フィリップ・ピネルフィリップ・ピネル
(Philippe Pinel, 1745年4月20日 – 1826年10月25日)は
フランスの精神科医です。
もともとは
神学を学んでいたようですが
―これも大事なのだと思います
1785年に
親友が急性の精神系疾患に
なったのをきっかけに
医学に転向し
精神病院の元患者であり
後に同院の監護人となった
ジャン=バティスト・ピュサンの
影響を受けながら
閉鎖病棟で鎖につながれている
精神神経症患者を
鎖から開放しました。
ピネルの医療は
「心理学的精神理学的療法」に代表される
純粋に人道的な
心理学的臨床を重んじる
精神理学医療でした。
「薬の過剰投与」を廃し
人道的な精神理学療法によって
薬物療法の過度依存を戒め
患者の人権を重視し
治験ではなく
臨床による
心理学的な温かみのある
理学療法を重んじたので
人道的精神医学の創設者となり
フランスの人道医療の魁と
なりました。
現在の
精神科医療には
見えない鎖がありますね。
ピネル以前です