月別アーカイブ: 2010年5月

うつ病自殺7割が精神科を受診 →断薬へ脱マインドコントロール

4日に出てたんですね。
こんな記事に限って
なぜみつけられなかったのでしょうしょぼん
うつ病で自殺した人の7割が
精神科を受診しており
その多くは「抗うつ薬」を服用していたことが
遺族が行った調査でわかりました。

最近は製薬会社のテレビCMや
政府の「うつキャンペーン」のせいもあって
抗うつ薬に抵抗感のない人が増えていますが
医療関係者の間でも
安易な服用を懸念する声があがっています。
全国自死遺族連絡会が
2010年3月までに行った調査によると
自殺者1016人のうち精神科を受診・治療中だった人は
701人(69.0%)でした。
自殺者のうち飛び降り・飛び込みは197人
自宅のマンションから飛び降り自殺を図った場合は
全員が受診
していました。
自殺した20~50歳代女性も
100%が通院
していました。
「1日20~40錠の服用はざらにある」
自殺者の多くは抗うつ剤を服用していたことも
わかりました。
まずは精神科
まずは薬という
信仰を捨てないと
掬われないと
なんとなんとはっきり
書かれています。

うそみたいですが
本当です!
少しまともに
なってきましたニコニコ

静岡DV被害を相談しながら死亡した女性に学ぶ現場の問題

静岡県御殿場市で
久松紘子さん(26)が
遺体で見つかった事件で
久松さんが行方不明になる前に
児童相談所に
「夫からDV(配偶者等暴力)を受けている」
などと相談していたことが
分かった。
 
県警御殿場署捜査本部は
遺体が発見された
空き家の家主でもあった元夫(43)
=詐欺罪で起訴=が
事件に関与しているとみて
事情を聴いている。
 
町役場によると
久松さんは2月3日
同県の東部児童相談所に
「夫(当時)からDVを受けている。
逃げたい」
「子供だけでも保護してほしい」
などと相談。
同相談所は
久松さんが当時住んでいた
清水町役場に話をするよう勧めたが
久松さんは町役場には来なかったという

推測の域を出ませんが、
被害女性がよく誤解されることについて
書こうと思います。
「相談を断ったんでしょう」とか
「DVシェルターあるでしょう」
という非難めいた言葉です。
本人が聞いたら
二次被害になるような
誤解です。

DVシェルターの運営方針というものが
ガチン!と決まっていて
町役場の対応などは
そこから逆算されマニュアル化された
対応になっています。
町役場に行けば
DVシェルターがどんなところか
勘のいい被害女性は
なんとなく気づいている
ようです。
気づいた上で仕方なく
流される場合も
多いと思いますが
そんな人達が
そう教えてくれました。
「ふりかえってみれば
はじめから…
そうだったよねぇ」と。
私はいつも
代わりに謝ります。
情報社会ですから
最近はどんなところか
知って行かない選択をする人も
多いようですよ。

そこを行政はつかんでいないと
思います。
つかんでくれたら
芋ヅル式に
心理療法もよくなるのになぁ
と思います。
虐待で逮捕された母親が
相談を途中で中断していた事件も
おそらくは
同じことでしょう。

愛知の家族5人殺傷事件の殺人容疑は処分保留

愛知県豊川市伊奈町
会社員岩瀬一美さん(58)方で
家族5人が刺され
2人が死亡
岩瀬さん方が半焼した事件で
殺人と殺人未遂容疑で送検された
長男の高之容疑者(30)を
名古屋地検は
7日付で処分保留としました。
 
責任能力の有無などを
調べるため
鑑定留置を検討

しています。
一方
県警は
高之容疑者を
現住建造物等放火の疑いで
再逮捕しました。
健常者の起こした
一般の事件として
扱うには
大分無理があったのですね。
あとはPTSDや解離に
どれだけ近づけるか
さらには
この事件から
どれだけ国民が学べるかでしょう。
何をか?
もちろんPTSDです。

最澄の理想像かぐや姫と心理療法

比叡山を開かれた
伝教大師・最澄
(でんぎょうだいし・さいちょう
767-822)の
著書『天台法華宗年分学生式
(てんだいほっけしゅうねんぶんがくしょうしき
=山家学生式)』は
日本天台宗を開かれるに当たり
人々を幸せへと導くために
「一隅を照らす国宝的人材」を
養成したいと
熱意をこめて
著述されたものです。

「国宝とは何物ぞ
宝とは道心(どうしん)なり」
竹の一隅を照らしていた
かぐや姫は

翁に発見され
自己実現
(個性化の過程)を
バクシンし
竹林で発見されたときより
さらに偉大な光明に
迎えられ
大変容
しました。
これが国宝
なのです。
摂食障害という
PTSD症状の何たるかを
理解しようともせず
うそつき扱いして
自己実現の過程を邪魔することで
国宝を台無しにするような
心理療法家は
国賊です。

チベット仏教の光明思想とかぐや姫

チベット仏教では
死は悲しみではなく
終わりでもない。
死は変容であり
形がかわるだけ。

死の瞬間から
にじみ出てくる
光明に包まれ
空と一体になると
魂の救済が進む。

これって
かぐや姫のラスト
そのものだし
かぐや姫の名前からして
輝く光明の【象徴】
煩悩の種を残していたので
この世で修行し
自分が誰であったのかを
思い出し
仏性としての
光明を取り戻したのでしょう。
これが
日本人の自己実現モデルでなくて
何でしょう。
かぐや姫をわがまま扱いして
凡夫に合わせさせる
心理療法は
どこから考えても変です。

