ローラの両親は
「泣き声がうるさい」と言って
1歳のローラをフライパンで焼きました。
一命をとりとめたローラは
知的障害児として施設に送られますが
他者への恐怖と絶望から
言葉を発することができませんでした。
12歳のローラが
臨床精神科医の著者とめぐりあい
運命は新たなる道を
辿りはじめました。
ローラの自己実現は
フィクションであるとする立場も
あるようですが
虐待というトラウマが
PTSDとなり
発達障害や
情緒障害を生むことが
この本の出版時には
当たり前に捉えられていました。
そしてトラウマを理解することで
自己実現すること自体は
今でもノンフィクションです。