月別アーカイブ: 2010年5月

うつ病脳バンクで科学的検証が始まる動き

読売新聞によりますと…

うつ病は
検査データや組織の観察からは
病状がわからず

診断や治療が
手探りで行われていて

抗うつ薬の過剰投与や
副作用が問題になっています。

現在ある数少ない脳バンクを
公的なネットワークに広げて
患者の脳で起きていることや
抗うつ薬の効果を分析しようと
する動きがあるそうです。

脳バンクとは…
うつ病など精神疾患の患者の
生前の同意に基づき
死後に脳を提供してもらって
科学研究に生かす仕組みです。

国内では福島県立医大が
1997年から
生前登録を受け付けており
これまでに約30人分の脳の提供を受けました。

脳は半分を冷凍保存
もう半分をホルマリンで保存し
遺伝子検査や顕微鏡観察に用います。

脳提供後の遺体は
見た目が不自然にならないように
戻して
遺族にお返しするそうです。

流行するならば
大流行でしょうね。
 ―降れば大雨って感じかな?

手続きに来た人の
お話を傾聴したら
いいのになぁ音譜

そしたら
もっといろいろ
本質が見えてくるのにむっ
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夏樹静子『椅子が怖い』にみられるPTSD性腰痛への断食瞑想法

腰痛の方多いです。

さまざまな原因が
あると思われますが

【怒り】の【抑圧】
結構あります。

夏樹静子の腰痛は
死を思うほどの
重症でした。

まずは
物理的療法
神経的療法を受けますが

びくともしません。

仕方なく
結構怪しげな宗教にも
近づいたりしたことも
あったそうです。
 ―サスペンスのこやしに
  なりますからいいですが…
  崖の上のポニョドキドキの大人バージョンです。

心理療法も受けましたが
ダメです。  
 ―古墳の壁画みて
  PTSD死した有名な方の
  名前も出てきます叫び

最後に勧められたのは
絶食療法でした。

そこまでしなきゃならないのかと
相当抵抗
魔境に入って行きます。
医師に相当悪態ついてますよ叫び

でもそうして
治っていったのです。

断食って
実は万能なんですよ。
 ―傾聴と同じで
 できたら…の話ですが。
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多重人格の元祖ビリーミリガンを最後に癒した断食瞑想法

ビリー・ミリガンは
生い立ちの不幸さや
養父の虐待から

必要に迫られて
無意識のうちに
いろんな人格を
つくりながら
成長しました。

それは守りでもあったのですが
主人格が知らないうちに
犯罪者になってしまいます。

逮捕され
いろんな心理的アプローチを
受けながら
一進一退を続けました。

自己実現したかと思われた時
裏切りに会い

ひどく絶望したまま
入院しました。

この入院で
完治し
名前を変えてどこかで
普通に生活していることに
なっているのですが
  ―この真偽は別として

最後の入院で何が
あったかご存知ですか?

答えは【絶食】
あまりのショックで
食べられなくなったのですが、

それが奏功して治癒したのです。

断食瞑想です。
いつの間にか
心理療法から消えた
発想ですが

【拒食】は【解離】のような
自己防衛機制なのです。
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やっぱり出た…『更年期少女』と軽症PTSD

PTSD研究家翠雨の日記
一気読みできる本らしいですよ。
ファンクラブやサークルなど
人が集まる場所に出没する
そうです。
 ―ひきこもりタイプ(内向)ではなく
 ヒステリータイプ(外向)ですね。
その確執があまりにリアルすぎて
胃が痛くなるとの指摘もあります。
 ―スマートではないんです。
 トラウマも歩けば人にくってかかる!です。
理性というストッパーがはずれた
おばさんたちの暴走とは
病理と迷惑のボーター上にある
【解離】にほかなりません。
経済的問題や
介護や家庭不和など
それなりに重い荷物を背負い
年相応に!と
型に嵌められる人達の
プロテストだそうです。
 ―プロテスタントの信者は団結しましたが
 平成日本の更年期少女はバラバラ
 トラウマを真ん中にした中空構造です。
  (中空構造は
   PTSD死した心理学者の流行らせたキーワード)
 
軽症仮面更年期
(実態軽症PTSD)の多さに
気が遠くなっていましたが、
書評読んだだけで
救われました!

PTSDにおいては 脳 ≠ こころ

脳科学が
流行しているが

禅からみれば
やはり
脳よりこころが大事である。
   (真の自己)

脳科学だけでは
人間存在は見えてこない。

フランスの哲学者
ベルクソンは
『物質と記憶』のなかで
書いている。

脳はハンガー
こころ(精神)は洋服

 ―昔からこころはなにかと
 【象徴】で表現されてきました。

壊れたハンガーには
洋服はかけられない。

脳機能がダメになれば
こころにも
異常をきたすが、

こころは脳そのものではない。

PTSDから発作が起きたとして

『困った』とか
『どうしよう』とか

発作を眺める自分がいますよね。

すさまじさに飲み込まれても
必ず我に返りますよね。

有名な心理学者のように
PTSDから脳梗塞起こして
亡くなりでもしない限りね。
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犬猫からのカプノサイトファーガ感染症とPTSD

2002年以降
14人が感染・発症し
そのうち6人が死亡しています。
実態はまだよくわかっていませんが
細菌によるもので
犬や猫にかまれたり
ひっかかれたり
傷をなめられたりすると
発症することがあります。
発熱・腹痛・吐き気
血圧の急降下
敗血症などの
症状が出ます。
他にもいろんな病気が確認されています。
明らかに細菌によるもの
不明のものなど
さまざまですが
死に至る病ですから
PTSDを併発している可能性は
充分あります。
愛するペットが感染源なんて
りっぱな複雑性トラウマですよドキドキ
原因不明のトラウマに
苦しまないためにも
身体疾患そのものを
複雑化させないためにも
奇妙な症状には
常にトラウマチェックを
お忘れなく!

