自らのPTSDに気づかないユング派精神科医の一事例

日本ユングクラブが発行していた
プシケーという雑誌は
廃刊になっていますが
2004年のを読んでいたら
ユング派精神科医の女性の
記事がありました。
そううつ病の遺伝負因が
自分にあると思い
発狂不安と抑うつ状態
思春期の頃には
顕著なものになっていたので
(多くのPTSD罹患者同様)
その手の本を読みますが
理解できず

 ―みなさんも
 読めなくて普通
 何か分かったらヤッター!
 くらいの気持ちでいた方がいいですよニコニコ
精神科医になりますが
いずれ発狂するとの
(マインドコントロールチックな)
強化を日々(無意識のうちに)
暖めていたようです。
そのうち喘息発作も起こすようになり
8年教育分析
(心理療法と思って間違いないです)を受け
ようやく
いやいやながらとはいえ
狂気と向き合う
ことが
できるようになったそうです。
PTSDを自力克服したユングの心性
についても自らと同じ
うつ病圏と捉え

90年代から使用されるようになった
SSRI
高く評価し
ユングだって今生きてたら使うだろうとさえ
書いています。
 ―解せないのは私だけでしょうか?
  また
  最近、自死遺族が訴えた薬物問題を
  今どのような気持ちで
  聞いておられるでしょうか?
しかも…
今でも
(2004年時点ですが)
心気的自律神経症状
あり
その克服のため
漢方を学ぼうと考えているそうです。
心気的・自律神経…
薬は利くのか利かないのか…
トラウマが邪魔をすると
いくら科学者であっても
客観的に
まっすぐ普通に見て
合理的に統合してモノを考えることが
できなくなってしまうのかも
しれませんね。
ユング派なので
(別名文化派です)
漢方は
薬ではなく
哲学としての
陰陽五行(易)を
学びながら
脳トレすることを
処方したい
そう感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です