月別アーカイブ: 2010年5月

『アリス・イン・ワンダーランド』歴代6位で世界興行収入10億ドルを突破!だけど…

ティム・バートン監督の
ファンタジー・アドベンチャー大作が
早くも全世界興行収入10億ドルを
達成したそうです。
世界興行収入で
10億ドルを突破したのは
映画史上、本作で6本目
とのことですが…。
PTSD研究家翠雨の日記
   
原作
『不思議の国のアリス』は
イギリスの数学者にして
作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが
ルイス・キャロルの筆名で
1865年に出版した児童文学で
白うさぎの縦穴を通り抜けて
人間の言葉を喋る動物や人間のような
トランプの札が住むファンタジーの世界へ
落ち込んだアリスという名前の
少女の物語です。
『不思議の国のアリス』の本文には
作者と友人たちに関わる逸話
イギリスの学童が暗記させられる授業を
風刺した引喩が数多く含まれていて
本書の原題の直訳は
『不思議の国でのアリスの冒険』なんだそうです。
ホントは
世の中に対する
風刺の利いた冒険物語なのですが
ハードになるから
かわいらしくしてしまったのかな?
(毒=おいしいところ 抜きですね)
でも私のブログ友達はみんな
冒険家です。

「赤ちゃん抱かせて」両足骨折させ逮捕された女性のPTSD

子ども洋品店で
26才の母親に
「赤ちゃんを抱かせて」と
話しかけ
抱いた乳児(3ヶ月)の
両足の骨が折れる大けがを
させたとして
栃木県警は
無職28歳の女性を
傷害の疑いで逮捕しました。
「だっこはしたけど
けがはさせていない」と
容疑を否認しています。
普通は
かわいいなぁと
見惚れる
赤ん坊ですが
何らかのトラウマがあり
その自覚がない人の場合
現実と非現実
過去と現実
自分と赤ん坊の
境界が融解し
意識が解離し

無意識のうちに
何かしてしまうのだろうと
思います。
それが
可愛がるとかならば
よいのですが
こころよい幻聴を
あまりきかないように
相手のためによい行為ではなく
たいていが傷害になります。
無意識のマリオネット
させられ体験は
統合失調症の第一級症状
のようにさえ見えますが
心因反応です。
こんな事件増えてます。

箱庭療法と陰陽五行

PTSD研究家翠雨の日記
公開中の
朱雀の原画
砂箱は
ちょうどこんな大きさ
無心に砂と戯れ
制作された作品には
陰陽五行の法則が
くっきり浮かび上がる。
それは西洋の
空間象徴とは
異質のものである。

天皇のお住まいは
南向きに
 ―天皇は象徴だから
 庶民の人格も北に
新しいものは東に求め
還ってゆくのは西に
変化の方向は鬼門に
 ―吉凶混合の緊張感
気が遠くなるほどの
長い間
日本人の常識として
繰り返されてきた
法則の上に
ホンの少し
新しく自分らしい何かが
うまく乗せられたとき
子どもたちは
ちょっと
にっこりするニコニコ

十牛図第二図と『わらしべ長者』の直観

二図は【見跡】
PTSD研究家翠雨の日記
足跡が見つかりました。
足跡じゃ
牛のものかどうか
わかりませんし
牛であったとして
自分の牛である確証は
ないです。
PTSD克服の過程でも
自分のつかんだ直感が
正しいのかどうか
小耳に挟んだ情報を
信じていいのかどうか…
不安はつきません。
でも…
PTSD研究家翠雨の日記 ←よぶのんさん勝手に使用してます!
第一図で絶望して
牛をさがしている
(真の自己を探している
 自己実現しようとしている)
人の直観
正しいことが
多いように思います。
つかんだものを祈るような
気持ちで
まっすぐに温めてゆくことが
大事だと思います。
わらみたいなもので
なーんだぁ
こんなもの…って
思うようなものが
多いのかも知れませんね。

禅風箱庭療法のマンダラ

古代ギリシアの哲人
ソクラテスは
「汝自身を知れ」
デカルトは
「我考う。ゆえに我あり」
哲学なんて…と
普通は敬遠されますが
PTSDになると
生きていくために
真の自己を求めて
哲学せざるをえなく
なります。
でも
箱庭療法は
ちょっと禅風で
不立文字
 ―文字にはしにくいところを
  表現で
教外別伝
 ―大学や学会で教えているような
 心理学でない古来からのかたちが
 
以心伝心
 ―こころある人達のあいだで
  心から心へ
  ラポールという
  橋をかけながら
  伝わります。
直指人心
 ―そのままつかんで
  (自覚して)
見性成仏
 ―自己実現
 (個性化)します。
無意識の表現により
砂箱のなかに
立ち現れてくるのを
【見性】
と言います。
真の自己になるのが
【自己実現】であり
【個性化の過程】が
始まりますが
PTSD研究家翠雨の日記
そのサインが
【マンダラ】です。
マンダラお絵かきの色塗りも
悪くはないですが
その人の心の内から
表現せざるをえなくて
にじみ出てくる
マンダラが本物で
生きた象徴となります。

