月別アーカイブ: 2010年5月
キトラ古墳の朱雀と『翼を下さい』のこころ
朝日新聞『獅子頭』第七十五話・七十六話 自力を尽くすと他力が沸いてくる
日本語を覚えるのは
大変です。
必死でがんばりますが
頭がパニックを起こしそうです。
でも釈迦リキになって
がんばってますと
飽和状態になり
…
部屋を飛び出し
無我夢中で走り出します。
脳裏を
置いてきた家族
とくに赤ん坊の娘の姿が
よぎります。
公園にたどり着きました。
無性にバック転をしたくなり
ました。
夢中で
いろんなワザをやってみます。
驚いたのは
公園にいる日本人
なんせ本場中国の
雑技のプロの演技ですから…
ぎりぎりまで自力を尽くしたら
他力が生まれてくるのですね。
他力といっても
自分の無意識のなかにある
記憶のなかから
出てきます。
身体を動かすようなことが
多いのではないでしょうか。
そしてそれに癒され
リセットされ
エネルギーが沸いてきます。
【個性化の過程】の中だるみ
ちょっと克服です。
箱庭療法の実際
箱庭療法は
海外からの輸入物のようですが
本当は
これらのような
日本独特のものが
昔からあり
それなりに
精神衛生に
役立っていたようです。
結構瞑想的でしょう。
―今の箱庭療法に欠けているものです。
現実には
広い世界に生きていますが
ミニチュアの世界を前に
天から(神さまの視点)
人事のように(すごい客観性なんです)
あーでもない
こーでもないと
アレンジしながら
考えるのが好きなんでしょうね。
―これは哲学です。
この視点も消えかかってます。
こういうのも
現代的で
悪くないと思いますよ
実際のところは…
肩肘張らないかたちで
案外やってるものです。
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日本人の集合的無意識に存在する『座頭市』のこころ
兇状持ちで
―凶悪犯・前科者・逃亡犯
盲目の
侠客である
―本来は
強きを挫き、弱きを助ける
任侠を建前とした渡世人の総称
離農者など、封建体制における無法者
バイオレンス色の濃い
娯楽時代劇ですが
勧善懲悪という単調な枠では括れない
「人情」や「人間の業」を描いた脚本が
多くの人々を魅了します。
原稿用紙にして十数枚しかなかった
原作が、無批判に引用されて ←禅風パクリ
広く信じられるようになったもの
らしいですから
ユングの言う
日本人の【普遍的無意識】
(集合的無意識)
西田幾多郎のいう
【歴史的身体】が
作り出したところが ←常識はみんなで創ってる!
あります。
諸国を旅しながら
驚異的な抜刀術で悪人と対峙する
座頭市のような存在を
心の中に
必要としているのでしょう。
盲目で
善悪を超えた
真実といえば
【一太極二陰陽】の陰陽五行説による
リセットの法則です。
日本人のこころの奥底に
脈々と流れています。
DV被害者なんかは
閉じられた世界から ←封建的世界
飛び出さずにはおれなくなった ←ポニョ
人たちですから
座頭市の哲学を
生きているかもしれませんね。
深層心理学からみたグリコ【ドロリッチ】のCM
クラッシュゼリーと
クリームの
吸イーツ…
ドロリッチのCMです。
日本人は駄洒落好きですね。
無意識も駄洒落みたいに
混ざり合っていたりしてますから
―阿頼耶識は異熟するなり…
仏教の深層心理学『唯識』より
自分の夢の内容に
ときどき
笑ってしまうことが
あります
ドロリとしているというのも
あると思いますが
土気は
陰陽を司る
重要な気で
2種のものが
交じり合って
ドロッとするというのは
【一太極二陰陽】を
感じます。
初代CMは
「怖い」とか
「子どもが泣き出すから
やめて!」と
言われたりしました。
土は確かに
怖い存在です。
ユング心理学で言うと
【グレートマザー(太母)】かな。
大地は
農作物を育みますが
呑みこむ怖さもありますね。
地下の世界はわくわくしますが
怖いといえば怖いです。
母親なるものの
包み込む性質も
ありがたいといえば
ありがたく
恐ろしいといえば
恐ろしいですね。
吉凶混合です。
そして吉凶混合の
緊張感のなかにこそ
新しいものが
生まれるのです。
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『お岩さん』とDV&PTSD家族
行列ができる限定スイーツの流行とPTSD
街のあちこちで
行列ばやり
らしいです。
少し前は
「人と同じは嫌」
「私って集団行動が
苦手なヒトなのぉ」←ちょっと気取るのがセット
そういう人が多かったように
思うのですが
気がつけば
行列の流行です。
お菓子が多いですね。
【限定品】で今しか買えないというのが
お約束で
「○時から販売します」となると
○時には完売
になることも
多いようです。
うーん…
これって
軽く集団ヒステリーですか?
