徴でしょう。
花咲かじいさんは金気の物語です
続きを読む
柔道してると
怪我が多い
怪我を恐れていては
柔道ができない
それで柔道整復術が
生まれた。
座禅は
狂気を取り戻すものだから
危険である。
しかし人間存在が
そもそも危険なのだから
(ニーチェ)
狂気を取り戻したうえで
その先に突き抜ける
必要がある。
禅病という名の
ノイローゼ
(存在の哲学と言ってほしい)
がある。
白隠禅師は禅病になり
ナンソの法で乗り越えた。
頭の上にナンソという架空のクリームを乗せる
この上もなくよい香りのするクリームが
自分の体温で溶け出して
全身よい香りに包まれる。
という瞑想法。
「お坊さんなのに
座禅じゃなくていいんですかぁ
道元は座ればいい。
勉強なんかすんな!って
言ってますよ!」
そういう野暮なことは言わないの
前置きが長くなりましたが
言いたいのは…
PTSDに罹患したら
ありとあらゆる手を使って
自力で治し
後進
(人類がよほど進化しないと
いじめや虐待・無理解は無くなりませんから)の
助けとなる仕事を
自分ができる範囲で
することで
地球人と
なれるのです。
『花咲かじいさん』の
話は
純粋なこころの持ち主である
おじいさんの存在から
始まります。
これなくしては
物語は
始まらなかったのです。
自己実現するにも
純粋なこころが
出発点になると思います。
何もいつも
純粋でなければならない
というような
お説教では
ありません。
純粋であろうとするから
隣人の邪悪なおじいさんとも
出会うのです。
そして
善悪(陰陽)
織り成す
試練に鍛えられて
―どんなに
ひどいことをされても
傷ついた子犬のことを
全身全霊で
(夢でも大事にしながら)
思い続けていると―
本当の自分が
だんだん見えてくるのだと
思います。
どうでもいいことかも知れませんが…
日本を代表する
哲学者
西田幾多郎の
哲学も
【純粋経験】から
始まります。
かわいい子犬は殺され
お墓に植えた木で
作った臼さえ
燃やされ
おじいさんの悲しみは
想像を絶しています。
隣人は
どこまで悪人なのでしょう。
しかし…
その灰で花を咲かせることが
できました。
夢に出てきた犬が
教えてくれたのでしたね。
犬を殺されたのが
1つのトラウマだとして…
犬の思い出話や
殺された状況
そのときの傷つきや
理不尽さのみを
話題にして
だんだん慣らしていく方法
(系統的脱感作といいます)も
あるかとは
思いますが
会社の管理体制のストレスで
解離を起こした
運転手の暴走から
起こった列車事故での
被害者の女性は
「こういう方法で
忘れていってよいものだろうか」と
疑問をもちながら
このトレーニングを続けて
おられます。
もしかしたら
自分の人生に
大惨事のトラウマを
位置づける
「物語」を
必要とされているのかな?
