月別アーカイブ: 2010年5月

『アリス・イン・ワンダーランド』歴代6位で世界興行収入10億ドルを突破!だけど…

ティム・バートン監督の
ファンタジー・アドベンチャー大作が

早くも全世界興行収入10億ドルを
達成したそうです。

世界興行収入で
10億ドルを突破したのは
映画史上、本作で6本目
とのことですが…。

PTSD研究家翠雨の日記
   
原作
『不思議の国のアリス』は

イギリスの数学者にして
作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが

ルイス・キャロルの筆名で
1865年に出版した児童文学で

白うさぎの縦穴を通り抜けて
人間の言葉を喋る動物や人間のような
トランプの札が住むファンタジーの世界へ
落ち込んだアリスという名前の
少女の物語です。

『不思議の国のアリス』の本文には

作者と友人たちに関わる逸話
イギリスの学童が暗記させられる授業を
風刺した引喩が数多く含まれていて

本書の原題の直訳は
『不思議の国でのアリスの冒険』なんだそうです。

ホントは
世の中に対する
風刺の利いた冒険物語なのですが

ハードになるから

かわいらしくしてしまったのかな?
(毒=おいしいところ 抜きですね)

でも私のブログ友達はみんな
冒険家です。
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箱庭療法の実際

箱庭療法は
海外からの輸入物のようですが
本当は
これらのような
日本独特のものが
昔からあり
PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記
それなりに
精神衛生に
役立っていたようです。
結構瞑想的でしょう。
 ―今の箱庭療法に欠けているものです。
現実には
広い世界に生きていますが
ミニチュアの世界を前に
天から(神さまの視点)
人事のように(すごい客観性なんです)
あーでもない
こーでもないと
アレンジしながら
考えるのが好きなんでしょうね。
 ―これは哲学です。
 この視点も消えかかってます。
こういうのも
現代的で
悪くないと思いますよダウン
PTSD研究家翠雨の日記
実際のところは…
肩肘張らないかたちで
案外やってるものです。

深層心理学からみたグリコ【ドロリッチ】のCM

PTSD研究家翠雨の日記
クラッシュゼリーと
クリームの
吸イーツ…

ドロリッチのCMです。
日本人は駄洒落好きですね。
無意識も駄洒落みたいに
混ざり合っていたりしてますから
 ―阿頼耶識は異熟するなり…
   仏教の深層心理学『唯識』より
自分の夢の内容に
ときどき
笑ってしまうことが
ありますえっ
ドロリとしているというのも
あると思いますが
土気
陰陽を司る
重要な気で
2種のものが
交じり合って
ドロッとするというのは
【一太極二陰陽】を
感じます。
初代CMは
「怖い」とか
「子どもが泣き出すから
やめて!」と
言われたりしました。
土は確かに
怖い存在です。
ユング心理学で言うと
【グレートマザー(太母)】かな。
大地は
農作物を育みますが
呑みこむ怖さもありますね。
地下の世界はわくわくしますが
怖いといえば怖いです。
母親なるものの
包み込む性質も
ありがたいといえば
ありがたく
恐ろしいといえば
恐ろしいですね。
吉凶混合です。
そして吉凶混合の
緊張感のなかにこそ
新しいものが
生まれるのです。

行列ができる限定スイーツの流行とPTSD

街のあちこちで
こんな風に
PTSD研究家翠雨の日記
あるいは
こんな感じで
PTSD研究家翠雨の日記
行列ばやり
らしいです。
少し前は
「人と同じは嫌」
「私って集団行動が
苦手なヒトなのぉ」←ちょっと気取るのがセット
そういう人が多かったように
思うのですが
気がつけば
行列の流行です。
お菓子が多いですね。
【限定品】で今しか買えないというのが
お約束で
「○時から販売しますドキドキ」となると
○時には完売叫び
になることも
多いようです。
うーん…
これって
軽く集団ヒステリーですか?
 ―催眠商法で布団や宝石を買わせるのは
 相手が本物のヒステリーでなければ
 なりませんが
 お菓子くらいなら、ハードルは低いですね。
日本人の集合的無意識
(過去の記憶・常識)には
PTSD研究家翠雨の日記
確かに行列意識が根付いているかもしれませんが…
PTSD研究家翠雨の日記
そこを狙った商魂ですか?
それとも偶然あたったのでしょうか…

乳児を骨折させるフツーの女性?!


うつ病や発達障害との
診断ばかりして
PTSDへの
関心や
治療法が
なおざりにされているから
フツーの日常で
フツーの人が
フツーに
犯行おかします。
 ―本当は違います!ダウン
もう少しフツーを
見直して欲しいものです。
フツーじゃないでしょう。
【解離】があるでしょう。
「とても一人の人が置いたと思えない」
「象徴が使えてない」からという
 理由で
【発達障害】あつかいし
療育手帳を勧めたクライエントさんの
箱庭作品を見直してください。
発達障害が爆発的に増えているのは
学会内です。
臨床心理士に
発達障害が
蔓延していますよ。
教祖さまがお隠れになった
ショックからの
PTSDですか叫び