大阪で24歳噛む虐待両親逮捕されたインナーチャイルド

虐待事件ばかりで
長らく取り上げてませんでしたが… 
 ―慣れはいけないことですね。
この虐待には
取り上げさせる更新内容がありました。
 ―この態度がいけない…しょぼん
当時ゼロ歳長女への
頭蓋骨折
肋骨に複数の骨折
左目内出血
ほおの噛みあと
低体重
肝機能障害

24歳の両親は虐待を【否認】し
「ちょっと乱暴に扱ったかも」
「風呂場でコケた」
「小食だから痩せてる」等と
【合理化】機制も使っています。
世の中は素晴らしいと
無条件に学習すべき
 ―後でそうでないことを
  痛いほど知りますが
  とりあえずは刷り込むことが
  大事なんですよねニコニコ
この大事な一年の間に
ひどいトラウマが記憶に
刻まれて
しまいました。
物心つく前ですから
トラウマを言葉で語ることは
できません。
トラウマを受けたことも
気づかないかもしれません。
自分でも
『なんか変だ…』
そして人からも
「あなた変!」とバッシングされる日が来ることが
目に見えています。
 ―私は霊能者ではありません。
1月に
乳児院で保護され
身体疾患は回復したようですが
(上から指導でない
 イメージを使った)
こころのケアと
(遠くからの気づかれないような)
長期的な経過観察を希望します。
噛むのは
フロイト精神分析によれば
【口唇後期】に
【固着】(こなすべき発達課題が未消化)があるために
【退行】したものです。
  ―要するに充分甘えずに成人した二人です。
子どもを育てるのにあたって
傷ついたインナーチャイルドに
ぶつかってしまったのでしょう。
子どもの扱いが分からないから
虐待するのではないと思います。

傷ついたインナーチャイルドに
気を取られ
【解離】
してしまうのだと
思います。

10年も和裁を習いながら運針しかできないPTSD女性

60歳前の女性。

先生に
布にマークをつけてもらい
「ここから、ここまでまっすぐ
縫ってください」と
いちいち言ってもらって
縫っているそうだ。

「別に和裁好きじゃないの」
母の形見を着てあげたくて
習い始めただけだから」

一緒に習い始めた人は
もうとっくにひとり立ちしている
というのに
奇妙である。

【発達障害】でもあるまいし
一体なぜなのだろうと思っていたら

やはり
【PTSD】だった。

10年前の
母親の死がショックで
そうとう動転したらしいが

喪主をしなきゃならないので
嘆いているひまがなかった。

形見を縫い直すというのは
大変心理療法的な
発想なのだが

トラウマを抱えたこころにとって
その作業は容易ではなく

和裁のノウハウが全く
頭に入らない。

奇妙なことの背景には
必ずトラウマがある。

そして
それさえ知っていれば
たいてい
簡単にみつかる。
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灰谷健次郎さんのPTSD予防対策としての作文指導

急に
灰谷健次郎さんのことを
思い出した。
みなさんのブログから
いろいろ記憶が刺激されているのだろう。
感謝感謝です音譜
灰谷さんが
小学校の先生時代に
作文指導をしていたことは
有名な話です。
盗みをしたことを
告白した女の子とのかかわりが
ありました。
 ―チューンガムを盗みました。
  けっこうある話ですよね。
ツライだろうけど
それを書きなさいと
指導している。

人間には良心ってものがあるから
そしてそれが今まさに
育ってきているときなのだから
それを尊重し
きちんと扱わねば
逆に
トラウマになる

そういうことだったのでは…と
気づかせてもらえました。
子どもが何でも書けるような
関係で
トラウマ予防対策をされてたんですね。

児童虐待告発『ローラ叫んでごらん』の頃には常識だったPTSD理論

PTSD研究家翠雨の日記
ローラの両親は
「泣き声がうるさい」と言って
1歳のローラをフライパンで焼きました。
一命をとりとめたローラは
知的障害児として施設に送られますが
他者への恐怖と絶望から
言葉を発することができません
でした。
12歳のローラが
臨床精神科医の著者とめぐりあい
運命は新たなる道を
辿りはじめました。
ローラの自己実現は
フィクションであるとする立場も
あるようですが
虐待というトラウマが
PTSDとなり
発達障害や
情緒障害を生むことが
この本の出版時には
当たり前に捉えられていました。
そしてトラウマを理解することで
自己実現すること自体は
今でもノンフィクションです。