―催眠商法で布団や宝石を買わせるのは
相手が本物のヒステリーでなければ
なりませんが
お菓子くらいなら、ハードルは低いですね。
日本人の集合的無意識
(過去の記憶・常識)には
そこを狙った商魂ですか?
それとも偶然あたったのでしょうか…
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乳児を骨折させるフツーの女性?!
うつ病や発達障害との
診断ばかりして
PTSDへの
関心や
治療法が
なおざりにされているから
フツーの日常で
フツーの人が
フツーに
犯行おかします。
―本当は違います!
もう少しフツーを
見直して欲しいものです。
フツーじゃないでしょう。
【解離】があるでしょう。
「とても一人の人が置いたと思えない」
「象徴が使えてない」からという
理由で
【発達障害】あつかいし
療育手帳を勧めたクライエントさんの
箱庭作品を見直してください。
発達障害が爆発的に増えているのは
学会内です。
臨床心理士に
発達障害が
蔓延していますよ。
教祖さまがお隠れになった
ショックからの
PTSDですか
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『おむすびころりん』と陰陽五行説
きこりのおじいさんが
昼食で切り株に腰掛け
おばあさんの握った
おむすびの包みを開いたら…
おむすびが一つ滑り落ちて
山の斜面を転がり落ちていって
おじいさんが追いかけると、
おむすびが木の根元に空いた穴に
落ちてしまって
おじいさんが穴を覗き込むと、
何やら声が聞こえてくる。
他にも何か落としてみようか
辺りを見渡しているうちに
誤って穴に落ちてしまいますが
穴の中にはたくさんの白いネズミがいて
おむすびのお礼にと
大きい葛篭と小さい葛篭を差し出し
おじいさんに選ばせます。
おじいさんが小さい葛篭を選んで
家に持ち帰り開けてみると
たくさんの財宝が出てきました。
これを聞きつけた
隣りのおじいさんは
同じようにおむすびを蹴って
穴に無理矢理入れ
さらには自分から穴に入っていき
土産をよこせと怒鳴りつけます。
差し出された大きい葛篭と小さい葛篭には
ネコの鳴き真似をしてネズミを脅し、
両方の葛篭を持って帰ろうとします。
ところがネズミが
おじいさんに噛み付いたので、
おじいさんは降参しました。
そういうお話でしたね。
人間の自己実現が
①合理的には行かないこと
②人まねではダメなこと
③目先の自己チューでは
―意識や自我中心の現実主義
自己実現の自己は真の自己
結局恥をかくだけであること
そして
④失敗したときが
チャンスで
そのとき人格を試されるのだということ
最後に
それらの思想哲学が
⑤【一太極二陰陽】の法則に
乗せられていることを
感じました。
大小(損得・分別)を超えた
大穴(太極)に立ち返って
ものごとを見直すのが
日本人のリセットの原理です。
ネズミは十二支の始まり
これを追い出しては
何も始まらないですね。
―投薬治療と同じです。
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