月別アーカイブ: 2010年5月

虐待により千葉市で改善命令を受けた特養老人ホームとPTSD

特別養護老人ホーム
「あかいの郷(さと)」で
入所者への虐待行為があったとして

施設を運営する社会福祉法人
「徳和会」(小川藤子理事長)に
社会福祉法に基づき業務改善命令
出ました。

施設関係者からの通報に基づき
職員らから聞き取り調査を実施した結果です。

4人が
少なくとも9人の入所者に対し
おしぼりを口の中に押し込んだり
シャワーのお湯を顔に執拗にかけたり
具合の悪いお年寄りを
車いすに強く押しつけたり

入所者を呼び捨てにして
威圧的な態度をとるなど
不適切な行為が続いていたそうです。

身体が不自由な老後の
ついの棲み家で
このような待遇を受けるのは
この世の地獄ですし

こんなことができるのは
悪魔です。

悲しいかな…

被害者も加害者も
PTSDの可能性が高いです。
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無差別殺傷加藤被告の法廷での涙とPTSDの悲劇

本日の
第10回公判では

夫がナイフで刺されるのを
目の当たりにした女性が
「命をもって(罪を)償ってほしい。
絶対に許されない。
亡くなった方々のために
一つだけでも
良いことをしてほしい」と
語気を強めると

加藤被告は
表情は変えずに涙ぐみ

(これまで入退廷時には
遺族や被害者が座る傍聴席に向かって
一礼をしていましたが)

この女性の証言の後に
休廷し退廷する際には
動揺していたのか
頭を下げなかったそうです。

何らかの心境の変化が
見受けられたのですね。

治療的には
よい傾向です。

DVシェルターでも
泣くことは1つの重要テーマです。
スサノヲも大泣きしてから
誰にも倒せない大蛇を
倒す知恵を得ましたから…

永山則夫の
『無知の涙』を
思います。

$PTSD研究家翠雨の日記

この場合の無知とは
いわゆるおろか
(【発達障害】)という意味ではなく

『ああ無情』の
ジャン・バルジャンに近い
どうしようもない
人間の悲劇に関する知恵への
無知です。

PTSDの悲劇です。
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落語と禅と陰陽五行ときどきPTSD

落語では

一人の落語家が

手を見たり
手を見たり

人のように話したり
者のように話したり
します。

枝雀さんは
「なんや
違いみたいな商売
です」って
言います。

気違いっていうのは
差別用語になってしまいましたが

本来は
大事な言葉です。

気が違うってことですから

陰陽五行の
5つのですね。

元気の気です。

PTSDによって
おおもとを狂わされてしまうんです。

でも

陰陽の出てくるおおもと
太極に戻って
リセットしなおせば

世界(八卦)が
がらっと変わります。

【一太極二陰陽】の
リセットの法則は

古事記のスサノヲの時代からの
日本の常識です。

枝雀さんは
【緊張と緩和】

大事にされました。
(緊張と緩和も陰陽ですね)

陰陽は「よい・悪い」です。
分別では答えは出ませんが
苦し紛れに分別を失くすのではなく
第三の答えを探すように
落語は勧め

分別の象徴
言葉を捨て

太極にオチを求めます。

【不立文字】というのは

言葉では表せない
だから考えるな!なんていう
単純なものではなく

そこをなんとか
【直指人心】
【以心伝心】
させようとします。

禅問答を親しみやすくした
心理学です。
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古典落語『くしゃみ講釈』にみるトラウマによる怒りと記憶障害

講釈師に
恋路を邪魔された
悔しさ残念さ恥ずかしさの
コンプレックスから
怒り心頭の男

すぐに仕返しをと
考えますが

分別のある男に
それでは
営業妨害で逮捕されるよと
諭され

講釈場で
こしょうをくすべ
くしゃみで
話すことができないように
させることにします。

そのために

①八百屋で
②2銭分の
③胡椒  を

買いに行くのですが…

胡椒を手に入れるための
たったこの3つが
覚えられない
のです。
(普通は半ば無意識的に
頭に入ると思いますが)

昔から
物覚えは悪かったようですが

ちいさな領域しかない
意識の場が
怒りに覆われてしまって
いるからでしょう。

トラウマの否認から
怒りの段階に進歩しても

まだまだ
記憶の障害や
現実検討能力
適応性への
トラウマの介入は
相当なものです。
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宮崎家畜防疫作業こころのケアに想う国家的戦争PTSDとうつ病

獣医師が20人
県職員が150人
自衛隊員が180人

長期にわたる
大変な作業に

「眠れない」
「息苦しくなる」などの
相談が相次ぎ

保健所など10箇所で
相談を受けています。

心のケアに関する
パンフレットも
配布されています。

ペアで作業し
相棒に疲れが見えたら
休ませる」

「同僚に体験を話し
感情を吐き出す

「大丈夫か」と聞かれて
腹が立ったり
イライラするようになったら

休んだ方がいいそうです。

生き物を
こちらの都合で殺す作業ですから
誰でもこころが痛みます。

かの戦時中には
やはり
自衛隊だと洗脳された軍人さんと
軍医の組み合わせが
海外派遣されました。

弱音は犯罪の時代でした。

日本人の集合的無意識には
ツライと感情を吐き出したら
弱虫だと
生きていく値打ちがないと
みなされ
抹殺される恐怖が
刷り込まれているのでは
ないかなと思いました。

フロイトの精神分析の誕生となった
事例は
怒りを抑圧したので
コップから水が飲めなくなった女性の

ケースでしたが

現代日本は
歴史を抑圧しているので
うつ病が治りません。

(抑圧という心因がありますから
PTSDです)
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旧日本軍毒ガス裁判判決は一陽来復と考えましょう!

