知り合った子たちが
降りようとするのを見て
ジョバンニは寂しくなり
「僕たちと一緒に乗って行こう。
僕たちどこまでだって行ける切符持ってるんだ」
と引き止めます。
しかし女の子は
「だけどあたしたちもうここで
降りなけぁいけないのよ。
ここ天上へ行くとこなんだから」と
云います。
ジョバンニは
「天上なんか行かなくたって
いいじゃないか。
ぼくたちここで
天上よりももっといいとこを ←殺仏殺祖
こさえなけぁいけないって
僕の先生が云ってたよ」
女の子
「だっておっ母さんも行ってらっしゃるし
それに神さまが仰っしゃるんだわ」
ジョバンニ「そんなのうその神さまだい」
子どもたちは
キリスト教的なハッピーエンドを ←適応論
目指しています。
人生の大事なことは
神さまが決めることで ←発達障害あつかいです。
祖先もそうしてきたように自分もするのです。
普遍的無意識の中で
完結した人生です。
家庭問題があり
こころに闇を抱える
ジョバンニは
仏教的なネバーエンディングストーリーを ←自己実現
目指します。
自己実現は個性化の過程とも
言います。
永遠に進化し続けるのです。
PTSD克服は
個性化の過程なのです。
賢治は暗いとただ断罪するような
臨床家はダメですよ! ←殆どですが…