中島みゆき『ファイト』はトラウマ満載かつポニョ的

さまざまな種類の
暴力の被害者

それを
見聞しながら
何もできなかった
良心の呵責や自己嫌悪

自己実現しようとする気持ちに
かかる脅しの恐怖

さまざまなトラウマの形が
表現されています。

いろんな人のトラウマ話を
これだけ
集められましたね。

そしてこれらの
闘う人と

闘わない人の対比も
見事です。

あきらめてしまえば
楽だけど
あきらめない
魚の身体が傷ついて
ウロコがはがれそうになりながら
昇っていく

トラウマが
痛々しく
表現されています。

海の底の魚
一即多

$PTSD研究家翠雨の日記

ポニョになろうとしている
みたいにも
感じました。
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介護現場からPTSDが認められる可能性を感じた

今日の講義では

『星の王子さま』と
『ラスト・サムライ』を使いながら
PTSD型のアルコール依存症を
説明しました。

トラウマから
依存症が起こることもあること

それは
アルコール依存である場合もあるし
ワーカホリックである場合もあるし
覚せい剤依存になる場合もある

程度の話は
充分理解してもらえましたよニコニコ

予想外の収穫は

トム・クルーズは
若いけれど…

そう言い始めると
ひざをうつ学生が出てきたことです。

おじいさんのトムクルーズが
たくさんいるのですと言う頃には

少なくとも五分の一くらいの人が
歓びとも落胆ともいえない
反応をしました。

ああそうだったのか…と
いう感じですね。

いじめられてPTSDになるというのは
知っていたけれど、

加害者が良心の呵責を起こすこと
それがトラウマになること

戦争は半ばさせられ体験であることを
少し付加すれば
(知識の回路をつないだだけです)

数年前
なんとなく見た映画が
自分の身近な話として
意味をもって
再認識されたようです。

映像って凄いです。
そして誰も絵空事だとは
言いません。

講義後
「知り合いの子どもが吃音だけど…」
との質問も受けました。

DV家族らしいです。

お父さんが治らないとダメですよねとの
不安には
そんなことはないと
打ち消しておきました。

突如変貌する両親に
ショックを受ける介護者の気持ちや
なかなかうまく介護できない罪悪感を
心配する人もいました。
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『星の王子さま』12はPTSD型アルコール依存症

星の王子さまは
いろんな変な大人に
会います。

12は酒びたりのおじさん

何でお酒を飲むのか
聞くと

忘れようとしているのだと
結構素直に言います。

共感性の高い王子さまが
哀れな気持ちになり
何を忘れようとしているのか
と聞くと

恥ずかしい気持ちを
忘れようと思ってな…
と首をうなだれます。

でも
なんで飲まなきゃ
ならないくらい
恥ずかしいのかとの
問いには

「飲んだくれてるのが
恥ずかしいんだよ!」
と言ったきり
黙り込んでしまいました。

PTSD型のアルコール依存症が
あることを
教えてくれています。

話を聞いてもらうことは
大事だけど
そう簡単でないことも
示しています。

自分のなかのトラウマとの
付き合いかたも
同じことでしょうね。

でもおとなの皆さんは
王子さまより
うまくできるはずです。

13は
仕事依存症です。

さすが

フランスから
アフリカへ
プロペラ機で
夜間飛行し
行方不明になった
作者です。

人間の恐怖や不安、孤独が
深く理解できたのでしょう。
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哲学のない心理療法は致命的である。

不安だったり
焦ってたり
イライラしたり
して
眠れなくなることが
あります。

自分の心くらい
自分で守れ。
ばか者よ

と言った
女性の詩人がいましたが

その通りです。

自分で聴いてあげなくて
誰が聞いてくれますか。

自己実現
(個性化)が
始まってるとき

不安になったり
焦ったり
イライラしたり
するのです。

瞑眩反応と言います。

生まれつき
心が弱すぎたり
知性が低いから
そうなるのではないのです。

善くなるとき
一時的に
悪化したように
なるのです。

都合がよいか
都合が悪いか
という二元論ではなく

人間のこころは
二元論を超えた
三段跳びで
成長するように
できています。

陰陽五行の
【一太極二陰陽】で
元気をリセットするのです。

今の心理療法には
この哲学がないから
ダメなのです。
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PTSDに処方されるべきは薬ではなく哲学習慣である。

ユングは言いました。

心理療法の最高の目的は
患者をありえない幸福状態に
移そうとすること
ではなく

彼に
苦しみに耐えられる強さと
哲学的忍耐力を
可能にさせる
ことである。

眠れないからと
薬を飲むのではなく

なぜ眠れないのか
何にいらだっているのか
考えてたら

必ず
存在論や
価値観の問題に
行き着きます。

哲学は
哲学者の専売特許では
ありません。

子どもだって
哲学するのです。

心理療法では
患者の協力が治療の成否を決める
死活問題。
通り一遍の治療は
もうすでに充分受けているのだから

長期にわたる
無意識の共同作業をする。

分析家は意味を知っていると
思っているものだから

この点をよく説明する必要がある。

上から目線の
素人判断を押し付けられて
ありがたがっている場合ではないですよニコニコ
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