厚顔無恥もはなはだしい…。
なんという判決理由か。

日本人として
恥ずかしい…。

目に見えない
こんなシステムがあるから
うつ病誤診が知られていながら
みんなが妙にあきらめちゃってる
わけだ…。

でも
負けちゃいけません。
正しい主張はし続けましょう。

ニュースになるということは
ホンの少しですが
(微々たるものですが)
動いているということです。

もはや暗黒の時代ではありません。

東洋でも西洋でも
クリスマスのころ
まだ寒くどんよりした季節に
太陽を祝福するお祭り
をします。

太陽に
「がんばれ!がんばれ!
がんばってくれー!!」って
みんなで暗示かけてるんでしょうね。

翻って
それはくじけそうな
自分を励ますことに
直結しています。
 ―阪神ファンってこんな感じ?

冬至を境に
日脚は畳の目ほど
日ごとにのびていきます。

長く続いた困窮の果てに
最初にさす一条の光を見出したとき
【一陽来復】と言いますが、
この言葉の出典は
易の卦【地雷復】デス

今よりだんだん
よくなります。

訴訟で
病院で家族内で地域で職場で学会で…
立場は違っても
みなさん!
がんばりましょうねドキドキ
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大阪市中央公会堂天井画にもみられる日本人のリセットのありかた

概観は
PTSD研究家翠雨の日記
まったく洋風ですが
特別室の天井は
PTSD研究家翠雨の日記
日本的です。
『古事記』の
イザナミ&イザナギが
国づくりの基礎
天のヌボコを授かる場面です。
イザナギ&イザナミなんて
ぺこちゃんぽこちゃんじゃあるまいし
PTSD研究家翠雨の日記
安直なネーミングですね。
いえいえ
陰陽の二元論
つまり
不二家
不二を
示しているのです。
西洋と東洋の
大きな違いです。
失意から立ち直る時
東洋人は西洋人のように
安直にはいかないのですが
立ち直ったときは
パワフルになりますドキドキ

『めだかの学校』とポニョの妹たちとPTSD

PTSD研究家翠雨の日記
音譜めだかの学校は
川の中
誰が生徒か先生か
誰が生徒か先生か
みんなでお遊戯しているよ
 
八卦    ←森羅万象が変化する
↑↑↑↑

↑↑  ↑↑
陰・ 陽   ←先生&生徒
       (医者・患者)関係を見直す
 ↑
 太極    お遊戯  むつかしいこと言わず
            踊ってみる!
            歌ってみる!
             →常識にとらわれず考えなおしてみる
                (瞑想法ドキドキです)
中国から伝わる
【一太極二陰陽】のリセットの法則です。
スサノヲを始めとして
PTSDを克服する
勇者の秘儀です。
めだかは
目高
お目が高い目方が使用します。
その他大勢は
ポニョの妹たちみたいに
『なんだかなぁ』と思いながらも
現実適応しようとします。
PTSD研究家翠雨の日記
そして
無意識のうちに
一生を終えてしまいますドクロ
恐ろしいことです叫び

朝日新聞『獅子頭』第七十話~七十三話 慌てない慌てない

腕を見込まれた
料理を通しての
日中友好ができるからと
家族とのツライ別離を乗り越えて
日本にやってきたのに
かび臭いアパートに住まわされ
職場では
怠け者に見られたらソンだから
掃除もしながら
忙しそうに振舞えなんて
アホなこと言われたり
祖国では
文化革命以後消えた
ちゃらちゃらけばけばした女性に
話しかけられたり…
『なーんだぁ?』という
日本での日常です。
しかし
変なプライドから
自意識過剰になって
ぶつかるようなことはせず
釈迦リキになって
適応するでもない
 ―やはり本場中国の
  【一太極二陰陽】のリセットの法則を
   個性化の過程では繰り返す
のでしょう。
二順の態度が
おそらく次の
展開を生むのではないかと
期待ドキドキしています。

L・ローハンにアルコール依存症監視ブレスレット着用を命じる米国と日本のPTSD意識

PTSD研究家翠雨の日記
2007年の飲酒運転の罪での
保護観察下で
アルコール依存症の治療コースを
受講するように命じられていたが
出席しなかった
として
当地の裁判所は
命令の期日に出廷しなかった
米女優・歌手の
リンジー・ローハンさん(23)に対して
飲酒をモニターするブレスレット
着用と当地での抜き打ちの
アルコール検査を受けることを
命じました。
説明のために裁判所に出向くよう
要請
されていたが
カンヌ国際映画祭参加のために
滞在していたフランスで
パスポートを盗まれたとして
出廷しなかったようです。
アメリカを賞賛するつもりは
さらさらないですが
見習うべきところは
PTSDに関する知識と受容と
研究しようとする姿勢と
対策への意欲です。
まだまだ発展途上とはいえ
日本の学会とは雲泥の差ですむっ