あらすじはこうです…
ある人が歩いていると
南に
火の河
北に
水の河
2つの河が
忽然と現れます。
それぞれの河は
川幅が100歩という
大河で
深さも底なしの
恐ろしさです。
その人は
二河の間の
わずか4.5寸の
道を歩いて
西に向かっています。
火と水は
小道に押し寄せてくるし
後ろからは魔物が
迫ってきます。
寄る辺なく
心細く
不安です。
逃げ切ることが
できるかどうか
わかりませんが
それでも
この状況では
前進するしか
ないと
決意しました。
すると
東(背後)からは
とどまれば死ぬぞ
大丈夫だから
往け!
西からも
護ってあげるから
来なさい!
と聞こえましたので
東からは
魔物が
死ぬぞ
戻れと
呼びかけますが
まっすぐに
進み
浄土に
往生し
善い友たちと喜び合いました。
ある人とは
過去にいた誰か
つまり
山田翠雨さんとか
田中翠雨くんとか
という話ではなく
【象徴】として
読むのが
お約束です。
人間がよく
陥る危険という名の
自己実現のチャンスなのです。
PTSD罹患は
まさに吉凶混合で
ある人に充分該当します。
前を向いて
進むしかなく
もう昔の自分に戻る
選択肢は遮断されて
いるのです。
不安が
戻れ!とささやくかもしれませんが
過去に生きようとしたら
死んでしまうのです。
しかし
恐怖感に打ち勝ち
前に進めば
善い人たちと
新しい環境で
生まれなおすことが
できます。
決意が大事です。
心理学の
動機づけ
モチベーションなんて言葉では
ちょっと甘いですね。
それから
南に火
北に水
その間に白い道
というのは
陰陽五行説ですよ
東 西 南 北 中央
木気 金気 火気 水気 土気
春 秋 夏 冬 土用
(季節の変わり目)
青 白 赤 黒 黄
考えてみれば
当たり前のことですが
仏教は中国で
陰陽五行と習合しているのです。
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