「赤ちゃん抱かせて」両足骨折させ逮捕された女性のPTSD

子ども洋品店で
26才の母親に
「赤ちゃんを抱かせて」と
話しかけ

抱いた乳児(3ヶ月)の
両足の骨が折れる大けがを
させたとして

栃木県警は
無職28歳の女性を
傷害の疑いで逮捕しました。

「だっこはしたけど
けがはさせていない」と
容疑を否認しています。

普通は
かわいいなぁと
見惚れる
赤ん坊ですが

何らかのトラウマがあり
その自覚がない人の場合

現実と非現実
過去と現実
自分と赤ん坊の
境界が融解し

意識が解離し

無意識のうちに

何かしてしまうのだろうと
思います。

それが
可愛がるとかならば
よいのですが

こころよい幻聴を
あまりきかないように
相手のためによい行為ではなく

たいていが傷害になります。

無意識のマリオネット
させられ体験は

統合失調症の第一級症状
のようにさえ見えますが

心因反応です。

こんな事件増えてます。
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箱庭療法と陰陽五行

PTSD研究家翠雨の日記

公開中の
朱雀の原画

砂箱は
ちょうどこんな大きさ

無心に砂と戯れ
制作された作品には

陰陽五行の法則が
くっきり浮かび上がる。

それは西洋の
空間象徴とは
異質のものである。

天皇のお住まいは
南向きに
 ―天皇は象徴だから
 庶民の人格も北に

新しいものは東に求め
還ってゆくのは西に
変化の方向は鬼門に
 ―吉凶混合の緊張感

気が遠くなるほどの
長い間
日本人の常識として

繰り返されてきた
法則の上に

ホンの少し
新しく自分らしい何かが
うまく乗せられたとき

子どもたちは
ちょっと
にっこりするニコニコ
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十牛図第二図と『わらしべ長者』の直観

二図は【見跡】

PTSD研究家翠雨の日記

足跡が見つかりました。
足跡じゃ

牛のものかどうか
わかりませんし

牛であったとして
自分の牛である確証は
ないです。

PTSD克服の過程でも

自分のつかんだ直感が
正しいのかどうか

小耳に挟んだ情報を
信じていいのかどうか…

不安はつきません。

でも…

PTSD研究家翠雨の日記 ←よぶのんさん勝手に使用してます!

第一図で絶望して
牛をさがしている
(真の自己を探している
 自己実現しようとしている)
人の直観

正しいことが
多いように思います。

つかんだものを祈るような
気持ちで
まっすぐに温めてゆくことが
大事だと思います。

わらみたいなもので
なーんだぁ
こんなもの…って
思うようなものが
多いのかも知れませんね。
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禅風箱庭療法のマンダラ

古代ギリシアの哲人
ソクラテスは
「汝自身を知れ」

デカルトは
「我考う。ゆえに我あり」

哲学なんて…と
普通は敬遠されますが

PTSDになると
生きていくために
真の自己を求めて
哲学せざるをえなく
なります。

でも
箱庭療法は
ちょっと禅風で

不立文字
 ―文字にはしにくいところを
  表現で

教外別伝
 ―大学や学会で教えているような
 心理学でない古来からのかたちが
 
以心伝心
 ―こころある人達のあいだで
  心から心へ
  ラポールという
  橋をかけながら
  伝わります。

直指人心
 ―そのままつかんで
  (自覚して)

見性成仏
 ―自己実現
 (個性化)します。

無意識の表現により
砂箱のなかに
立ち現れてくるのを
【見性】
と言います。

真の自己になるのが
【自己実現】であり
【個性化の過程】が
始まりますが

PTSD研究家翠雨の日記

そのサインが
【マンダラ】です。

マンダラお絵かきの色塗りも
悪くはないですが
その人の心の内から
表現せざるをえなくて
にじみ出てくる
マンダラが本物で
生きた象徴となります。
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『おむすびころりん』と陰陽五行説

きこりのおじいさんが
昼食で切り株に腰掛け
おばあさんの握った
おむすびの包みを開いたら…
おむすびが一つ滑り落ちて
山の斜面を転がり落ちていって
おじいさんが追いかけると、
おむすびが木の根元に空いた穴に
落ちてしまって
おじいさんが穴を覗き込むと、
何やら声が聞こえてくる。
他にも何か落としてみようか
辺りを見渡しているうちに
誤って穴に落ちてしまいますが
穴の中にはたくさんの白いネズミがいて
おむすびのお礼にと
きい葛篭とさい葛篭を差し出し
おじいさんに選ばせます。
おじいさんが小さい葛篭を選んで
家に持ち帰り開けてみると
たくさんの財宝が出てきました。
これを聞きつけた
隣りのおじいさんは
同じようにおむすびを蹴って
穴に無理矢理入れ
さらには自分から穴に入っていき
土産をよこせと怒鳴りつけます。
差し出された大きい葛篭と小さい葛篭には
ネコの鳴き真似をしてネズミを脅し、
両方の葛篭を持って帰ろうとします。
ところがネズミが
おじいさんに噛み付いたので、
おじいさんは降参しました。
そういうお話でしたね。
人間の自己実現が
①合理的には行かないこと
②人まねではダメなこと
③目先の自己チューでは
 ―意識や自我中心の現実主義
  自己実現の自己は真の自己
 結局恥をかくだけであること
そして
④失敗したときが
チャンスで
そのとき人格を試されるのだということ
最後に
それらの思想哲学が
⑤【一太極二陰陽】の法則に
乗せられていることを
感じました。
大の中に小が
小の中に大が
あり
 PTSD研究家翠雨の日記
大小(損得・分別)を超えた
大穴(太極)に立ち返って
ものごとを見直すのが
日本人のリセットの原理です。
ネズミは十二支の始まり
これを追い出しては
何も始まらないですね。
 ―投薬治療と同じです。