と感じ
夢に導かれて
苦痛を昇華する
方法はどうかと
思いました。
夢物語とか
言いますが
イメージや
ファンタジーなんて
子供だましと
思われるかもしれませんが
おじいさんは
満開の花を見て
笑っていますからね。
(苦痛→歓び =昇華)
そして
物語の読み手も
それを自然に
感じますからね。
夢は
現実と非現実
過去と未来
など陰陽をつなぐ
太極のような
位置
にあるのだと
思います。
毎日上映されてますから
ネバーエンディングストーリーですし
2月28日(日)に
国立京都国際会館で
学会の
全国研修会が
行われました。
「発達障害からみた箱庭療法
:イメージ以前・以後・外」
というタイトルで
河合 俊雄 氏(京都大学)が
講演されました。
概要として
あらかじめ公表されたのは
以下の文章です。
概 要 箱庭療法は、イメージの「象徴性」と「物語性」を中心にしている。けれども発達障害における箱庭では、繰り返しが多く、また象徴性も見られないことが多い。それには箱庭療法に対する見方の転換が求められる。ここでは近年増えている発達障害に直面することで、箱庭療法がどのように考えなおされる必要があるのか、その際にイメージ以前の世界、イメージを超えたあり方、さらにはイメージの世界の外というのをキーワードに検討したい。
これが
現在の箱庭療法の
お手本です
続きを読む
同じ一匹の犬が
よいおじいさんには
よきものを
悪いおじいさんには
期待はずれのガラクタ
(ゲテモノ·妖怪·欠けた瀬戸物)の
ありかを教えました。
傷ついた人も
充分なこころのまもりが
ある中に置かれると
麻酔が効いているかのように
痛みを忘れて
自己表現します。
自己表現は自己治癒を生み
苦痛は昇華します。
期待はずれのガラクタというのは
よく見ると
PTSDの傷つきそのものみたいです。
壊れているし
怖いし
そのまま表現すると
キワモノ扱いされ
不利益を被ることも
少なくないでしょう。
自己表現に傷つき
そんな表現のおおもとから
断ってしまいたい!
そう思ったら
傷つきばかりが
増幅し
わけがわからなく
なります。
そこが戦場なら
傷口に塩を塗るような
方法しかないと思いますが
もう戦場ではないことを
確認するためにも
人間らしいこころのまもり
のもとで
トラウマを開示することが
望ましいと思います。
【象徴】を使うのは
大きな護り(麻酔)
になる1つの方法
だと思います。
おじいさんは
純粋なこころの目を
持っていました。
それが
この物語の
始まりです。
『星の王子さま』にも
書かれていますね。
大事なものは
こころでしか
見えないって。
おじいさんの
こころの目がなかったら
このお話は
生まれなかった
のです。
ユングなど
昔の心理学者や
宗教における修行僧は
まじめに
自分の問題と
取り組んで
日々
精進していました。
その結果
個人の問題でありながら
普遍的な問題でもある
ものにたどりつき
また一苦労しながら
著作を残してくれているのです。
それを
忘れて…
心理療法室を作り
箱庭セットをそろえ
絵を描いてもらって
話を聞く
そういうパフォーマンスのみ
真似たのが
今の多くの
心理療法です。
よいおじいさんをまねた
悪いおじいさんさながらに
「今のクライエントは
【象徴】が使えない」
(陰陽五行説知らないんです)
「表現は単なる繰り返しばかりだ」
(【トラウマ】知らないんです)
「一人の人が作ったと
思えないくらいバラバラだ」
(【解離】知らないんです)
「だから発達障害だ」
「発達障害が増えている」
なんて平気で言えるのです。
血税が投入された
立派な治療室で
表現されたものに
ガラクタやゴミを見て
素晴らしい存在である
かぐや姫やポニョを
侮辱し
薬漬けにして
殺してしまう
悪いおじいさんが
増殖中です
悪いおじいさんは(陰)
犬に命令して
宝物を
探させます。
よいおじいさんは(陽)
犬の命令に従って
土を掘っています。
犬(戌)は
馬(午)と寅と
なかま(三合)
です。
【火生土】
火は土を活かします。
火は寅に生じ 午にさかんに 戌に死す
土は午に生じ 戌にさかんに 寅に死す
人間は土気です。
戌は死ぬことによって
土(人間)を生かす
のですから
命のリレーですね。
陰陽五行では
犬は人間の親
なんです。
それで
妊娠五ヶ月目の 戌の日に
腹帯したり
するのです。
新生児の初めての外出に
鍋墨で額に犬と書く
風習が残っている地方も
あるそうですよ
純粋なこころをもった
おじいさんには
拾ってきた犬の
「ここ掘れワンワン」という
先祖の声
(無意識にある知恵からの
ささやき)が
聞こえ
素直に導かれる
それが
ユングの言う個性化の過程
(自己実現)
というものでしょう。