させられ体験か解離症状か=統合失調症かPTSDか

あんまりじっくり考えずに
いろいろしゃべるものですから

学生さんから
よく質されます。

先週は…

私「統合失調症にさせられ体験って
ありますが
PTSDにも解離がありますし
ヒステリーのキーワードは【失】
失立・失歩・失声・失明…失神
なので…」

すかさず
手をあげた学生さん
「させられ体験って
専門用語なんですか?!」

堅苦しい言葉で言えば
【作為体験】ですが
させられ体験も専門書に出てきます。

シュナイダーという人は
これがあれば統合失調症と言ってもよいくらいの
第一級症状であると言ってます。

厳密に言えば
させられているという意識ですから

解離を起こした場合の
全く(させられた感覚を)記憶がない場合から
状況から考えて
どうも自分がしたらしい

(我に返って)大変なことをした

レヴェルはいろいろでしょうが
させられているという自覚はないように
思います。

なので同じではない。

しかし逆に言わせてもらえば

最近の事件の容疑者について言えば
させられ体験ではなく
解離体験が多いのではないでしょうか。

要するに
統合失調症からくる犯罪ではなく
PTSDからくる犯罪が
多いのではないでしょうか。

裁判で重視して欲しい
視点です。
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こころのふるえを大事にする人であってください(十牛図)

中学校の卒業記念に
国語の先生が書いてくださった言葉を
想い出しました。

当時は意味が分からなかったのですが
妙にこころに響いて
いつまでも覚えています。

どこか強がってたから
ひっかかったのかも
知れません。

でも
自分のことだとは考えないので
(否認ですがね。必要な時期も
あるのでしょうか)
反発することもなく
いい形で記憶に残りました。

禅の悟りの過程
なんて言うと
大げさな感じがするかと
思いますが

悟りにも
大きな悟りと
小さな悟りがあります。

小さな悟りは
自覚と言ってもいいし
気づきと言った方がいいのかも
しれません。

ちなみに
悟りは覚りとも
表記されます。

大小の違いはあっても
聖者と凡人で
自己実現(個性化の過程)のシステムは
同一なんです。

PTSD研究家翠雨の日記

悟りの過程を表した
第一図ですが、

なんか不安そうですね。
ピクニック気分ではありません。

でもこの不安が
自己実現への
覚りへのパスポートなんですよ。

これがあるから
がんばれるんです。
これがエネルギーに転換するんです。

転換ヒステリー
(PTSD)じゃないですが

不安なんて
普通はネガティブでありがたくないものが
貴重なんです。

だからこれを
薬で黙らせるなんて
実はありえない発想なんです。
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バラバラ殺人死体遺棄事件への関心の高さ

2日前の
新潟村上葡萄での
バラバラ死体遺棄事件に関する関心は
高いようですね。

実に
猟奇的な事件です。

そしてその後の情報がありません。

そう言えば
島根の事件も同様です。
もう大分時間が経過してますね。

周辺の方々の不安も
高いと思います。

団結して
不安を分かち合い
できるだけ一緒に行動することで
少しでも不安を軽減してほしいです。
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箱庭療法の道具は専門店で?

私学の学校では
いわゆる
心理療法室や
カウンセリング
なんてものでは
ないかたちで

なんとかこころの支援を
しようとするところも
出てきているようです。

予算をもらってるんだけど
このくらいの広さなんだけど

壁の色はどんなのが
いいですか?

畳で靴脱いだ方が
いいと思うんですけど
どうですか?

鏡ってあったほうがいいですか?
いけませんか?

いやぁ
すごく相手の身になって
考えておられます。

うーんと
一緒に考えてたんですが

結局
世の中にPTSDの人が多いとしたら

その人も私も医者じゃないから
遺伝性の重い病の人には
全くの非力なんですよね。

そういうことに気づいて
ここはやはり
【表現】の方向で
【直視】の方向でいけば
いいんじゃないかと
いうことに
とりあえず落ち着きました。

さらに

箱庭の道具って高いんでしょう?と
質問され

いえいえ
商品化された科学的な物質である砂より
本物を天日干ししたものの方がいいし、

わざわざ旅先で拾ってきたもの
海のもの
そのほうが値打ちがあると
お教えしました。

専門家も結構凝る人多いです。

ミニチュアも
最近はいろいろありますよね。

私はおまけつきのお菓子
相当買いましたよ。
 ―過去形はちょっとウソかも…

あんまりほめられたことでも
ないですが…

他にも
いろいろ拾ったり
もらったり
楽しいですよニコニコ

昔から日本にあった箱庭も
そんなものだったわけだし。

その話はまたいつか!
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箱庭に置かれるお墓や死の世界

心理療法の本質は
【死と再生】
「死にたい」と思うのは
魂が再生したいと叫んでいるから
だと思います。
 ―だから早まってはいけないんですね。
 (本当に死んでしまいたいわけでは
 ないのではないのですから) 

なので
箱庭療法のお店の
メ★コ★なんかでは   ←有名メーカー
            (高いからあまり買わない)

お墓は必ず置いてありますし
箱庭セットには必ずあります。

こんな感じで
PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記

こんな風に使われます。
別にふざけてるのではなく
真面目に置かれます。
(置かれる必要があったのです)
PTSD研究家翠雨の日記

  ―クライエントさんの作品はアップできないので
   イメージ写真の取り込みですが…
PTSD研究家翠雨の日記
お墓ではなく、砂漠の
さびしーい表現になる場合もあるでしょう。

砂に触れない場合でも
変化への願望に満ちた作品ってありますね。

「そんなの置いちゃダメ」
「もっと明るいものにしなさい」
「お花はどう?」
こういうことを言うのは
逆にありえないんです。

お墓置いたら(危険な指標だから)
薬漬けなんていう発想は
もはや悪魔の仕業ですよ。
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