以上は
ブロイアーという人が
行った症例です。
フロイトはこの症例の病歴と
ブロイアーの行った新しい治療法
(カタルシス療法)に
非常に興味を覚え
ヒステリーの病因と治療法について
まとめるように勧めました。
当時は催眠法が流行していたのですが
何も外から暗示をかけなくても
クライエントの内から
抑圧していた思いが
吐き出され
抑圧していたことを
自覚できれば
治癒すると
分かったのです。
こうして出来上がったのが
ブロイアーとフロイトの共著
『ヒステリー研究』
(1895年)です。
アンナの症例⑥ 精神分析による『ヒステリー研究』の誕生
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